スタッフのアドバイスで、志望校を探究する大切さを学んだ

第43期生

山田 志織(やまだ しおり)さん

通塾情報

出身校 吉祥寺校
出身高校 都立三鷹中等教育学校
夢・目標 国際協力の仕事に携わる

進学情報

受験方式 総合型選抜(AO入試)
大学 国際基督教大学
学部 教養学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉]親の薦めもあり、自分の経験を受験に活用したい

早稲田塾に入学したのは高2の春。兄は早稲田塾生ではありませんでしたが、兄の周囲に塾生がたくさんいたため、母親が早稲田塾に期待を寄せたようです。私個人としては、高1夏から高1の終わりまでカナダ留学しており、その経験が活かせるならと総合型選抜に興味を持っていました。また、小さい頃に親の仕事の関係で南アフリカで住んでいたこともあり、英語にも触れていたため、それらすべての経験をフル活用し、受験にのぞみたいと考えました。

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉]講師の言葉から研究テーマを発見

アフリカの多くの国はゴミのリサイクル率が低いうえ、先進国からの廃棄物の放置なども相まって廃棄物増大が問題になっています。大学ではアフリカの廃棄物問題について学びたいと思っていましたが、まだ漠然としていました。

そうした中、受講したのが未来発見プログラム「FASID国際開発プログラム」です。国際協力の第一人者である講師の方々からお話を伺ったり、塾生同士のグループディスカッションを通して、少しずつ自分のやりたいことが明確に。特に、一般財団法人国際開発機構(FASID)理事長の杉下恒夫先生から、私が調べている環境について「とてもおもしろい」と感想をいただき、この研究テーマを深めていきたいと確信につながりました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]書類作成で大切なのは、志望校を理解すること

塾に入学した当初から、志望校は国際基督教大学(ICU)一筋でした。「総合型・学校推薦型選抜(AO・推薦入試)特別指導」では廃棄物問題をテーマとして提出書類を作成していましたが、詰めが甘いと講師からは辛口なコメントばかり。また担任助手から言われたのは、「ICUに対して探究が足りない」ということです。私は“リベラルアーツ=文理融合”という表面的なことばかりこだわっており、 “ICUが提唱する”リベラルアーツとは何かがわかっていなかったのです。それがわからなければ書類も底の浅いものになってしまう。

そこで、ICUの教授が執筆された本を熟読し、オンラインオープンキャンパスに参加するなど、自分なりに理解を深めていきました。ICU教養学部が提唱する幅広い専門分野が学べるからこそ、狭義の自然環境だけでなく倫理面など多角的な視点で廃棄物問題を捉えられると気付いたんです。同時に、志望校や研究テーマが異なる塾生同士のメンタリングで、廃棄物問題の研究テーマについてたくさん指摘をもらえたのもありがたかったです。

――[オリジナルの〈勉強法〉]総合型選抜だけでなく一般の勉強まで早稲田塾でしっかり対策!

評定を上げるために一般科目の勉強もがんばっていました。私は理系が苦手で、留学して遅れをとっていたところは「東進講座」で巻き返し。具体的には化学基礎を10講座・数学を20講座受講し、わからないところは繰り返し解いていくうちに、みんなに追いつくことができました。1講座ごとに講座終了判定テストがあり、確実に理解できたかを確認できるのも「東進講座」の良さだと思います。

また、英語資格取得におすすめなのは「TOEFL講座」です。講師からは、知識だけでなく「こういう解き方をすれば早い」など戦略的なアドバイスがいただけます。おかげで英検準1級とIELTS6.5を取得することができました!

――[将来の〈夢〉] 南アフリカの環境問題に携わりたい

ガーナなどのアフリカの途上国では、私たち(日本)が良かれと思って寄付した古着や、先進国で使い古された電子機器が大量に輸出され、それらの多くがゴミになっています。廃棄物を活用するなどの解決策も考えられているところですが、こうした環境問題解決に取り組んでいきたいと思っています。国際協力団体か一般企業かで立ち位置なども変わると思いますが、自分に合った関わり方を大学でじっくり考えていきたいです。

私の「三鷹中等教育学校自慢」

挨拶はもちろん、コミュニケーション力の優れている人が多い印象です。ディスカッションに時間を割く授業が多いのも、理由のひとつかもしれません。総合型選抜受験に役立ちました。

私の「国際基督教大学 教養学部 現役合格アイテム」

ノート、学校で作成した論文

高校で調べたことをまとめるモノ、早稲田塾の講座で書き留めたモノなど、ノートは何冊も溜まりました。全部の事柄を同じノートに書き連ね、終わったら次のノートに行くスタイルです。こちらの論文は、高校卒業時に文集を作成し、そこに掲載しました。内容は総合型選抜の研究テーマと同じなので、自分の集大成と言えるかもしれません。

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