早稲田塾で貴重な学びを得て、
探究テーマを発見できた
佐藤よつば(さとうよつば)さん
通塾情報
出身校 | 自由が丘校 |
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出身高校 | 法政大学第二高校 |
部活 | フェンシング |
夢・目標 | 子どもが幸せになるコミュニティ作り |
進学情報
受験方式 | 総合型選抜 |
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大学 | 国際基督教大学 |
学部 | 教養学部 |
――【入学の〈きっかけ〉】母がSNSで早稲田塾を見つけてくれた
高1で早稲田塾に入学しました。母がSNSで“総合型選抜に強い早稲田塾”を探してくれて、オンライン説明会に参加したのがきっかけです。この説明会で初めて、総合型選抜という入試方式を知りました。自由研究のように、やりたいことを追究して受験できる方法は魅力的だし、自分の成長にもつながると感じました。
高1という早い時期から塾に入ったのは正解でした。私は高2夏から高3春までアメリカ留学をしたのですが、すでに早稲田塾で目標を見つけて行くことができたからです。留学経験を提出書類にどう活かすべきかを考え、日々を大切に過ごせたのは大きなアドバンテージになったと思っています。
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】未来を支えていく若者世代の立場を理解
入学してまず受講したのが「スーパー地球環境プログラム」です。私はもともとファッションの古着が好きで、衣料廃棄問題について間接的とはいえファッション業界が深刻な環境汚染につながってしまっているのを残念に思っていました。だから、なぜそのような問題が起きるのかを知りたいと考え、受講を決めました。
もちろん、講義はファッション業界に直結するものではありませんが、この講義で人の幸福感が消費行動に影響を及ぼしているという事実を知りました。環境汚染を防ぐためには、ストレス消費などの行動は改善していかなければなりません。そして、未来に向けて改善していけるのは、私たち若者世代だということを感じました。未来発見プログラムを通して、未来を支える私たちの“立場”を理解できたような気がします。
――【私の〈ハイスクールライフ〉】留学先の経験から探究テーマを発見
私は、アメリカのノース・カロライナ州に留学しました。通っていた学校はクリスチャンスクールで、教会や託児所も運営しています。子ども好きな私は、最初は興味本位で託児所を手伝っていたのですが、幼い子でも相手を思いやる理解力があることに気づいて感銘を受けました。特に、私が留学先で辛い思いをして沈んでいたとき、積極的に話しかけてくれる子どもたちにとても励まされました。
託児所では子どもたちが主体で動き、高校生・中学生が率先して未就学児の面倒をみていました。この経験から、子どもが主体的に動けるコミュニティづくりを日本でも実現したいと思うように。「“子どもたちが共同で何かを生み出し、幸福感を得られるコミュニティ”とは何か」を探究していくきっかけになりました。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】幅広い興味を存分に探究できる環境がある
進学先に国際基督教大学(ICU)を選んだのは、いくつか理由があります。
まず、国際関係学と同時に教育学に力を入れていること。私は、良い社会を形成していく上では子どもに対する良質な教育が根本にあると考えています。留学先の託児所で感じた“子どもの優れた理解力”は、まさにその賜物。この点について、ICUでしっかり学んでいきたい。
また、文理にこだわらないリベラルアーツの取り組みにも惹かれました。私の将来の夢は子どもたち中心のコミュニティづくりですが、他にも映画製作やメディア系にも興味を持っています。ICUは専攻をひとつに絞らず幅広い勉強ができるので、私の興味を存分に探究する環境があると感じました。
――【私の〈受験ストーリー〉】その大学が自分の何を見ているのか、見極めが肝心
総合型選抜の提出書類には、好奇心の強い“私らしさ”も存分にさらけ出したほうが良いと、早稲田塾の講師からアドバイスを受けました。そこで、感銘を受けた映画についての考察を書いたところ、面接官の教授にお褒めの言葉をいただきました。
提出書類は、ただ単に文字を埋めるだけでなく、それを提出することで自分の何を見られているのかを見極めるのが大事なのではないでしょうか。私は、書類を作成する前に自分の思っていることや学んだことを一度、ランダムにノートに書きなぐり、各大学が求めていることをピックアップしてから書類に落とし込んでいくようにしていました。今考えると、このマインドが合格の勝因だったと思います。
――【早稲田塾で〈学んだこと〉】当事者意識を持ち、広い視野で物事を捉える
早稲田塾の講座で行われるメンタリングを通して、これから時間をかけて探究していくテーマを見つけることができました。同時に、他の塾生の考え方をたくさん吸収し、自分の探究を誰に活かすのか、社会にどう貢献できるのかまで深く考えることができたのは、大きな収穫だったと思います。
また、当事者意識を持つことの大切さも学びました。今までの私なら、たとえば紛争のニュースを見ても気に病むだけで終わっていましたが、その人たちの普段の生活や価値観にまで目を向けるようになり、感じ方も変わりました。
帰国後もキリスト教に関心を持ち続け、日本にある教会に通って信仰している方と交流を深めています。それらをすべて自分の糧にし、多くの子どもたちが幸せになるコミュニティを構築できたらと思っています。