世界初、学生による衛星打ち上げに成功した東京大学・中須賀研究室と早稲田塾が、未来の人材育成のため「スーパー スペースシステムズ プログラム」を開講します。
早稲田塾と東京大学大学院工学研究科・中須賀研究室は、「将来の人材育成」という理念に基づき、新たなプログラムをスタートすることとなった。強い意欲と目的意識を抱く高校生が、早期から先端研究の息吹に触れることで知的好奇心に満ちた若い頭脳を鍛え、大学・大学院で先端研究に携わるための先行スタートを切ることを目的とする。また、産業や科学の発展・振興を進める日本の最高学府東京大学を舞台に、高校生へ技術振興のモデルを提案、進路選択の可能性を拡げることもねらう。
具体的には、2006年12月~2007年2月の期間、高1・2生約15名を対象に、カンサットという実験用人工衛星の製作をテーマにしたパイロットプログラム「スーパー スペースシステムズ プログラム(略称:S3P エス・キューブ・プログラム)」を開講する。本プログラムは、超小型衛星の開発で知られる中須賀 真一教授をはじめ、東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻で宇宙工学の研究教育に携わる教員・研究者が担当。中須賀研究室では、超小型衛星の「ものづくり」をベースとして、学生や一般の人たちに宇宙を理解してもらい、興味を増進するプログラムを進めている。今回は高校生が自ら衛星を製作し、フィールド実験を行う。講義や実習はもちろん、ディスカッションや懇親会、学会への出席なども組み込み、新しい発想やひらめきが飛び交う知的な空間を提供する。
更に、2月中旬に開催される、「第一回国際カンサットワークショップ」(会場:東京大学)に参加し、技術に基づいた社会貢献のモデルや、具体的な「ものづくり」=エンジニアリングが世界に及ぼす影響を、日本発のワークショップを通じて体感する予定。
※教材の一部はJST(科学技術振興機構)の研究者情報発信活動推進モデル事業「モデル開発」により開発されました。
中須賀 真一(なかすか しんいち) 教授

東京大学大学院 工学系研究科
航空宇宙工学専攻 教授
83年に東京大学工学部航空学科卒業。88年に同大学院博士課程修了。その後、コンピュータメーカーに就職し、人工知能や自動化工場に関する研究を行う。90年に東京大学に戻り、航空学科講師、同大学先端科学技術研究センター助教授、アメリカでの客員研究員を経て、2004年に東京大学航空宇宙工学専攻教授に就任。専門分野は宇宙工学と知能工学。1961年、大阪府生まれ。















