初志貫徹で第一志望のSFCへ。子どもたちの「自己有用感」について研究したい

第44期生

平野 央(ひらの おう)くん

通塾情報

出身校 藤沢校
出身高校 鎌倉学園高校
部活 サッカー部
夢・目標 子どもたちが自信をもって表現できる学校・社会を創る

進学情報

受験方式 夏秋AO
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】高校の先輩が総合型選抜で合格して

入学したのは、高2生の11月です。1つ上の高校の先輩が早稲田塾生で、ちょうど総合型選抜で合格が決まった時期でした。その先輩から、総合型選抜の内容や良さを聞いていたので、自分も挑戦してみたいと思ったのです。

僕は入学前から慶應義塾大学のSFCを志望していましたが、早稲田塾で話を聞いてみると、一つの大学に絞らずやりたいことから幅広い大学の選択肢を与えてくれる。そういったところもしっかり吟味できるのが良いなと感じ、早稲田塾に決めました。

――【大学学部を選んだ〈理由〉】SFCの卒業生たちに憧れて

僕はもともと、好奇心旺盛なタイプ。生まれ育った神奈川県鎌倉市でのボランティアや地域コミュニティ、山形県鶴岡市への地域留学など、様々な活動を重ねてきました。

そのような活動をする中で、慶應義塾大学SFC出身の方を見聞きしたり、鶴岡にはSFCの研究所が置かれていたりということもあり、自然と「自分もSFCに行きたい」と思うように。SFCの卒業生たちを調べていくうちに、「自分もこういう経験をしてみたい!」と志望度が増していきました。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】仲間とともに学び合う

喋ることが好きな僕にとって、「総合型・学校推薦型選抜特別指導」での「メンタリング」(意見を交わし合う)はとても有意義な時間でした。自分の経験や研究をもとにしながら、相手の出願書類に対して意見を出していくことは、自分自身の研究テーマを育てていくうえでも非常に重要だったと思います。

僕は教育に関心があるのですが、あまり馴染みのない国際情勢や政治観念をテーマとしている仲間からもらったアドバイスは特に役立ちましたね。「こういった社会情勢が、今の教育カリキュラムに繋がっているんだ!」と発見したことも。仲間と学び合う中で、自分の考えがどんどん深まっていく感覚がありました。

――【私を支えてくれた〈スタッフ〉】担任助手との関わりが糧に

早稲田塾は、とにかく自分の話を聞いてもらえる場所。特に大学生の担任助手の方々とは、校舎に行くたびに研究の内容や大学生活の話を重ねました。

僕は今まで様々な活動をしてきましたが、それが大学とどのように繋がるのか、具体的なイメージが持てていませんでした。そこで担任助手の方に相談した際、「研究会を見てみたい」と言ったら、聴講制度を紹介していただいたのです。実際に研究会に足を運んでみると、自分がそこで研究している想像が掻き立てられ、より頑張ろうという気持ちに。大学生の生の声を聞くことができたのも、担任助手の方々との関わりがあったおかげです。

――【将来の〈夢〉】自己有用感について研究し、教育に携わる

将来は、教育に携わりたい。中でもコーディネーターに興味があり、学校内外関係なく、全ての子どもたちが自分を表現できる場を創りたいと考えています。

きっかけは、中学2年生の時に参加した、地元鎌倉の地域コミュニティ「カマコン」です。そこでの活動を通して、「自分が認められる」という感覚がいかに大切かを学びました。そこから、他者との関係の中で自分自身の価値を感じる「自己有用感」に着目し、それを学校教育や子どもたちの生活の中に繋げていきたいと思うようになりました。

大学では一つの学問に絞らず、幅広く勉強したいという思いがあります。SFCの環境を活かして、心理学や社会学、デザインなどを横断的に学び、自己有用感について研究していきたいです。

私の「鎌倉学園高校 自慢」

学校の隣に「建長寺」という有名なお寺があります。月に1回座禅をしに行くなど学校と密接な結びつきがあり、普段はできない貴重な経験ができたと思います。座禅をすることで自分自身を見つめ直したり、心が落ち着いたりと、受験期は特に助けられました。

私の「慶應義塾大学 総合政策学部 現役合格アイテム」

ヘッドフォン

高1から愛用しているヘッドフォンは、勉強時のマストアイテム。受験当日も、会場に行くまでこれで音楽を聴いていました。勝負曲は、椎名林檎さんの『茎』。暗い曲ですが、だからこそ「やってやる!」という気持ちになれますね。

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