志望大学への強い想いと独創力が
合格の秘訣
穐吉沙月(あきよしさつき)さん
通塾情報
出身校 | 吉祥寺校 |
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出身高校 | 十文字高等学校 |
部活 | 創作ダンス部 |
夢・目標 | 偏見や差別のない社会づくりに貢献 |
進学情報
受験方式 | 自由選抜入試 |
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大学 | 立教大学 |
学部 | 社会学部 |
――[早稲田塾で〈学んだこと〉] 総合型選抜は“自分らしさ”が大切な入試
早稲田塾には3年間在籍しました。入学当初は総合型選抜を知らなかったのですが、さまざまな講座を受講していく過程で気持ちに変化が。一般選抜は、良くも悪くも点数で評価されますが、総合型選抜は自分自身を評価してもらえる。「この大学に行きたい」という強い気持ちがあれば、諦めかけていた大学にも合格できるチャンスがあるという点が、総合型選抜を受験しようと思った決め手です。特に重要となる志望理由書については、“自分にしか書けない・自分らしさ”を常に意識して作成していきました。
――[大学・学部を選んだ〈理由〉] 独立した学部として社会学部がある
私が大学で学びたいと思っているのは、社会学です。特に差別や偏見に関心があります。そこに興味を持つようになったきっかけが、2つあります。ます、LGBTQの友人がいること。そして、SFCが開催している未来構想キャンプに参加したことです。 未来構想キャンプでは、うつ病を患った方の講義を受けました。はたからは目に見えにくい、うつ病だからこそ受けてきた社会的偏見や差別に苦しまれていることに触れ、社会問題としてどう解決していくかを深く考えるようになりました。 立教大学を選んだ理由は、独立した学部として「社会学部」が設置されているからです。調べてみると、他大学では文学部の中に社会学専攻がある形が多く、専門性を追究したい私にとって、立教大学の環境はとても魅力的でした。シラバスの中に差別と偏見の社会学という授業があるので、ぜひ受講したいと考えています。
――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 合格に直結する具体的なノウハウを得られた
立教大学社会学部の自由選抜入試は、一次選考が志望理由書と自由研究のレポート提出、二次選考が5分間のプレゼンを含む面接と小論文試験でした。一次選考対策として役に立ったのが、「書類作成講座」です。書いたものを講座でたくさんの人に見てもらうと、自分が思いつかなかった視点での意見がどんどん出てきます。たとえば、教育学部志望の塾生からは「教育が差別や偏見の土台をつくっているのではないか」と指摘され、教育の観点から考えたことがなかった私は、まさに目からウロコ状態。斬新な意見や、自分と異なる意見を受け入れることで、段階的に志望理由書をブラッシュアップすることができたと思います。
また、二次対策としてタメになったと思う講座は「本番直前授業」です。小論文と面接の対策を、実際に立教大学社会学部に合格した担任助手からアドバイスをいただけたました。小論文は立教大学ならではの試験に基づいた例題を何度も繰り返し、社会学部ならもっとこう書いたほうが良いなど、より具体的なノウハウを吸収。一方、面接に含まれる5分間のプレゼンテーションでは、独りよがりの知識ではなく理論に基づいた考察が大切でした。自分の研究テーマである差別・偏見を、分析を踏まえいかに社会学的な観点でプレゼンできるかを意識して取り組みました。
――[後輩に〈ひと言〉] 早稲田塾の3年間で成長した“伝える力”
総合型選抜で合格を勝ち取るには、「どうしてもこの大学で学びたい」という強い意志と、独創力をしっかりアピールするのが重要だと思います。私は高校で創作ダンス部に所属しており、部員の士気を高めるために盛り上げ役を務めていました。ここで培ったスキルは、リーダーシップ教育に関する研究・実践が強い立教大学にはとてもマッチすると考え、志望理由書に盛り込みました。部活動は高3まで続け、早稲田塾との両立は大変でしたが、やりきることで自分の情熱を大学側に伝えることができたと思います。 この、「相手に考えや意見を伝える」力は、早稲田塾にいた3年間で一番成長したところ。人任せでは何もはじまらないのだと、早稲田塾の学びを通してすごく実感しました
――[将来の〈夢〉] 差別や偏見をなくし、より良い社会づくりに貢献したい
差別や偏見は、簡単に解決できる問題ではないと思います。社会的風潮や文化、ちょっとしたコミュニケーションの誤解、そして、病気や性的思考など、本人の力ではどうすることもできない事柄から生まれる差別や偏見は、やっぱりなくしていきたい。より良い社会づくりに貢献できる人材になるのが私の目標です。