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ACCアートプログラム2014 #6 小林エリカ氏

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こんにちは! 大学体感カリキュラムプロジェクトです。「ACCアートプログラム」の一環として行われた、作家・マンガ家の小林エリカ氏の特別公開授業をレポートします! 

小林氏のデビューは19歳。『爆弾娘の憂鬱 恋の放射能』という映像作品のなかで、核や"放射能”を擬人化して描きました。近著「光の子ども」も”放射能”がテーマです。

一貫した社会的メッセージのスタートは、子どものころに読んだ「アンネの日記」。少し年上の「アンネお姉さん」の不条理な死、そして作家への夢が、小林氏のその後の人生に大きな影響を及ぼしました。2011年には、アンネと同じ年に生まれた、自分の父親の日記とアンネの日記、そしてアンネの足取りを辿る旅の記録を交錯させた「親愛なるキティーたちへ」を発表。

会場では、この「親愛なるキティーたちへ」の映像作品を鑑賞しました。人の気配がない収容所付近で見たものをその場で描いたタッチは、塾生の心にずしりと響いたはずです。

心のうちを素直に伝えようとする小林氏の姿に感銘を受け、授業終了後には、1時間にわたり約20人がこぞって質問。

「実は、芸術系に進みたいのですが、才能がなくて……」

「私もひとつ好きな本があるのですが、小林さんのように追い求める勇気がなく……」

と悩みを吐露する声も。小林氏も、高校時代は大きな社会問題を前に、自分の無力さにがっかりしたり、「もっと自分よりもイラストが上手な人がたくさんいる」と落ち込んだりしたそうです。そうしたなかでも、「ひとつずつ自分でも変えていきたい」、「人とは違う強みを」と東京大学大学院学際情報学府へ進学。そこではユビキタスコンピューティングを学びます。また同時に、社会や都市、コンピュータの歴史や研究者たちの姿勢も学びました。 

小林氏が語った生きる目的は、「未来から見つけてもらうため」。自然体で言葉を発する小林氏が描く作品には、100年後、1000年後に向けたメッセージが込められ、同時にいまを生きる塾生たちの未来に、風穴を開けてくれました。 

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大学体感カリキュラムプロジェクト