日々の積み重ねで上智合格
法を学び、より良い社会へ

第44期生

佐藤真(さとうまこと)さん

通塾情報

出身校 柏校
出身高校 国府台女子学院高等部
部活 ボランティア部
夢・目標 組織犯罪から少年を守る社会作り

進学情報

受験方式 学校推薦型選抜(公募制)
大学 上智大学
学部 法学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】 受付スタッフの笑顔に魅せられて

早稲田塾に入学したのは、高2生の6月。その時は上智大学の文学部に進学したいと考えていて、受験対策のために早稲田塾へ。入学の決め手は受付のスタッフの笑顔が素晴らしかったこと。入学後は「論文作法(ろんぶんさっぽう)」を受講したのですが、最初は講師の熱量にすこし気圧されてしまった。でも、周りの生徒たちが講師の熱量についていく姿を見て、この空間で学ばなければ到底上智大学に合格できないと考えて、私もついて行こうと決意しました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】 法律学を学びながら、多くのことを修得できる環境に惹かれた

入学当初は文学部新聞学科を目指していたので、まずメディアについて勉強し始めました。その過程で、メディアで少年(20歳に満たない者)が罪を犯した時に報道されてしまうことの怖さを知って、そこから研究テーマを少年法に移行。少年法について学ぶうちに知ったのは、少年法が改正されてから、18・19歳の少年は「特定少年」という扱いになり、テレビ報道などで実名が公開されるようになったことと、その怖さ。この変化は法解釈によるものだと知ったのを機に、少年たちを犯罪行為から守るには、少年法だけに注目するのではなく、組織的詐欺など少年が多く関わっている犯罪を抑止することが必要だと考えたんです。そこでテロ等準備罪の法解釈という研究テーマに行きつき、志望学部を法学部に変えました。上智大学の法学部は、法律学を専攻としながら、隣接学問である経済学部などの授業も受講することができます。また、上智大学は英語をはじめとする語学学習が盛んで、主に22言語の中から自分が希望する言語を修得できます。多言語を学びながら法律学を専攻し、研究テーマを進化させることができる環境に魅力を感じました。ちなみに私は中国語、タイ語、ベトナム語などを学びたいです。

――【私の〈受験ストーリー〉】 日々の鍛錬で小論文の実力アップ

合格の勝因は、小論文の鍛錬を日々積み重ねたこと。上智大学の入試は、事前課題と小論文と面接で多面的に力を測られるのですが、その中で小論文が一番重要だと考えて、毎日練習していました。早稲田塾では「慶應義塾小論文」を受講し、そこで講師の先生に勧められたのは「写経」という、新聞の社説などを書き写す練習。この練習で大人が書く文章に触れ、高校生のレベルを超えた文章力を養いました。あとは、なるべくいろんな分野の本を読んでいました。例えば、政治学や哲学の本など。実際、上智大学の試験本番では倫理観も問われるような内容が出題されたので、哲学の本を読んでいたことは執筆する上で役に立ったと考えています。また、学校ではボランティア部に所属していて、日頃から他者との関わり合いというものを強く感じていました。それは上智大学が大切にしている「他者のために、他者とともに」という考え方に通じているし、合格に繋がった一つの要因だと思います。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】 本番直前授業やIELTS対策講座で身につけた実力と自信

「本番直前授業」通称「本直<ホンチョク>」で、受験前日までみっちり面接練習や小論文演習を行ったことは、上智大学合格に直結したと思います。小論文は本番直前までなかなかうまくいかず、講師の先生に褒められることも少なかったんですが、ホンチョクの最終日、ずっと小論文をご指導くださった講師に「この文章を書けば絶対合格するから」と言っていただけました。それが自信につながったし、とても嬉しかったです。また、「英語4技能資格試験講座」のIELTS対策講座にはとても感謝しています。もともと英検準1級を受験していたのですが実を結ばず、自分には実力がないのだと思っていました。でも、IELTS対策講座でしっかりとノウハウを教えていただき、IELTSオーバーオールバンドスコア6.0をとることができました。これは、英検でいうと準1級レベルです。

――【タメになった〈未来発見プログラム〉】多数のプログラムを受講し、法律を学ぶ基礎を作った

「未来発見プログラム」の「スーパーリーガルマインドプログラム」を受講したことが、法律学科を目指すきっかけとなりました。これは、慶應義塾大学の教授から直々に法律学とは何か教えていただいた上で、仲間たちとグループディスカッションして法律学の真髄を考えるプログラムです。さらに、「スーパーメディアリテラシー〜日テレ式「報道の哲学」〜」も受講しました。このプログラムでは、日本テレビのプロデューサーの方から、最近の時事ネタやネットリテラシーを学べて、多角的に他者の利益を考える視野を身につけることができました。法律を学ぶ上で重要な視点なので、その後にとても役立っています。

――【将来の〈夢〉】 組織的犯罪から少年を守る社会をつくる

私は現在、テロ等準備罪という法律を注視しています。テロ等準備罪とは組織的詐欺等の組織的犯罪を抑止する法律です。現在の日本では、犯罪が行われた後に裁く法律が一般的に知られていると思うのですが、テロ等準備罪は犯罪行為の準備段階で法を適用することができます。将来は法務省などで働いて、このような法律の法解釈や、法改正等に着手していきたい。そして組織的詐欺をはじめとした組織的犯罪を抑止し、犯罪から少年たちを守り、幸せに生活できる社会をつくるのが私の夢です。

私の「国府台女子学院高校 自慢」

小中高一貫の女子校で仏教教育を基盤としており、みんなが慈悲の心を大切にしていて、心優しい生徒がたくさん集まっています。先生たちもとても優しくて生徒とも仲がいいので、楽しく学校生活を送ることができる自慢の学校です。

私の「上智大学 法学部 現役合格アイテム」

お守り

このお守りは早稲田塾からいただいたもの。早稲田塾のスタッフがわざわざ遠方まで、私たちの合格を祈願しに行ってくれたと聞いて、想いがたくさん詰まっているのを感じました。実際、これを持って臨んだ併願校にも合格したので、本当に効果があったなと思っています。

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