持ち前の行動力を活かし、東京海洋大学に合格!
衰退する日本の水産業を支えたい
石川晏士(いしかわあんじ)くん
通塾情報
出身校 | 津田沼校 |
---|---|
出身高校 | 八千代松陰高校 |
部活 | |
夢・目標 | 衰退する日本の水産業に貢献すること |
進学情報
受験方式 | 総合型選抜 |
---|---|
大学 | 東京海洋大学 |
学部 | 海洋生命科学部 |
――【入学の〈きっかけ〉】行動力を活かせる総合型選抜に挑戦するため、入学
早稲田塾に入学したのは高校2年の1月です。私はもともとコミュニケーション能力や行動力、物事に関心を抱く力が強みだと感じていて、それを活かせる総合型選抜で進学したいと思いました。私の通っていた八千代松陰高校は総合型選抜や学校推薦型選抜に力を入れているので、総合型選抜で受験する友人も多くいました。早稲田塾を選んだ理由は、入学相談のときに出会ったスタッフの方々が受験を楽しんでいる様子だったこと。この塾なら自分も楽しみながら受験ができそうだと思い、入学を決めました。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】小論文と書類作成の授業で、教養が広がった
早稲田塾の授業の中で一番役に立ったのは、「大学への小論文」です。週に1回過去問を解き、講師からの解説を受けるという内容なのですが、この解説がとても良かった。技術だけでなく、自分の専門ではない分野の小論文についての解説も受けることで、幅広い教養が身につきました。また、書類作成の授業も印象深いです。さまざまな探究テーマを持った生徒が集まって互いにメンタリングを行うことで、自分とは違う視点から指摘してもらうのはとても勉強になったし、自分の専門以外の教養が広がるのも刺激的でした。
――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】総合型受験の実経験に基づくアドバイスに支えられた
早稲田塾はとてもアットホームな雰囲気で、自分にすごく合っていたと感じています。受験に向けてわからないことがあったり、探究で行き詰まったりしたときにも、ためらうことなくファシリテーターに質問することができる。おかげで自分の悩みをすぐに解消することができました。ファシリテーターの皆さんも総合型選抜で合格した方ばかりなので、自分の経験をもとに「どういう風に探究活動の方向性を決めればよいのか。悩みに対してどうアプローチすればいいのか」という具体的なアドバイスをいただけるんです。困ったことがあるたびに面談の場を設け、課題に対して親身に話し合い、解決に導いてくださった。ファシリテーターの皆さんがいなければ、総合型選抜での合格は難しかったと思います。
――【早稲田塾で〈学んだこと〉】特別な経験がなくても、行動力でカバーできる
早稲田塾には、自分にはないようなすごい体験をしてきた生徒がたくさんいました。それにひきかえ、私は部活動や資格などのアドバンテージが何もない。その中で、「じゃあ、自分にできることって何だろう。自分だけの強みはなんだろう」と常に考えたことが、成長につながったと思います。私の最大の強みは、行動力。「自分にできることは人よりたくさん行動することだ」と考え、どんどん自分の探究を深めていこうと決めました。そこで探究テーマである捕鯨産業の実情を学ぶため、東京や、捕鯨で有名な和歌山まで足を運んで取材を敢行。今はネットで調べればいろんなデータが出てくる時代ですが、実際に現地で人と話すことでしかわからないこともたくさんあることがわかりました。こうした活動が東京海洋大学に合格する要因になったのだと思います。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】日本で唯一の、水産業に特化した総合大学で学びたい
大学では日本の水産業に貢献するための研究がしたいと考え、進学先を探していました。東京海洋大学は日本で唯一の水産業に関わる総合大学で、理系・文系を総合したアプローチができる。中でも私が合格した海洋生命学部海洋政策文化学科には、私が取材を行った千葉県・和田浦のツチクジラ産業について研究しているゼミがあるので、ぜひそこに参加したいです。
――【将来の〈夢〉】捕鯨産業を軸に、日本の水産業を活性化したい
私の将来の夢は、衰退する日本の水産業に貢献すること。小さい頃からお寿司が好きだった私は、あるとき母に築地市場に連れて行ってもらい、市場の人の数と魚の量・種類に圧倒され、水産業に魅了されたのです。ところが、現実には日本の水産業は衰退の一途をたどっています。そこで日本人の魚離れの原因を調べたところ、小骨が多くて食べにくいことや、料理に手間がかかることに加え、共働き世帯が増えていることから、魚食に手を出しにくい状況になっている実情がわかってきました。一方、鯨は水産物でありながら小骨がなく、高齢者や子供にも食べやすいので、魚と比べて家庭に受け入れられる可能性が高い。そこで私は捕鯨産業について探究することにしました。そして捕鯨に携わる方々を中心に約30人の水産業関係者に取材をした結果、捕鯨産業には産業的側面、文化的側面、政治的側面という多様な面があることがわかりました。大学では水産業の経済学を中心に学び、衰退する日本の水産業を活性化させる新しいプロジェクトを立案・運営してみたいと考えています。