「発信力」を鍛えてFIT合格! 芸術家の権利を守る法律を学ぶ

第40期生

石橋真里奈(いしばしまりな)

通塾情報

出身校 津田沼校
出身高校 日出学園高校
タイプ 学力・成績向上が目的
夢・目標 日本のバレエ界を発展させる

進学情報

受験方式 AO・推薦入試
大学 慶應義塾大学
学部 法学部

──【入学の〈きっかけ〉】ここは「人を育成する塾」だ!

3歳からバレエを始め、中3では全国3位に。ドイツへの短期留学やさまざまなイベントへの出演を経験し、バレエは私の人生に欠かせないものになりました。バレエの一番の魅力は、自分の踊りが上達することの喜びや踊り終わった後の爽快感や達成感!一度味わったら、抜けられません(笑)。

所属しているバレエ教室の公演が終了した高2の夏に、早稲田塾に入学。高1のとき、第一志望である慶應義塾大学の入試制度を調べていてAO入試を知りました。バレエでの実績や学校の評定をアピールポイントにして、ぜひAOに挑戦したいと思いAO対策を行っている塾をいくつか見学。話を聞いてみると、他の塾は大学合格を目標としているのに対し、早稲田塾の目標は「未来を担う人を作ること」。「早稲田塾は単に書類を作るだけではない、人間を育成する塾なんだな」と知り、父と相談して「ここが一番いいね」と決めました。

──【大学・学部を選んだ〈理由〉】芸術家の権利を守るための法律を学ぶ

父が慶應義塾大学の卒業生で、幼いときから三田祭によく行っていました。慶應義塾を創立した福澤諭吉の教育理念には、学ぶことの本質が詰まっている。この大学で学んだら、きっと充実した大学生活が送れるだろうと考え、高1の時からずっと第一志望は慶應義塾大学でした。
法学部を選んだのは、芸術家の権利を守るための知識を得たいと思ったから。バレエの世界ではダンサーはもちろん、振付家やバレエ教室の経営などでは、法律、特に著作権が関わってくる場面が多くあります。著作権を学ぶことは、自分の将来にもつながることだと考え、法学部を志望しました。

──【早稲田塾での〈生活〉】発信力が鍛えられたのは早稲田塾のおかげ

早稲田塾では「慶應義塾小論文」と「慶應FIT二次対策講座」を受講。「慶應義塾小論文」では、論文の“型”だけではなく、そこにとらわれない柔軟な想像力や発想力を学んだように思います。以前の私は、すでにある文章や考えを引用していて、自分の考えを深める機会が少なかった。でも「慶應義塾小論文」で、ゼロから新しいものを作り出す力がつきました。入学前から慶應義塾大学主催の「小泉信三賞全国高校生小論文コンテスト」に応募する小論文を書いていたのですが、入学後に小論文の力がついたこともあり、大賞を受賞することができました。
「慶應FIT二次対策講座」は、話すことがあまり得意ではない私にとって、苦手な授業でした。最初のうちは、「間違えたことを言ったらどうしよう」と手を挙げて発言するのも自信がなく、バレエとの両立にも悩むこともありました。でも講師の「間違った発言も、それが議論の場の貢献になる」との言葉に勇気づけられ、それからは徐々に発言回数が増えていきました。
目立つことがあまり好きではなく、バレエと勉強の両立に悩んだ私でしたが、早稲田塾のおかげで文章を書くこと、発言することが好きになりました。早稲田塾で身につけた「発信力」は、他の塾では鍛えられないスキルだと思うので、とても感謝しています。

──【将来の〈夢〉】日本バレエ界の発展に貢献する

「将来の目標はバレエダンサー」と言うと、「それならバレエ団に入ればいいのでは?」と思われることもあります。もちろん高校卒業後にバレエ団に入ったり、海外留学したりするバレエダンサーがほとんどですが、それだと私も他のダンサーと同じになってしまう。「みんなと同じ」が好きじゃないので(笑)。今までにはない、私だけのバレエダンサー像を探してみたい。
将来は、日本のバレエ界を発展させるためにどういうアプローチをすべきなのか、日本のバレエ界のあるべき姿について考え、それに貢献するバレエダンサーになりたい。そのためにも、まずは大学でアーティストを法律的に守るための知識を学び、身につけます。

私の「日出学園高校自慢」

幼稚園からずっと、日出学園に通っています。先生と生徒の距離が近くて、職員室はいつも先生と話をする生徒で混雑しているほど。私のように持ち上がりの生徒もいれば、途中から入ってくる生徒もいますが、みんな分け隔てなく仲良くしています。

私の「慶應義塾大学 法学部 現役合格アイテム」

書籍「小泉信三賞 高校生小論文抄」「法のデザイン」

「小泉信三賞 高校生小論文抄」は、応募する前に選評などを読んで参考にしました。授賞式では教授と直接お話をして、改めて「この大学に入りたい!」と強く思いました。「法のデザイン」は、私が著作権法を学びたいと思うキッカケをつくつてくれた本。SFCの教授が書いた本で、父が勧めてくれました。

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