「まずはやってみる」の精神で 辿り着いた研究者への入口
沖 梨咲子(おき りさこ)
通塾情報
出身校 | 新宿校 |
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出身高校 | 東洋英和女学院高等部 |
部活 | 科学部 |
タイプ | AO・推薦入試対策が目的 |
夢・目標 | 研究者 |
進学情報
受験方式 | 公募制推薦 |
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大学 | 筑波大学 |
学部 | 生命環境学群 |
――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】これまでの自分を「AO入試」で判断してほしい
入学は高1の秋。早稲田塾を選んだのには様々な理由がありました。まず私は小・中・高と一貫校で、受験をするのは小学生以来。一発勝負の受験は不安が強く、人柄やコツコツとこれまでがんばってきたことで判断してもらえるAO入試に魅力を感じました。それから、当初は医者になるのが夢だったので、早稲田塾で「メディカル系小論文」を受講したかったこと。そして、何より校舎がきれい!スタッフをはじめ塾生もみんな仲が良く、明るい雰囲気だったのも入学を決めた理由のひとつです。
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】貴重な経験で進路が発見できた
私が医者になりたかったのは、小学生のときに病気にかかり、手術を受けた経験からです。同じように苦しんでいる人たちを今度は私が助けたいと思い、医者を志しました。早稲田塾入学後は予定どおり、医学部現役合格を目指して「メディカル系小論文」をがんばっていました。ですが、未来発見プログラムの「最先端科学プログラム」を受講し、慶應義塾大学の冨田教授との出会いや世界の研究を学ぶうちに考えが一変。プログラムの最終ミッションは、自分の研究テーマを決めて高校生バイオサミットに参加することです。準備段階で自分がかかった病気を研究者として深く追究すれば、目の前の患者だけでなく、さらに世界の多くの人を健康にできるかもしれないと考えました。バイオサミットの1年目は皮膚の再生をテーマにした研究を発表し、審査員特別賞を受賞。集大成のつもりでのぞんだ2年目は、冨田教授から慶應義塾大学SFCラボの使用を許可していただき、優秀賞を受賞。あらためて研究の魅力と楽しさに触れ、忘れられない経験となりました。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】英語力をさらに伸ばし、アピールポイントに
研究者への道を模索しはじめ、志望校もSFCや筑波大学に切り替えました。そこで、アピールポイントの一つになればと、得意な英語をさらに伸ばすことに。「英語特訓道場」は5分間で英単語を30個覚えるのですが、短期記憶が自分には合っていたらしくおもしろいように頭に入りました。似たような単語は語呂合わせでさらに記憶に留めるなど、自分なりの勉強法でレビューテストもばっちり。また、英文をネイティブのスピードでシャドーイングするトレーニングがあるのですが、いつの間にかその成果も出て、学校で受けたGTECのスピーキングテストでは満点が採れたほど!高2からハイレベルな「時事英語強化」クラスに入ってしまったため、レベルの高さにくじけそうになったこともありますが、諦めず続けてきたことで自信につながりました。
――【印象に残った〈イベント〉】英語力と表現力も身に着いた「TIME CUP」
「TIME CUP」の英文暗唱プレゼンテーション部門で、アメリカの名司会者、オプラ・ウィンフリーのスピーチを暗唱しました。“何事も感謝しなさい”というプレゼン内容は、私自身、病気の経験もあり、とても共感できるものだったから、皆にもぜひ聞いてほしかった。「TIME CUP」は、ただプレゼンすればいいわけではなく、人に何を伝えるか、どう表現するかが大切です。本番前は、帰国子女の塾生に発音が悪いところはないか、抑揚の付け方はこれでいいかなど、何度も聞いてもらってチェック。それが功を奏し、本番は自分なりに満足のいくプレゼンができました。この挑戦は、結果的に英語力を伸ばすだけでなく、表現力も高めることができたと思います。
表現力については、「表現力開発講座」も思考の瞬発力や精神力を養えるユニークな講座でした。
こうして早稲田塾で経験したものを思い返すと、講師やスタッフは、一人ひとりの塾生をきちんと見て適切なプログラムを薦めてくれていたのだな、と改めて実感しています。私自身、「最先端科学プログラム」で進路を発見できたし、自然に自分の殻も破ることができていたのかも。 “まずはやってみる”、この意気込みでトライし続けて良かったと思います。
――【将来の〈夢〉】研究者として大成したい
最終的な進学先は筑波大学に決めました。自然豊かで広々としたキャンパス、研究施設が充実し、大学近くには有名な研究施設もたくさんある。研究者を目指す私には最適な環境だと思いました。筑波は基礎学力を重視する方針です。これまでエスカレーター式で学生生活を送ってきた私は、大学4年間で周囲の学生を凌駕するくらい学力をつけたいと心に決めています。また、夏休みにはSFCの鶴岡タウンキャンパスで研究をさせてもらえるという話しもあり、そちらも楽しみにしています。すべては早稲田塾でいただいたチャンスだと思うので、しっかり自分のモノにして、将来は研究者として大成したいです。
私の「東洋英和女学院高等部自慢」
「敬神奉仕」の教育理念どおり、人の役に立つことをやろうという精神が満ちています。先生は親身な方が多く、生徒のやりたいことを全力で後押ししてくださいます。
私の「筑波大学 生命環境学群 現役合格アイテム」
論文の資料まとめ、AOノート、ICレコーダー
高校生バイオサミットの準備で読んだモノを中心に、これまで自分が調べた論文です。これだけやったんだという自信につながりました。AOノートは志望理由など、面接で気を付けなければいけないことなどを書き留めていました。写真にはありませんが、ICレコーダーはいつも持ち歩き、講師や担任助手との会話で大事なアドバイスはすべて録音!安心感につながります。