国公立大学の文学部に行きたい
短期集中で筑波大学に合格!

第44期生

田仲莉々(たなかりり)さん

通塾情報

出身校 青葉台校
出身高校 神奈川県立市ヶ尾高校
部活 ハンドボール部
夢・目標 古典を世界に広めたい

進学情報

受験方式 AC入試
大学 筑波大学
学部 人文・文化学群

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】部活の友達に誘われて

高3生になる直前の春休み期間に入学しました。同じハンドボール部の友達が早稲田塾に入っていて、「説明会があるよ」と誘われて行ったのがきっかけです。ちょうどその時期に、すでに多くの友達が塾に通っている中で、塾に入っていないことに焦りを感じていました。また、もともと国公立志望でずっと指定校推薦を狙っていましたが、文系の国公立の枠は一つしかなかったんです。早稲田塾で面談した時に、総合型選抜ならもっと可能性があると言われ、入学を決意しました。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】源氏物語の研究とハンドボールがしたい

私は教育目的の源氏物語の伝え方と、源氏物語の主語のとらえ方について興味があります。元々古典が得意だったのですが、源氏物語は全然主語が書かれていなくて、授業の時に読みづらいなと思ったことをきっかけに、もっと深掘りしたいと思いました。主語のとらえ方によって物語の印象が変わることから、源氏物語の注釈書に着目しており、源氏物語の和歌の翻訳もしたいと思っています。その分野にとても詳しい先生が筑波大学の人文・文化学群比較文化学類にいらっしゃることが志望した理由です。

加えて、私はハンドボール部のキャプテンとして打ち込んできたので、ハンドボールができる大学にも行きたいと思っていました。筑波はハンドボールが強いので、そこでプレーしたいと思っています。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】 鋭い指摘を受けた「提出書類作成講座」

早稲田塾には、直すべき点を的確に突いてくれる講師がたくさんいらっしゃったのが、すごくよかったなと思っています。「総合型・学校推薦型選抜特別指導」の「提出書類作成講座」では、自分の提出書類がダメだったら、「あ、これもう。ダメだね」って。それが逆に、次の講座の時には褒めてもらいたいなと思うことにつながって、本気で頑張れました。

また、講座を受講し始めた時に、「先行研究を全然引用していないからどんな証拠に基づいて結論を出したのかが分からない」と指摘されたことがありました。どうしたら先行研究を自分の目的通りに探せるのか、どういう研究方法が一番効率的にできるのかなど、本格的な研究に必要な力が、この講座を通して身に付いたと思います。

私は研究テーマを決めるのにすごく時間がかかったのですが、この講座を活用して固めていきました。講座で指導されたことをもとに、毎日図書館に通って、ずっと先行研究を読んでまとめていきました。図書館にこだわった理由は、インターネットでは読めない論文を読めるし、図書館で手当り次第に読んでいくことで、自分の知らなかった論文に出会えたからです。

――【私にとっての〈早稲田塾〉】可能性を広げられた場所

早稲田塾に入る前は部活一筋だったので、古典文学に関しては人よりも得意、知っている程度でした。早稲田塾で専門的な研究をするようになってから、「古典を好き」から「古典を超知ってるし、超好き」みたいなぐらい、古典に関する知識や教養が深まったなと思います。早稲田塾で、これまでの自分の活動や経験を振り返る「自分史」を作る機会があったことも、自分と古典文学の関わりを考えたり、将来の進路を決めたりするのに役に立ちました。もし早稲田塾に入っていなかったら、指定校で行ける大学に行っていたと思います。国公立の文学部に行ける可能性を広げられた場所が早稲田塾でした。

――【将来の〈夢〉】古典を世界に広めたい

大学では源氏物語をもっとより多くの視点から学んで、将来は海外の人達に広く源氏物語をはじめとする日本の古典文学を読んでもらいたいです。実際に海外に渡り、外国の方に読んでもらって、感想を自分の耳で聞くといった、そういう活動もしてみたい。また、大学では和歌の翻訳方法について研究することにも興味があります。

それに加えて、日本の人にももっと古典文学を読んでもらいたいです。研究の一環として、地域の小学校の図書室にいる方などにお話を聞いたこともあります。そのとき、今の子供達の本を読んでいる状況や、興味がある作品を聞いた際に、古典文学を借りる人がすごく少ないことを知りました。また、図書館の古典の本のコーナーだけ、圧倒的に手が付けられてなさそうな雰囲気を感じ取り、「ああもっと広めたいな」と。国内外全ての人に、古典文学のすばらしさをもっと知ってもらいたいですね。

私の「神奈川県立市ヶ尾高校 自慢」

先生も生徒も良い人が多いです。男の子でも女の子でもみんな優しいし、フレンドリーでした。メイクやネイルができるなど校則はゆるめですが、部活に励んでいる生徒が多いです。また、イベントの自由度が高く、回数も多い。球技大会は年に3回あるし、それとは別に文化祭や体育祭もあります。

私の「筑波大学 人文・文化学群 比較文化学類 現役合格アイテム」

ノート

お守り代わりに学校行く時も図書館行く時もずっと持ち歩いていました。今までの研究の過程などが全部詰まっているので、見返すことによって自分がどれだけ成長したかが分かる大切なものです。

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