早稲田塾スタッフに支えられ
将来の目標を発見できた
阿久津颯汰(あくつそうた)さん
通塾情報
出身校 | 藤沢校 |
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出身高校 | 桐蔭学園高校 |
部活 | サッカー部 |
夢・目標 | 実家のパン屋を継ぐ |
進学情報
受験方式 | 総合型選抜 |
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大学 | 立命館大学 |
学部 | 食マネジメント学部 |
――[入学の〈きっかけ〉]部活の先輩方と同じように総合型選抜に挑戦したい
早稲田塾に入学したのは高1の3月です。所属していたサッカー部の先輩たちが総合型選抜で大学受験したことを聞いて、自分も挑戦したいと思いました。 塾を決めるにあたりさまざまな塾を見学し、その中で、早稲田塾を選んだのは、はじめて行ったときに校舎を案内してくれた担任助手の方がとても温かみのある方だったから。一つひとつ丁寧に案内していただき、「自分と歳が近くてこんなに話やすい人たちがいるのなら、目標に向かって頑張っていけそうだな」と感じました。
――[早稲田塾での〈生活〉]探究テーマが明確になった場所
私の実家は、創業50年以上続いている老舗のパン屋です。幼い頃から店を手伝っており、自分にとってもパンはとても身近な存在。自然な流れで家業を継ぎたいと思うようになりました。当然、受験における探究テーマもパンに関することを思い描いていたのですが、いざ始めてみると、自分はいったい“どんなパン屋になりたいのか”明確な軸が何もない。あれこれ悩んでいるときに相談にのってくれたのも、やはり早稲田塾の担任助手やスタッフの方たちでした。 50年以上も地域密着型で店を営んでいること、レストランも併設しており地元のコミュニケーションの場にもなっていること、パンの種類が常時60~70種類と豊富なこと。あれこれ店の特徴を話しているうちに思い出したのが、実家のパン屋が掲げているテーマ「パンのあるおいしい生活」です。そして、地元の人たちに美味しいパンをお届けするだけでなく、パンを通して地域の社会貢献にもつながるような存在になりたいと思いました。そこから「パンのあるおいしい生活を実現し、地域の方々に満足感のある暮らしを提供する」という探究テーマを発見。早稲田塾のおかげで、学びの目標を明確にすることができました。
――[私を支えてくれた〈スタッフ〉]担任助手のアドバイスでコンテストに参加
探究テーマの深堀りをするためにはどうすれば良いのか、最初はお手上げ状態でしたが担任助手に相談しながら少しづつ進めていきました。たとえば、「パンのあるおいしい生活」を継続していくには地元の農家や運送業者の協力なしではできません。このような関連企業のことも知っておいたほうが良いのではとアドバイスをもらい、取材させていただくことに。また、生活困窮者の支援団体などにも足を運びました。そして、担任助手に「面白いから出てみたら?」と背中を押されて参加したのが、日本全国の高校生を対象に、自ら課題に取り組んだプロジェクトを発表するコンテストです。私は農家さんに協力してもらい、ある野菜を使ってパンを商品化し、販売する活動を発表。私と農家さんにとっても初の試みで、その活動がなんと「地域サミット特別賞」を受賞したんです!この経験を受験本番の面接でも活かすことができ、自分にとっては大きな成果。現役合格を掴んだ勝因の一つであることに間違いありません。
――[大学・学部を選んだ〈理由〉]将来の目標に向けて、食を総合的に学べる環境
私が将来、パン屋を継ぐにあたってパン作りはもちろん経営面、そして併設するレストランも視野に入れて料理の知識も身につけたいと相談したところ、校舎長が「立命館大学がぴったりだよ!」と言ってくださいました。 立命館大学食マネジメント学部は、経営や経済学を勉強するフードマネジメント・食文化や調理を学べるフードカルチャー・食を科学的に理解するフードテクノロジー、の3領域から総合的にアプローチできる日本で唯一の学び場です。経営面はもちろん、地域活性化に必要な知識を修得するには、カルチャーやテクノロジーが必要不可欠。将来の目標に向けて幅広く学んでいきたいと思います。
――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]メンタリングで苦手部分を克服
一番役に立ったと感じているのは「総合型・学校推薦型選抜特別指導」です。提出書類を塾生同士で添削し合うメンタリングは、今まで気づかなかったところに気づかせてもらえるので、自分の書類がどんどん良くなるのが実感できました。また、もともと私は口下手で、人にモノを伝えるのが苦手でした。それを、塾生が「しゃべりすぎ(で、意味がわからない)なのでは?」と指摘してくれました。このように面と向かって他人にマイナス面を指摘することは、思っているより難しいと思うんです。けれど、みんな真面目に取り組んでいたし、だからこそ自分も素直に受け止めることができた。つくづく受験は団体戦だと感じ、みんなで成長できるのが早稲田塾の特徴だと思います。また、「本番直前授業」では、私と同じ志望校に現役合格した先輩が面接対策をしてくれました。緊張感のある中で、より実践的な練習ができるので本当に良かったと思います。
――[将来の〈夢〉]自分なりの「パンのあるおいしい生活」の実現へ
立命館大学の二次試験は、少し変わった趣向の面接でした。何かの“食品”をひとつ持っていき、それについて10分間プレゼンする。私は『レトロバゲット』というフランスパンを持参しました。フランスパンはうちの店の看板商品のひとつで、原材料にもこだわっている商品。面接担当の教授がそれに興味を示し、とても試験が盛り上がりました。店のパンを褒めていただき、うれしかったですね。私は本当にパンが大好きなんです。祖父の時代からの良いところは引継ぎ、今まで以上に地域の人たちにうちの店のパンで充実した暮らしを提供していきたいです。大学でしっかり学んで、私なりの「パンのあるおいしい生活」を、必ず実現してみせます。