バスケ部と猟師活動をしつつ、SFCに合格!
獣害0、獣資源廃棄0の社会を実現したい

第45期生

漆原裕士(うるしはら ゆうじ)くん

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 佼成学園高校
部活 バスケットボール部
夢・目標 獣害0、獣資源廃棄0の社会を創造すること

進学情報

受験方式 夏秋AO
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

――【入学の〈きっかけ〉】探究テーマを深められる指導内容に惹かれて

私が総合型選抜を受けようと思ったきっかけは、自分の内面的な部分を評価してもらえる点に魅力を感じたこと。バスケットボール部や課外活動に力を入れていたので、それが活かせるのではないかと考えました。早稲田塾のことは友達が通っていたので知っていましたが、改めて調べたところ、総合型選抜に特化した塾としてはとても規模が大きく、実績も豊富であることを知りました。将来に向けた探究テーマを深められることや、自分の個性を表現する書類作成に対して手厚いサポートを受けられることに惹かれ、高2の1月に入学しました。

――【将来の〈夢〉】獣害0、獣資源廃棄0の社会を実現したい

私の将来の夢は、獣害0、獣資源廃棄0の社会を創造すること。高校の授業で社会問題を見つけるという課題に取り組んだ際、幼少期から山が好きだった私は獣害問題について調べました。現在の日本では都市化に伴い、人と山の関係が廃れてしまっています。その結果、最近では熊や猪などの野生動物が耕作地や住宅地に出没する獣害が増えてしまいました。 人里に野生動物を入れないためには、森と人里との間に緩衝地帯を増やし、中山間区域に人を集めていくことが重要です。そのためには、官民が連携して獣害対策コミュニティをつくり、若者の継続的な参加を促さなければなりません。そこで大学での探究テーマとしては「官民連携した獣害対策コミュニティのあり方と持続可能な共同体運営」を選びました。また、私は高校時代にさまざまな課外活動を行いました。高校が主催するアントレプレナーシップ活動では、捕獲される野生鳥獣の9割以上が廃棄されている問題に対し、ジビエをどう流通させるかを研究・発表。さらに個人的な活動として、千葉県君津市で猟師見習いをさせてもらい、捕獲や解体に従事しています。将来的にはこうした経験を活かし、害獣に困っている地方と都市部の若者をつなぐ架け橋のような存在になりたいです。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】行政学から生物学まで幅広く学ぶために

私の探究テーマのためには行政学やコミュニティ論だけでなく、生態系や生物学についても学びを深めなければなりません。私が慶應義塾大学総合政策学部を選んだ決め手は、そうした多様な領域の学問を同時に修められる数少ない学部だったから。さらに慶應義塾大学の環境情報学部には生態系の研究をしている教授が在籍しており、獣害対策プロジェクトを推進しています。私もここに所属して研究に従事し、官民連携した獣害対策コミュニティの組織や、ジビエ消費のロールモデル構築に取り組んでみたいと考えています。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】独自のカリキュラムのおかげで、書類作成力と面接力がUP!

一番役に立ったと感じる講座は、「総合型・学校推薦型選抜特別指導 〈提出書類作成〉」。生徒と担任助手でグループをつくり、互いに志望理由書や資料を見せ合う時間がとても有意義でした。自分の資料に対して意見をもらうことも役に立ちましたが、他の人の書類を見て良いところ・悪いところを見つけ、それを自分の書類に活かすことができました。また、「総合型・学校推薦型選抜特別指導」の授業では、答えのない問題に対してその場で答える瞬間的な思考力が身につきました。大学の面接では予想していなかった質問も受けましたが、柔軟かつ即興的に対応できたのはこの授業のおかげだと思います。「大学への小論文」では、小論文の書き方を一から学ぶだけでなく、志望理由書を書くための文章力も身につきました。

――【部活動との両立のコツ】オンライン授業と柔軟なスケジュールのおかげで部活も充実

私はバスケットボール部に所属しており、3年間ほぼ毎日のように夜8時まで練習をしていました。部活を通じて、何事もあきらめずにやり抜くこと、継続することの大切さを学ぶことができ、それは受験の姿勢にもつながったと感じています。早稲田塾ではオンライン授業が充実しているので、校舎に通うことなく、部活が終わった後に無理なく受講することができました。書類作成の授業など塾に行く必要がある授業は、早稲田塾では部活動と両立できるよう柔軟にスケジュールを組んでくれたおかげで、部活と受験勉強の両方に全力を尽くすことができました。

――【早稲田塾での〈生活〉】第二の学校、第二の家のような場所

早稲田塾の魅力は、講師から一方的に学ぶのではなく、生徒がグループを組んで対話する授業が多いことです。進路発見について生徒同士で話し合うことを通じ、志望大学や将来の夢について深く考えることができました。こうした授業が多いおかげか、生徒同士の仲も良く、何でも気軽に相談できる仲間の存在は心強かったです。スタッフや担任助手も、いつも温かく声をかけてくださる優しい方ばかり。特に担任助手の方は合格発表の日に、勤務日ではないのにわざわざ夜8時ごろ塾に来て、合格を祝ってくださいました。私にとって早稲田塾は第二の学校、第二の家のような存在でした。

私の「佼成学園高校 自慢」

私が所属しているグローバルコースではアントレプレナーシップについて学ぶことができ、IELTSの勉強もできます。海外の大学に進学できるところも魅力だと思います。男子校らしくいつも賑やかで、和気あいあいとしていたところも好きです。

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