早稲田塾で将来の目標発見!
光の価値観を変える建築士になる

第46期生

貫 彩乃(ぬき あやの)さん

通塾情報

出身校 大崎品川校
出身高校 品川女子学院高等部
部活 ダンス部
夢・目標 光の価値観を変えられるような建築家

進学情報

受験方式 総合型選抜(創成入試)
大学 早稲田大学
学部 創造理工学部

――[入学の〈きっかけ〉]受験をゴールにしない早稲田塾の方針に惹かれた

早稲田塾に入学したのは高1の12月頃です。ちょうど友人たちが塾に通い始め、焦っていた中で見つけたのが早稲田塾。話を聞き、大学受験をゴールにしない方針とディスカッション形式で進めていく授業に惹かれ、入学を決めました。 総合型選抜のメリットは、入試時期が早いことです。1校でも合格していれば、その後の一般選抜に対して落ち着いた気持ちで受験できます。また、自分の経験値を評価してもらえるのはもちろん、志望大学が求める人物像に向かって、自分自身が変われるチャンスにもなると感じました。

――[将来の〈夢〉] 光の価値観を変えられるような建築物を創りたい

日本人の光に対する価値観を変えられるような建築家になるのが、私の将来の夢です。光に着眼したきっかけは、高1の夏に行った3ヵ月のニュージーランド留学。ニュージーランドは、家でも学校でも、日中に電気をつけないのが一般的でした。帰国後、昼夜問わず明るすぎる日本に違和感を覚え、光に対する心理的効果などを探究活動のテーマにしようと考えました。 光を扱う職業は、照明デザイナーなどたくさんあります。その中で建築家を選んだのは、“箱”を創るところから光を考えたいから。建物のなかでどう照明を演出し、総合的に見る人が光の価値観を変えられるような、そんな建築家を目指したいです。 早稲田塾入学当初は、建築家という確かな目標があったわけではありませんでした。しかし、未来発見プログラムで建築家から話を聞く機会があり、「どのような仕事なんだろう」と興味を持ちました。探究活動では20軒以上の建物の照度を測り、広さに必要な基準の明るさなどをコツコツ調査。飽きずに続けられたことで、やはり建築家を目指すと決めたのは自分に合っていたのだと感じています。

――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉]建築士の仕事や想いを肌で感じられた

未来発見プログラムは「SDGsまちづくりプログラム」を受講しました。講師をしてくださった1級建築士から、建物と社会の関係性の講義や、グループワークを通して建築について学びました。最終プレゼンはグループで課題に沿って模型をつくったのですが、その過程でも先生方にいろいろ聞ける環境だったので、とても勉強になりました。建築士とはどういう職業なのか、想いも含めて肌で感じることができ、将来建築家を目指すきっかけとなったプログラムです。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]毎日、絵を描く習慣が身についた芸術系講座

早稲田大学の建築学科は入試に実技試験があります。その対策として「建築・芸術系(実技)講座」がとても役立ちました。この講座では週1回、デッサンやデザインを提出し、フィードバックをもらいます。他の塾生の描いた絵を見られるのも大いに参考になりました。 とにかく日常的に絵を描く習慣をつけるには、本当に良い講座だったと思います。この講座のおかげで、受験向けに描くだけでなく、日常の何気ないものを題材にして毎日コツコツ、何かしら描いていました。結果として、それが私の入試対策になったと思っています。

――[大学・学部を選んだ〈理由〉] 技術と芸術を総合的観点から学べる環境

早稲田大学創造理工学部は、理系ではありますが、建築の歴史や都市デザインなど、技術と芸術を総合的に学ぶことができます。建築士になるにはこうした文系の要素も必要だと思っているので、シラバスや先輩方の話を聞いて志望しました。芸術表現をとても大事にしている学部だと理解しています。また、学部卒業条件を満たせば建築士試験の受験資格を得られるのもポイントでした。 もうひとつ、将来に向けて個人的に関心があるのが環境分野です。その点、創造理工学部には消費エネルギーと建築について手厚く研究されている教授がいます。その教授のもとで建築が環境に及ぼす影響などを深く勉強したいです。できれば大学院まで進み、研究を続けられるのが理想です。

――[後輩に〈ひと言〉] 今、全力でやることはその後に必ず活きる!

合格の勝因は、人と違うことをやったことかもしれません。メンタリングで塾生の資料を見て、敢えて逆のことをしたり、試験当日の服装もステレオタイプではないものにしたりしました。早稲田塾の講師には、“高校生らしい”目線で社会を見つめ、探究活動を発表するのが大事と言われました。まさにその通りだと思ったし、そこに私なりの自己ブランディングを付け加えて、結果的に合格をつかみ取ったと思います。 将来の夢が決められない・悩んでいる人は、選択や決断は、先でもいい。ひとまず今、興味あることをカタチにするのは、その後に活きると思うのです。機会を無駄にせず、全力でやり遂げてみてください。

私の「品川女子学院高等部 自慢」

活発な生徒が多いです。デザイン思考の手法を取り入れ、観察して問題発見、解決を養う総合学習に力を入れるなど、将来役立つ学びが多いです。

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