バカロレア入試で現役合格! 患者に寄り添える臨床医に

第40期生

韓 知佑(はんちゆ)

通塾情報

出身校 四谷校
出身高校 K.インターナショナルスクール東京
タイプ 学力・成績向上が目的
夢・目標 臨床医

進学情報

受験方式 その他
大学 東京医科歯科大学
学部 医学部

──[私の<ハイスクールライフ>]自分の強みを磨き、国際色豊かなスクール生活

韓国で生まれてからすぐ渡日。その後、中2から2年間アメリカに留学。叔母の家でお世話になりながら生活しました。帰国してからは、インターナショナルスクールに4年間通いました。 インターナショナルスクールを選択したのは、留学した際に身に着いた国際性を自分の強みとして残したかったから。将来必要になるであろう英語を、さらに磨きたい思いもありました。
私が通っていたK.インターナショナルスクール東京は、国際バカロレアによるカリキュラムを採用しています。まだ日本ではあまり馴染みがありませんが、国際的な大学志願資格で、修了試験に合格するとディプロマという卒業証明書を得ることができます。自分の得意科目を選択して追求できるカリキュラムなので、勉強はたくさんしましたが充実していましたね。また、異なる文化や宗教を超えてたくさんの友人と親しくなれたのは、自分にとってかけがえのない財産となりました。

──[入学の<きっかけ>]「一緒にがんばろう」と言ってくれた早稲田塾

6月にインターナショナルスクールを卒業。海外の大学へ進学する選択肢もありましたが、6年間も離れて暮らすことに私も両親も大きな不安があったので、日本の大学へ進む決断をし、さっそく塾を探し始めました。でも、私の場合はセンター試験も必要ないバカロレア入試と決まっていたので、推薦入試対策に強い塾が良かったんです。いろいろ問い合わせているうち、早稲田塾を見つけたときはうれしくなりましたね。他の予備校ではバカロレア入試に対しては「何、それ?」という反応。でも早稲田塾が他と違ったのは、「一緒にがんばろう」と言ってくれたこと。入学は即決しましたが、その後もバカロレア入試を取り入れている大学が重視するポイントを率先して探してくれるなど、丁寧なケアがありがたかったです。

──[タメになった<授業・カリキュラム>]AO講座で将来像が明確に

入学後、すぐに夏期講習だったので「AO・推薦入試特別対策指導」にほとんど毎日通い詰めました。自分にとって一番プラスだったのは、AO講座を通して将来像が明確になったこと。 私が医師を目指そうと思ったのは、米国留学時にお世話になった叔母が2年前に乳ガンで亡くなってからです。私にとって叔母は第二の母親のような存在だったので喪失感は大きく、その経験が病気の人たちに寄り添いたいという気持ちにつながりました。でも、漠然と“医師になりたい”と思っていただけで、研究したいのか臨床医になりたいのか、細かいところはあやふや。というより、圧倒的に医学部に対する専門知識が足りていなかったんです。 そこのところを講師や担任助手に相談しながら突き詰めていくことができました。
また、夏期講習が終わってから受講した「メディカル小論文」も、専門知識を蓄える上でとても参考になった授業です。講師が最近の医療系のニュースやホットな話題をたくさん提供してくれました。小論文を書く実力を身に着けるための講座ですが、私にとってここで得た知識は面接対策にもテキメン。もちろん、提示されたニュースやデータを元に文章も書きまくり、キーワードに対する分析力や構成能力も養うことができました。

──[将来の<夢>]臨床医として一人ひとりの患者さんに合った治療を

無事、東京医科歯科大学の医学部に合格し、臨床医を目指せることになりました。ひと口に“ガン”と言っても今は様々な治療法があるので、それぞれの患者さんに合った治療ができるような医師になりたいですね。
また、ガンは国によっても考え方や治療法が違うためグローバルな感性が必要になります。その点、医科歯科は留学プログラムが豊富で、がんばり次第ではハーバードメディカルスクールに臨床実習として派遣してもらえることも。これから6年間という学びの中で、しっかり国際的に通用できる医学の専門知識を養っていきたいと思います。

私の「K.インターナショナルスクール東京自慢」

ライブラリーが充実していて、授業の予習復習や自習などでよく使っていました。参考書はもちろん、フィクションから視聴覚の資料まで揃っていて、大部分は英語ですが、日本語のものもありました。

私の「東京医科歯科大学 医学部 現役合格アイテム」

小論文のまとめノート

講師からもらった新聞記事や分析を左ページに貼り、それに対してのまとめや対応策を右ページに記載。自分でも、ガン治療の技術といった専門分野から今の社会課題である働き方改革まで、幅広い分野を調べましたね。見返すと、これだけやったんだという自信につながりました。

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