ダンスとボランティアをやり抜き、夢のSFCへ。
いじめ解消に向け公教育参入手法を確立したい
中原そら寧(なかはらそらね)さん
通塾情報
出身校 | 四谷校 |
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出身高校 | かえつ有明高校 |
部活 | ダンス部 |
夢・目標 | 公教育参入手法、学校ガバナンス再構築を検討し、いじめをなくす |
進学情報
受験方式 | 夏秋AO |
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大学 | 慶應義塾大学 |
学部 | 総合政策学部 |
――【入学の〈きっかけ〉】ダンス部の活動を活かして総合型選抜入試に挑戦
私が早稲田塾に入学したのは、高校1年生の冬です。入学のきっかけは、ダンス部の先輩が早稲田塾に通っていて、自分の強みを活かした総合型選抜で志望校に合格したと聞いたこと。私も、中高を通じてダンスを続けてきた強みを活かして受験したいと思いました。総合型選抜に特化した学習塾は他にもありましたが、早稲田塾には圧倒的な合格実績があり、スタッフや生徒の雰囲気もすごく肯定的で温かさを感じ、ここなら自分の夢にチャレンジできると思いました。
――【早稲田塾での〈生活〉】校舎をまたいだサポートが進路発見につながる
早稲田塾に入って良かったと思うことの一つは、いろんな方からアドバイスや意見をいただけたこと。私は四谷校に通っていたのですが、学校からは大崎品川校が近かったので、二つの校舎を行き来していました。そこで出会った担任助手や生徒と話すことで、受験のヒントを多くもらえました。また、私はSFC以外の学部や大学の受験も検討しており、自分の興味のある大学・学部出身の講師や担任助手が他の校舎にいる場合には、その方にZOOMで話を聞かせてもらっていました。早稲田塾が校舎をまたいで生徒をサポートしてくれたおかげで貴重な情報を得ることができ、進路発見につながったと思います。
――【オリジナルの〈勉強法〉】200本以上の論文を読み込み、研究テーマを深める
私が最も頑張った勉強は、論文を読むこと。高校2年生のころから自分の興味のあるテーマに関する論文を読み始め、合計で200本以上は読みました。これに加えて関連書籍も40冊以上は読んでいます。限られた時間の中でたくさんの論文を読むため、電車の中でもお風呂の中でもひたすら読んでいました。面接会場にもお気に入りの論文を持ち込み、「これだけ読んだのだから大丈夫」と自分を勇気づけていました。
――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】大学教授から学べる、貴重な機会
未来発見プログラムでは、「持続可能な社会の実現に向けて~SDGs2030~」と「ダイアログ&リーダーシッププログラム~対話学入門~」を受講しました。受講して特に役立ったと感じているのは、大学教授の授業を初めて受けることができ、大学での学びをイメージできたこと。私は何となく「大学教授=ちょっと怖い」という先入観があって緊張していたのですが、実際にはとても優しい方でした。また、同じ興味と高い志を持った仲間と交わす議論はとても質が高く情熱的で、日常が変わるような楽しさがありました。
――【将来の〈夢〉】いじめのない、子供中心のまちづくりに貢献したい
私の研究テーマは、「小中学校で起きるいじめ問題解消に効果的なアクター(第三者機関等)の介入手法」。この研究を活かし、将来的には公教育参入手法、学校ガバナンス再構築のシナリオを検討する余地があることを示したい。さらに長期的には「いじめを通過儀礼にしない文化づくり」につなげたいと考えています。私がこの目標にたどりついた理由は、もともと子供が好きだったこともありますが、私自身が小学校時代にいじめを受けた経験や、いじめを傍観してしまった経験があったこと。いじめをなくして子供たちが生きやすい、子供中心のまちづくりがしたいと考えて調査を行ったところ、文部科学省が発表しているいじめ認知件数が63万件と過去最多を記録していることを知りました。
いじめをなくすためには、いじめを早期発見し事後ケアを効果的に行える第三者機関が必要。そこで先行研究の調査、政治家との対談、教育支援ボランティアを実行したところ、すでに第三者機関があることがわかりました。それでも現実のいじめ件数が減らないということは、介入の手法に問題があるということではないでしょうか。
第三者機関による学校への介入手法を考えるうえでは、いじめの問題に関わっている被害者、加害者、傍観者それぞれの心理を研究すると同時に、学校とアクターとの間でどのような価値や利益を見出せるのか考えなければなりません。こうした研究に取り組むためには、教育学部での学びだけでは足りず、教育学、経済学、心理学まで幅広く修める必要があると考えました。こうした横断的な学びを実現するには、SFCしかないと思い志望しました。
大学でより効果的な手法を研究して広め、子供一人ひとりの内面に寄り添ったまちづくりを実現することが、私の夢です。