3年間で視野が広がった!
夢の薬剤師に向かって邁進

第45期生

安藤春花(あんどうはるか)さん

通塾情報

出身校 藤沢校
出身高校 公文国際学園高等部
部活 ダンス部
夢・目標 薬剤師として小児患者の服薬のストレス軽減を目指す

進学情報

受験方式 学校推薦型選抜
大学 北里大学
学部 薬学部

――[入学の〈きっかけ〉] 塾のアドバイスで総合型選抜にチャレンジ

早稲田塾には高1の4月に入学しました。当初は総合型選抜という受験方式にこだわっていなかったのですが、入学する際に講師や担任助手から早稲田塾の豊富な実績を見せていただき、正直びっくり。合格のチャンスが増えるなら挑戦しようと考えました。 実際に総合型選抜を経験して思ったのは、「高大接続」という言葉どおり、高校生の時から将来をじっくり考えるのはとても良いということ。目的を持って大学で学べばより人生が豊かになる、そんな受験方式だと思っています。

――[私の〈受験ストーリー〉] 未来発見プログラムで、改めて薬学の魅力に気づく

私は、薬剤師になるのが将来の夢です。幼少期、弟が薬を飲むとき吐いてしまうほど苦しんでいて、とてもかわいそうでした。その光景が忘れられず、将来の夢を考えたとき「小児の服薬について研究したい」と思うように。 一方、高校から化学の授業が始まると、有機化学がすごくおもしろい!この分野を大学で深く学びたいという思いが、薬学部の志望へつながりました。 そのような中、高2のとき早稲田塾で未来発見プログラム「スーパーメディカルサイエンスプログラム」を受講。これは東京理科大学の教授や学生の方々と創薬にチャレンジし、実際に細胞へ投与して反応を見るというプロジェクトです。実験の、教科書には載っていない一つひとつの緻密な工程が楽しく、夢中で取り組みました。 これまで私は、ただ“薬学部に合格したい”一心で、受験勉強を進めてきました。けれど、このプログラムの受講は、改めて薬学の学問的な魅力に気づけた貴重な経験だったと思います。

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉] 自分のやりたいことが、より明確になった

未来発見プログラムは「スーパーメディカルサイエンスプログラム」の他にも2つ受講しました。 竹中平蔵先生が講義してくださる「世界塾」は、参加している塾生の熱力がものすごい。毎回白熱したディスカッションが繰り広げられ、大いに刺激を受けました。 「人生の意味と役割を探究する~死から生といのちを考える、あなた自身のケア~」では、昭和大学医学部教授の髙宮先生の授業を受けました。実際に医療現場に立つ現役医師のお話は、臨場感にあふれ、聞き入りました。また、自分も医療従事者を目指す立場として、自分のメンタルヘルスについて考える内容は、今後の人生にも役立つと感じました。 私は未来発見プログラムの受講を通して、より自分のやりたいことが明確になりました。進路に迷ったり悩んだりしている人は、少しでも興味あるものを見つけたら受講してみることをおすすめします!

――[大学を選んだ〈理由〉] 1年次から“チーム医療”を肌で感じられる環境

私は、医学を学ぶなら医療系総合大学(多様な医療系の学科を保有している大学)が良いと以前から思っていました。いろいろな大学を調べていくうちに、チーム医療を教育の柱にしている北里大学に出会いました。 北里大学では、1年次に医学部や看護学部と同じキャンパスで学びます。また、薬学部のキャンパス付近には北里大学系列の病院があり、そこに勤務している医師や看護師、薬剤師の方々が授業に来てくださる。早い時期から現場の生の声を聴けるのはとても貴重です。 受験に向けて小児の服薬について探究していたとき、北里大学病院の先生にインタビューさせていただきました。先生が大切にされていたのは、「チーム医療の大切さ」。患者さんと話す機会が多いのは看護師なので、医師と協力して薬を決めていくのが大事なプロセスだとお聞きし、北里大学を受験するうえでもとても参考になりました。お忙しい中、とても親身になって時間を割いていただいたのもうれしかったです。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 面接対策で勇気づけられ、苦手科目は東進講座で克服!

北里大学薬学部の学校推薦型選抜は、3科目の学科試験と面接でした。推薦型と言っても学科に重きを置いた試験なので、一般選抜の過去問を10年分遡って取り組みました。 有機化学は得意でしたが、無機化学や基礎的な理論化学は苦手だったので、東進講座を活用して苦手の克服を試みました。東進講座は受講の場所を選ばず、映像授業なので何回も視聴できます。このスタイルが私には合っており、本番試験の会場にも東進講座で使っていた教科書を持ち込んで、ギリギリまで復習していました。また、一番やっておいてタメになったのは、早稲田塾の面接対策です。もともと私は声が小さく、消極的なところがありました。けれど面接の先生から、「大きな声が出なくても、笑顔や所作を工夫するだけで第一印象が変わる」と教えていただき、それが自信に。意識して何度も練習したおかげで、本番の面接では緊張せずに話すことができました。

――[早稲田塾を通して得た〈一生モノ〉] 積極性、視野の広がりにつながった塾での3年間

早稲田塾に3年間通い、私は変わりました。高2のときは学校の委員会で委員長に立候補したのですが、それまでの私では考えられなかった行動です。また、もともと人に意見するのが苦手だった私が、メンタリングを繰り返すことによって建設的な意見が言えるように。人の意見に耳を傾け、良し悪しを指摘し合うことで、自分を客観的に見つめ直して視野が広がりました。きっと、今後の人生の糧になると思います。 早稲田塾は私にとって、もうひとつの家のような存在。担任助手や塾生たちは、私にうれしいことがあれば一緒に喜んでくれました。仲の良い塾生とは、将来の夢を真剣に語り合い、励まし合える存在でした。 大学ではチーム医療をしっかり学びたい。そして、チーム内で薬剤師の役割をしっかり担いつつ、小児患者への服薬を通して早期回復をサポートできるように頑張ります。

私の「公文国際学園高等部 自慢」

「表現祭」という、生徒各自が創意工夫を凝らして表現する文化祭のようなものが特徴的。他にも様々な行事があり、私は日本文化体験で、茶道の家元にお会いしたこともあります。

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