部活と探究活動を両立し現役合格!
知識を生かして社会をより豊かにしたい

第45期生

小美濃広喜(おみのひろき)くん

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 成蹊高校
部活 野球部
夢・目標 環境に配慮した半導体の生産

進学情報

受験方式 総合型選抜
大学 明治大学
学部 理工学部

――【入学の〈きっかけ〉】総合型選抜の実績と塾生の姿に惹かれて

総合型選抜を受けようと思ったきっかけは、両親が勧めてくれたことと、実際、自分でも理系分野にすごく興味があったから。中学生の頃に見た「インターステラー」という映画で量子などミクロの世界の物理学を知り、好きな分野に出会えたと感じて、自主的に理系分野の学習を進めていくようになりました。そうして得た理系の知識や意欲を、総合型選抜なら大学側に伝えることができると思い、受験しようと決意しました。早稲田塾に入学を決めたのは、早稲田塾の授業は受験に限らず、社会に出た時に即戦力になるような力を身につけられるものだと感じたから。特に「総合型・学校推薦型選抜特別指導」では、短い時間で回答を考えて最後に発表するという授業があります。聞かれたことにすぐに答える力は面接にも必要だし、自分の回答をチームのみんなと共有するスキルは、口頭試問などで教授の方々に考えを説明する場面で役に立つと思いました。やりがいがありそうで、すごく楽しみにしていました。実際に受けてみてやはり大きな力になりましたし、世界に出た時にすぐに使える力になると確信しました。高校1年生の時です

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】自分の探究テーマにぴったりだった明治大学

僕は「環境に配慮した半導体」を探究テーマにしており、それを実際に研究していたのが明治大学でした。他の大学も調べてみましたが、「環境に配慮した」という部分に力を入れていそうなのが明治大学だったので、ここを志望校に選びました。半導体が持つ問題としては、まず生産する時に排出されるガスが温室効果ガスで、排出量が多いこと。また、半導体製品本体がかなり小さく誤飲のリスクなども高いので、使われている素材自体を安全なものにしたいと考えています。受験にあたっては、基本的な受け答えができるように質問を予想し、それに対する回答も準備して面接に向かいました。また、半導体の研究に必要な分野の知識もしっかり勉強していきました。高校の物理でもそんなに多くはやらない部分ですし、自力で身につける必要がありましたが、高校時代にずっとやってきた積み重ねのおかげで、大学入試のために焦って調べたりする必要はありませんでした。ただ、筆記試験があったので基本的な学力も当然必要ですし、口頭試問でも物理や自分の研究内容に関する質問がされると予想していたので、高校物理の範囲は1通り復習しました。合格には、ある程度の学力を身につける必要があると思います。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】「総合型・学校推薦型選抜特別指導」で思考力が鍛えられた

役に立ったと感じている講座は「総合型・学校推薦型選抜特別指導」。最初は人前で発表することや周囲と話して議論を進めていくことが苦手でしたが、受講し続けるうちにどんどん慣れてきて、実戦で通用するレベルの力をつけられました。特に一番身についたと感じているのは思考力。聞かれたこと、求められていることについて考えて答える力です。また、早稲田塾ではみんなと議論したり話し合う機会が多いので、コミュニケーション能力も身について、面接に挑む際の大きな武器になりました。さらに、本番直前授業も力になりました。日頃から英語の講座などで基本的な学力や思考力を鍛えつつ、本番直前授業でしっかりと面接などの練習をして最後に磨きをかけます。このプロセスが重要でした。「本番直前授業」では口頭試問や面接を隅から隅までしっかりスタッフにチェックしていただいて、すごく力がついた講座でした。

――【私の〈ハイスクールライフ〉】部活と両立する秘訣はメリハリと楽な気持ち

僕は3年間野球部で活動していて、部活と探究活動を両立していました。自分が部活と勉強を両立する上で一番大事だと感じたのは、メリハリをつけること。部活は部活でしっかりやった後、自習室に行って授業の復習や半導体の探究に時間を使っていました。部活動で疲れている時はゆっくりしたい気持ちになりますし、授業を受けても疲れてしまうことがあります。その時に「やるときはやる」と自分を律することが大事ですが、せっかく勢いをつけてやる気をだしても続けられないと意味がないので、なるべくプレッシャーにならず、継続できるようにしていました。崩れた時に立て直せるように、楽な気持ちでいることが大事だと思います。

――【将来の〈夢〉】環境に配慮した半導体の生産が普及することを目指したい

将来は、半導体に携わることで世界を変えていきたいと思っています。みんなが半導体について詳しいわけではないし、知らないうちに半導体が入っている製品を使っている人もいると思います。たとえ知らなかったとしても、今までよりも快適にそういう製品を使える社会にしたいです。人物像としては、理系の知識を生かして社会をより豊かにしていけるような人になりたい。技術レベルを上げていって、みんなが快適に過ごせる世の中にするための研究ができる人物になりたいです。

――【後輩に〈ひと言〉】好きな分野を見つけて、探究心を持ち続けよう

総合型選抜で一番必要な力というのは、小さなことでもいいので自分の好きなことに日頃から興味を持ち続けることだと思います。僕は小さい頃から理系分野がすごく好きだったので、ストレスなく探究心を持ち続けることができましたが、そこまで好きな分野が存在しない方もいると思います。そういった方にオススメなのは、YOUTUBEのおすすめで上がってくる動画を見ること。自分の好きな分野を見続けると、その分野の関連動画がたくさん上がってくると思うので、それを日頃から確認するだけでもかなり力になると思います。

受験は人生に関わるものだと思うので、緊張するし、準備もたくさんしないといけない。焦ってしまう時でも、自分の軸になっている部分を忘れずに準備してください。

私の「成蹊高校 自慢」

成蹊高校はキャンパスがとてもいい。東京・武蔵野市のど真ん中にありつつ、豊かな自然があり、大きな校舎を広々と使えるので、3年間を過ごす上ですごく快適でした。大きな刺激を受けた環境です

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