慶應でフランス文学を学び、歴史に名を刻む表現者に
家塚 彩夏(いえづか あやか)
通塾情報
出身校 | 津田沼校 |
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出身高校 | 千葉日本大学第一高校 |
部活 | ダンス部 |
タイプ | AO・推薦入試対策が目的 |
夢・目標 | 歴史に名を残せる表現者 |
進学情報
受験方式 | AO・推薦入試 |
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大学 | 慶應義塾大学 |
学部 | 文学部 |
――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】ここなら、自分の隠れた強みをもっと引き出してくれる
高2の夏、色々な大学のオープンキャンパスに足を運びました。私は部活で部長を担い、得意な書道で成績も残していたので、漠然とAO入試に挑戦したいと思っていました。各大学の方にそのことを話すと、決まって言われたのが「(AO専門の)塾に行っている?」。予備校に通うのは一般入試の勉強というイメージしかなかったので慌ててしまい、帰りの電車の中でスマホでAO対策の塾について調べ、見つけたのが早稲田塾でした。その足で母と待ち合わせをし、津田沼校を訪問しました。
実は、私は中2の頃から密かに慶應義塾大学に憧れていたのですが、自分の成績からも諦めていたのです。ところが早稲田塾の校舎長と話してみると、いとも簡単に「慶應の文学部を目指してみれば?」とおっしゃる。そんなことが可能なのか半信半疑でしたが、「AO・推薦入試特別指導」を体験してみたところ、他の予備校にはない刺激的な内容にびっくり。ここなら、自分の隠れた強みをもっと引き出してくれるかもしれないと、即入学を決意しました。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】自由な環境でフランス文学を学びたい
中学のときに訪れて以来、キャンパスの雰囲気に魅了され憧れ続けてきた慶應。私は本を読んだり文章を書いたりするのが好きだったので、自然な流れで文学部が第一志望になりました。
中でもフランス文学を学びたいと思うようになったのは、学校の創作ダンス部での経験がきっかけです。ダンス部では、曲や振り付け、舞台演出まですべて自分たちで行います。あるとき『美女と野獣』をテーマにした際、細かいモチーフを探すために資料や映画を観たのですが、原作者が複数人いることや、物語の結末が違うといった事実にびっくり。そこから童話の普遍性とか、虚構が描き出す真実のようなものに興味を持ち、だんだんフランス文学そのものを慶應で学びたいと思うようになりました。
他大学にも文学部はありますが、慶應の魅力は何といっても“自由”なところ。幅広い研究領域が横断的に学べ、専攻選択は2年次から可能。興味あるフランス文学を学びつつ、バイキング方式でいろいろな教養を身につけたい私にはぴったりの環境です。ここなら固定概念に捉われない、自由な学びが得られると思いました。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】慶應小論で掴めた自分なりの論文力
慶應の自主応募制推薦は、 “高校で力を入れてきたこと”“文学部を志望した理由”を記載した書類を作成して出願します。昔から文章を書くのは好きでしたが、やはり受験となるとテクニックも必要なので、早稲田塾では「論文作法(ろんぶんさっぽう)」→「大学への小論文」→「慶應義塾小論文」と、様々な論文系の講座に取り組んできました。ただ、最初の頃は書いていても何か違和感があり…。私は自分らしさをもっと書きたいけれど、きれいに書かなければと意識してしまう。受験を勝ち抜くためのテクニックや“型”が必要なのは理解していたので、けっこう深刻に悩んでいました。
その悩みを払拭してくれたのが「慶應義塾小論文」の講師でした。「もっと自由に書いていいんだよ」とアドバイスをいただき、自分が解放された気がしたのです。“型”だけでなく、柔軟な発想力などが身についたと思います。拙いながら一生懸命書いたものを講師から「君なら絶対に受かるよ!」と褒めていただいたときは、本当にうれしかったです。
――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】“読むこと”を楽しみ、メモを取り続けよう!
慶應文学部を目指すにあたり、早稲田塾のスタッフには貴重なアドバイスをたくさんいただきました。まず「慶應義塾小論文」の講師におすすめされたのが、東進講座の「東大現代文」。この講座で難解な文章に数多く触れたことで、読解力を養うことができたと思います。
そして津田沼校の校舎長に日頃から言われていたのが「メモを取りなさい」ということです。授業中でも、何かイベントに参加したときも、もちろん早稲田塾以外でも。後からそれを読み返すと、自分に足りないことや気づきが見えてきます。メモを取るようになってからは、学校での授業をよりいっそう大事にするようになり、そのおかげで成績もアップ。早稲田塾から教えていただいた大切な習慣です。
――【早稲田塾で〈学んだこと〉】伝えること、表現することの大切さ
「AO・推薦入試特別指導」では、塾生同士がお互いの書類をチェックする“メンタリング”がとても新鮮でした。私は志望理由書に、ダンスを通して発見したフランス文学を追究したいと書いていたのですが、そもそもダンスっておもしろいの?などと聞かれたり。自分では当たり前すぎることを第三者の目線で気づけるのは素晴らしいことだと思いました。講座を通して、伝えることの大切さと表現力を学ぶことができました。
私の将来の夢は、本を書くでもいいし、芸術でもいいし、とにかく歴史に名を刻むような表現者になりたい。早稲田塾で、まったく感性の違う人たちが集うその場自体が楽しいということを発見しました。世の中は多文化・異文化に満ちています。私の表現する何かで、人と人が豊かな感情を共有できる、そんな瞬間を作り出したいです。