早稲田塾で将来の夢を形にできた!
上智で障害者の方の就労支援について学びたい
生井沢 瑠菜(なまいざわ るな)さん
通塾情報
出身校 | 池袋校 |
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出身高校 | 開智高校 |
夢・目標 | 障害の有無にかかわらず暮らしやすい社会を創る |
進学情報
受験方式 | 学校推薦型選抜(公募制) |
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大学 | 上智大学 |
学部 | 総合人間科学部 |
――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】大学での学びついて早くから考えたい
総合型選抜には、早い段階から関心を抱いていました。高校生になり、「自分は大学でどのように学びたいか」について考えた際、テストの点数のみで測られる一般選抜ではなく、今のうちから学びたいことについて考えられる総合型選抜のほうが、大学でより良い研究ができると考えたからです。
早稲田塾に入学したのは、高1生の9月です。両親の勧めで無料体験に参加し、答えがないものを突き詰めていく早稲田塾の授業の面白さに惹かれました。この受験方法は楽しいし自分に向いている!と思い、入学を決めました。
――【私の〈受験ストーリー〉】ドラマで興味を持った「手話」が研究テーマに
研究テーマの軸となったのは、高校1年の時に出会った「手話」です。私はもともと映画やドラマを見ることが好きだったのですが、あるドラマで出てきた手話のシーンに興味を持ちました。その手話と同時に字幕が表示されていたのですが、役者の表情や演技を手話から読み取ることができたら世界が広がるのではないかと考え、実際に手話の勉強を始めました。
大学生の担任助手と面談を重ね、「手話」について掘り下げていったところ、言語障害をはじめとする社会問題があることを知りました。私は早稲田塾に入るまで将来の目標がなく、映画やドラマといった身近なものから研究テーマを設定できるとは思っていなかったのでビックリ。「手話」からどんどん矢印を引っ張って派生させていき、最終的には言語障害を抱える人が暮らしやすい社会を創るためには、というテーマを決めることができました。
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】「伝える」ことについて深められた
未来発見プログラムの「スーパーブロードキャスタープログラム」が印象に残っています。このプログラムでは賢プロダクションの声優やアナウンサーの方が、発音や活舌といった発声の仕方から演技に至るまで、幅広く指導をしてくださいます。私はもともとコミュニケーションを取るのが好きだったのですが、自分ばかりが発信するのではなく、相手の発信をしっかり聞く会話のキャッチボールが重要であるということを学びました。
このプログラムでは「伝える」ことについてとても考えさせられました。私が関心のある社会福祉の分野では、伝える相手が高齢者や障害者、児童など多岐にわたります。そのような人々との対話の上で、何が重要になるかについて考えるきっかけとなりました。
――【早稲田塾で〈学んだこと〉】目標に向かって行動することができた
早稲田塾に通う中で学んだのは、「行動することの大切さ」です。総合型選抜は、アクティブに行動することが合格のカギになると思います。自分の将来の目標に向かって何が必要かを計画したうえで、話を聞きに行ったり見に行ったりと、自分なりに行動することが、大学での学びを充実したものにするうえでも大切です。
私は実際に、障害者の就労支援をしているところに出向いたり、電話をしてみたりと、インターネットで検索するだけではわからないことをたくさん学びに行きました。おかげで講師の先生に、「生井沢さんはとにかく行動する人だよね」と褒められるまでに成長。早稲田塾にはアクティブな子がたくさんいて自信がなかったのですが、自分の目標に向かって行動し続け、講師の先生に認められたことが大きな自信につながりました。
――【将来の〈夢〉】社会福祉士として暮らしやすい社会を創る!
将来の目標は、障害の有無にかかわらず、国民の誰もが暮らしやすい社会を創ることです。現在日本ではノーマライゼーションを目標とした社会づくりが行われているのですが、実際に施設や教育現場を回ってみると、障害を抱えている人の職場での働きづらさや生活のしづらさといった声がいくつもありました。私は社会福祉士として障害がある方に寄り添い、社会で安心して暮らしていけるような方策を一緒に考えていきたいと思っています。
大学4年間では、主に障害者の方の就労支援について学んでいきたいです。単に福祉的な支援だけでなく、企業の政策などについても学び、障害者の「職」に関わる社会づくりに貢献できたらと思っています。