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東京海洋大学海洋生命科学部吉崎悟朗教授に聞く AO入試の特徴2

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ーー丁寧な審査が行われ、入学してからのサポートも手厚い海洋生命科学部のAO入試。要件や必須科目など、出願に際してはどのようなことに気をつければよいのでしょうか。 

 

英語能力を重視する出願要件と数学的思考能力の重要性 

 海洋生命科学部のAO入試はTOEICの点数で足切りをしています。400点以下ですと、試験を受けることができません。しかしこの400点という数字は、決して難しい条件ではないでしょう。最終的には、3年次に600点以上をクリアしていないと卒業論文に着手できないという規定がありますから、入試段階でそのための心構えをしておいてほしいのです。受験のための要件は、TOEIC400点以上の他、TOEFLiBT40点以上,またはTOEFLPBT435点以上、英検準2級以上など資格によって選べます。資格を持っていない方は、受験までに要件を満たせるようにしておいてください。 

 英語資格に要件枠を設けるのは、英語を常に意識しておいてほしいというメッセージです。将来どんな時代になっても、どんな仕事に就いても、相手は絶対に世界ですから。相手が日本だけという業界は、すでにほとんどありません。とくに水産業は日本が先進国ですし、海に関してもまた他の追随を許さないほど研究が進んでいます。海外からかなりの研究者が訪れるため、そういった人たちときちんとコミュニケーションをとらなければなりません。 

 また、とくに海洋政策文化学科では文理を問わない研究分野が用意されているにしろ、どちらの学科も数学ABを必須履修科目としており、数学の基礎的学力は必要です。AO入試では数学の試験を行いませんが、「数学をきちんと勉強しておくように」と声を大にして言いたいです。高校の数学というのは暗記科目のようなものですが、その裏には物事を論理的に考える訓練が隠されているのです。私自身、大人になってからわかったことですが、何をするにしても数学的な論理思考が基本になってきます。海や魚の研究はもちろん、社会人になって営業戦略を練っていくような場面から商品を買うという何気ない行為まで、全てです。 

 数学と英語、この2つだけは大事と肝に銘じて勉強してください。 

 

出願書類は調査書、資格証明書、志望理由書 

 出願時には、英語資格検定証明書や調査書等の他、もちろん志望理由書も提出してもらいます。このような大学なので、釣りが好きとか、生物学の賞をとったというアピールをしてくれる子がたくさんいますが、中心となるのは、志望した理由、入学後、何をどのように学び、何を実現したいのかを記述する中で、どう自分を出せるかを考えてみてください。

  もちろん、志望理由書は提出物に過ぎません。人物を見るには、やはり面接の場が大事だと思っています。二次試験の面接にまでたどり着いてくれれば、自分の「好き」を思いっきりアピールできる場が用意されていますから、一次試験の小論文をぜひ頑張ってほしいですね。 

 

※記事の内容は執筆者個人の見解であり、早稲田塾の公式見解ではありません。

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