早稲田塾でモチベーション高く
探究テーマを深堀りできた

第45期生

黒飛里穂(くろとびりほ)さん

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 國學院大學久我山高校
部活 弓道部
夢・目標 マスコミ関係の職に就き、メディアのジェンダー表現をより良くする

進学情報

受験方式 学校推薦型選抜(公募制)
大学 上智大学
学部 文学部

――[大学・学部を選んだ〈きっかけ〉] 上智で実践・座学の両軸でメディアを学びたい

早稲田塾は、一般選抜と総合型選抜を両立できそうな塾だと両親が紹介してくれました。気になって話を聞きに行ったのが入学したきっかけです。 私は高1の頃からメディア関係に興味がありました。その理由は、近年ジェンダーにまつわるポリティカルコレクトネスの風潮が強まっていると感じるから。たとえば“カメラマン”が“フォトグラファー”に置き換えられるなど、言語表現には非常に敏感な時代になりました。偏見や差別を含まない、中立的な立場を求める社会において、新たなジェンダー表現を追求していく必要があると考えています。 上智大学の新聞学科のオープンキャンパスに参加し、惹かれたのは、テレビセンターという実際にカメラや編集機器を使ってテレビ番組を制作できる施設がある。特に発信側の立場に立って学びを深めることに重きを置いています。ここで実戦形式と座学の両軸でメディアを学ぶことができるのはとても魅力的だと感じました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 高い評定平均を維持するため東進講座を受講

上智大学の公募制推薦入試には、評定平均4.0以上が必要です。そのため、学校の定期試験ではどの教科も怠らず準備を進めてきました。苦手分野を克服するのはもちろんですが、得意教科でなるべく高得点を取れるようにするのがポイント。 東進講座は、自宅でも塾でも場所を選ばず、自分のペースで受講できるのが最大のメリットです。中でも日本史は、全体の流れが頭に入ってとても役に立ちました。講師の説明も非常にわかりやすく、繰り返し映像を見て学んだ結果、それまで定期試験で70点程度から90点くらいまで伸ばすことができました!

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉] あらためてメディアに関する知識を身に付けられた2つの講座

未来発見プログラムは2つ受講しました。1つ目は「日テレ式 伝える力」という、現役アナウンサーが講義してくださる講座です。印象的だったのは、「他人の表情は自分の鏡」という言葉。人とコミュニケーションを取るとき、相手の表情が曇っていれば自分の言葉に問題があるから見直そうという内容です。自分自身の発信力についてとても考えさせられた講義でした。もうひとつは、「スーパーメディアリテラシー~日テレ式 報道の哲学~」です。テレビ報道の現場に携わっているキャスターが講師を務めてくださいました。近年の情報社会の中で、いかに情報を入手・整理・発信していくかの力を伝授いただき、メディアリテラシーについても学べたと思います。2つの講座を通して、あらためてメディアに関する知識を身に付けられたこと。いっぽうで、今私たちが持つさまざまな価値観は、ある程度メディアから形成されているものだとあらためて実感しました。

――[私の〈受験ストーリー〉] 自分なりにコツコツ続けてきた試験対策

上智大学の公募制推薦入試は、1次試験が自己推薦書と課題レポート、2次試験は作文や時事問題の要約などが出題されました。 課題レポートは自分でテーマを選び、2000字のレポートにまとめなければなりません。私は、最近ニュースで話題になった性加害問題をテーマにまとめましたが、様々な報道の比較分析を自身で行い、客観的な視点でまとめるのに大変苦労しました。 また、2次試験の作文は、あらかじめお題の単語が用意され、その単語を使って1000字で作文するというもの。対策としては、日頃から新聞やニュースを見てホットな単語をまとめておく「新聞ノート」を作成し、コツコツ書き溜めていました。 さらに、時事問題は、60文字という少ない字数で要約しなければならず、これが地味に大変。試験の1ヵ月くらい前から時事問題に強い書籍を購入し、ニュースを60字以内で説明する練習をひたすら続けて本番にのぞみました。 書類は、早稲田塾の提出書類作成講座で、塾生同士でメンタリングを繰り返したのが役立ちました。お互いに指摘し合い、自分の資料を客観視してブラッシュアップしていくことができました。

――[受験を通して得た〈一生モノ〉] 深く追求できる“研究テーマ”を持つということ

もともとメディアに興味を持っていましたが、研究テーマをどういう方向性にするか、とても迷いました。けれど早稲田塾の担任助手や、自分とは異なるテーマを持つ塾生など、さまざま視点を借りて探究を続けてこられたのは、私にとって大きな実りでした。また、提出書類作成講座や未来発見プログラムを通して、発信力を磨くことができたのが一番成長できたところだと思います。 “研究テーマを持つ”というのは、基本的に答えのあるものを学ぶ高校までとは違い、ひとつのモノを深く追求していく作業です。とても大変でしたが、大学入学前に、総合型選抜を通して良い経験ができたと思いますし、非常にモチベーション高く取り組めました。 早稲田塾で身に付けたことを礎に、大学でしっかり学び、将来はジェンダー表現を追求しながら現代社会を生きる幅広い人々に寄り添える人間になりたいです。

私の「國學院大學久我山高校 自慢」

都内でも数少ない男女別学教育です。女子特別講座では、茶道や華道など、日本の伝統文化やマナーを段階的に学ぶカリキュラムが取り入れられています。

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