論文力を鍛えて早稲田大学合格!AO受験で大きく成長できた

第40期生

小室 笑凜(こむろ えみり)

通塾情報

出身校 新宿校
出身高校 開智日本橋学園高校
部活 スケート
タイプ 部活動、生徒会など学校行事と両立
夢・目標 スポーツビジネスに携わる

進学情報

受験方式 自己推薦
大学 早稲田大学
学部 スポーツ科学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】母のすすめと先輩の紹介で入学

私自身は、特に塾に行こうと思っていなかったのですが、 高校生になり、 母は塾が必要だと考えてくれていました。ちょうど早稲田塾に通っている先輩がいて、紹介していただいて高1の4月に入学。まずは「英語特訓道場」と「論文作法(さっぽう)」、グループミーティングの授業からスタートしました。

――【早稲田塾での〈生活〉】ズバズバ意見を言い合う環境にカルチャーショック!

私は5歳からフィギュアスケートを続けてきました。毎朝6時から7時30分まで朝練があって、その後1時間かけて登校し、放課後ももちろん練習。ハードな毎日に加えて塾の勉強が加わったので、当時は大変でした!

学校での私は勉強に対して受け身で、他人に何かを発信する機会があまりありませんでした。でも早稲田塾では、自分の意見を言う場がたくさんあります。授業では、上級生・下級生関係なく、お互いズバズバと意見を言い合う。カルチャーショックでした。それに刺激を受けて、自分から積極的に取り組む姿勢が生まれたように思います。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】知識不足を痛感し、トレーニングを開始

最初のうちは本当に論文が書けなくて、「論文作法」では5人グループのうち3人の生徒から「何を言いたいのかわからない」と言われてしまいました。講師にも「題意から外れている」と指摘され、大ショック。ディスカッションの場でも、そもそもの知識が足りないから的確なことが言えない。自分の出来なさ、知識の無さを痛感しました。そこからは、新聞を読んだり、社説を書き写すなどのトレーニングをスタート。また「東進講座」で世界史と現代文を受講し、知識を増やして読解力を鍛えました。

ようやく論文が書けるかな、と思えるようになったのは、高2の1月から始めた「慶應義塾小論文」のころ。それまでの私は、パラグラフの組み立て方などがあやふやで、自分の「形」「スタイル」を持っていなかった。それをこの授業で固められたことが、大きな成果だったと思います。

――【後輩に〈ひと言〉】AO入試は自分を成長させてくれる

競技と受験の両立は、毎日が睡魔との戦い(笑)。時間がないときは、ランニング中にイヤホンで英単語を聞いたりしていましたね。試合があるときは練習に比重を置いて、それ以外のときは勉強時間を増やすなど、その時々に優先すべきことを選んで、気持ちを切り替えていました。「頑張って両立しなくちゃ!」と思うと、苦しくなります。「こういうことができたらいいな」と楽しんでやることが、大切なのではないでしょうか。
忙しい毎日でしたが、私は受験生活を楽しみました。AO入試は、学力だけではなく人間性も向上する、自分が成長できる入試です。挑戦して良かったと思っています。

【私を支えてくれた〈スタッフ〉】担任助手には何でも相談できた

併願校が不合格で落ち込んでいるとき、スタッフや担任助手と話をすると気持ちが楽になりました。担任助手には、勉強だけでなくスケートのことなど何でも相談できました。スタッフはみな、上級生も下級生も関係なく、いつも平等に接してくれる。約3年間の早稲田塾生活で、自分自身が大きく成長できたと思っています。

――【将来の〈夢〉】スポーツ選手のキャリア形成につながるビジネスをしたい

私を始め、スポーツ選手がよく飲んでいるアミノ酸飲料があるのですが、あるときふと「これほどのヒット商品はどうやって生まれたのだろう?」と疑問が生まれました。そこから、スポーツとビジネスの関わりに興味を持ち、ブームの起こし方、観客の増やし方などについて考えるように。
将来は、スポーツビジネスに携わりたい。フィギュアスケートはオリンピック効果もあり、競技人口が増え、競技会会場が満席になることも珍しくありません。その一方で、プロスケーターが出演するアイスショーはあまり動員できていないのが現状です。また、ジャンプなどの技術ばかりが評価され、本来の芸術性が注目されていない点も、残念に思っています。アイスショーがビジネスとして成功することはスケート選手の安定的な収入を保証するし、その後のキャリア形成にもつながります。私自身は、大学4年間は選手として競技を続けますが、合わせてスポーツビジネスについて学び、スポーツイベントのマネジメントについて考え、実行する力をつけていきたいと思います。

私の「開智日本橋学園高校自慢」

1学年80人程度で、芸術コース、進学コース、難関進学コースに別れています。数年前に共学化したのですが、私が入学したときは女子校だったので、同級生は全員女子。芸術コースにはユニークな個性の子が多く、クセは強いですが一緒に話しているとたくさん刺激がもらえました。

私の「早稲田大学 スポーツ科学部 現役合格アイテム」

小論文のノート

授業の内容を、ノートにまとめ直していました。とにかく地道にコツコツ続けることが私の目標。予習・復習に加えて、書き直しや新しい課題などやることがたくさんあって大変な授業でしたが、本当に小論文の力がつきました。

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