江の島ヨットハーバーを盛り上げたい!
SFCで地域活性化についての研究を
服部 春花(はっとりはるか)さん
通塾情報
出身校 | 藤沢校 |
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出身高校 | 山手学院高校 |
部活 | ー |
夢・目標 | 地域で孤立している江の島ヨットハーバーを、日本で一番地域住民が関われる場所にする |
進学情報
受験方式 | 夏秋AO |
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大学 | 慶應義塾大学 |
学部 | 総合政策学部 |
――【入学の〈きっかけ〉】早稲田塾に通い、志望校に合格した先輩の姿を見て
私は、小2から現在までヨットというマリンスポーツをやっており、インターハイ優勝や国体出場経験があります。この活動実績を活かしたいと思い、総合型選抜に挑戦することを決めました。私が所属するクラブには、ヨットの活動を活かして総合型選抜を受け、志望校に合格した先輩がたくさんいて、その多くの先輩が早稲田塾に通っていました。先輩から早稲田塾の話を聞くうちに、「実際に早稲田塾に通って合格した人が身近に居るなら安心できる」と思うようになり、高2の12月に入学しました。
――【大学・学部を選んだ〈理由〉】地域活性化のために総合政策学を学びたい
私の探究テーマは「江の島ヨットハーバーを中心とした地域活性化」です。江の島ヨットハーバーは、江の島の東側にあるスポーツ施設です。観光名所となっている江島神社や江の島シーキャンドルとは反対側に位置していることから、地域住民や観光客との関わりが少なく、利用者はほぼヨット関係者だけになっています。私は小学生から江の島ヨットハーバーに通っていたため、限られた人しか利用しないという現状に、とても寂しさを感じています。観光地のなかで孤立している江の島ヨットハーバーを、もっといろいろな人が関わり、地域を盛り上げていける拠点にしたい。そんな思いから、この探究テーマを持ちました。 ヨットを普及して地域活性化するには、地域住民の理解や漁業関係者との連携など、さまざまなファクターが関係してきます。その根幹にあるものは、やはり行政です。私の探究テーマを実現するために何が必要かを考えた時、総合政策学を基盤として研究することが重要だと気付き、それらを包括的に学べる慶應義塾大学総合政策学部への進学を決意しました。慶應義塾大学にはヨット部があり、スポーツと学問を両立できる点も決め手でした。
――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】2つの授業で万全な対策ができた
受講して良かったと思う授業は、「本番直前授業」と「実戦小論文」です。 「本番直前授業」では、大学別に二次試験の対策を行います。志望大学の教授と話すような感覚で講師の方と30分ほど話し合ったり、時に圧迫感がある雰囲気で面接を行ったりと、本番を想定した対策ができました。二次試験当日はとても緊張したのですが、この授業で繰り返し練習できたことを活かし、「楽しもう!」という思いで臨めました。 「実戦小論文」では、小論文を書く際には主観的な考えだけでなく、客観的な視点や反対意見を持つことが重要ということを学びました。また、毎回の授業で、講師の先生が総合型選抜の成功事例について話してくれたことも役立ちました。どういった部分が合格の秘訣だったのかを知ることで、それらを補っていく対策ができました。 この2つの授業を受けて本当に良かったと思います。
――【後輩に〈ひと言〉】総合型選抜は、熱意があれば誰でも合格をつかみ取れる
総合型選抜は、実績がある人のための特別な受験方式という印象が強く、「私には無理だ」と考えて、自信を無くしてしまう人が少なくないと思います。でも、実際はそんなことはありません。「好きなこと」や「やりたいこと」に対する熱意を持ち、大学でさらに深めていくという気概で挑戦すれば、誰でも合格をつかみ取れる受験方式だと思います。 途中で嫌になったり、「なんでこんなに難しいことをやっているんだ」と思ったりすることもあるかもしれません。しかし、大学は自分の夢に近づくために進学します。途中で逃げ出したくなっても、めげずに踏ん張って向き合えば、最終的には理想的な結果が待っているはずです。後悔のない受験生活になることを応援しています。
――【将来の〈夢〉】江の島ヨットハーバーを、日本で一番地域住民が関われる場所に!
私の将来の夢は、「江の島ヨットハーバーを、日本で一番地域住民が関われる場所にすること」です。そのために大学では、行政学を軸に、経営学や統計学、環境心理学などを学び、さまざまな分野の視点から地域活性化について考えていきたいです。そして、ゆくゆくは、ヨットの魅力の発信やヨットハーバーの利用促進を行うNPOを立ち上げ、ヨットを普及する活動をしたいと考えています。