「ポイ捨て問題」を逆転の発想で解決!
SFCで微生物と経営について学びたい

第45期生

福田侑(ふくだゆう)くん

通塾情報

出身校 横浜校
出身高校 県立光陵高校
部活 バドミントン部
夢・目標 「ポイ捨てをすると地球の環境がよくなる社会」を作る

進学情報

受験方式 総合型選抜
大学 慶應義塾大学
学部 環境情報学部

――【入学の〈きっかけ〉】母の勧めで体験へ。「自分に合っている」と感じた

私が早稲田塾に入学したのは高2の2月です。母がインターネットで早稲田塾について調べ、勧めてくれました。私は机に向かって勉強するのが苦手だったので、高校入学当初から自分の好きなことを追究してそれを受験に活かしたいと、学校推薦型選抜 や総合型選抜での受験を考えていました。母の勧めで体験授業に参加したのですが、「早稲田塾の授業スタイルが自分に合っている」と感じました。そして入学の決め手となったのは、雰囲気の良さ。大学生の担任助手たちが親しみやすく接してくれて、嬉しかったです。

――【将来の〈夢〉】微生物の力でポイ捨て問題を解決する!

私の研究テーマは「ポイ捨てをすると地球の環境が良くなる社会」。一見、矛盾しているように思えるテーマです(笑)。私がこのテーマに興味を持ったのは、日常のふとした気付きから。私が住む横浜市には、ポイ捨てされたゴミが多く落ちています。子供の頃は地域を清掃する活動に参加したし、自治体も啓発活動を行っていますが、ポイ捨ては無くならない。だったら逆の発想で、ポイ捨てを環境改善につなげればいいのでは?と思いついたのです。そこで必要になるのが、微生物の力。微生物を組み合わせて分解能力を早め、ゴミを分解させるための探究を始めました。

早稲田塾の授業で、「バイオについて研究したい」と話をしたところ、勧められたのが「バイオサミット」です。これはバイオサイエンスに取り組む全国の高校生が集まるコンテストで、一次が書類審査、二次がZOOMでのプレゼン、最終審査が山形県鶴岡市で開かれるバイオサミットでの対面プレゼン。私はここで、審査員特別賞をいただきました。参加した高校生たちはそれぞれユニークな研究をしていて、友人もできました。とても貴重な体験だったと思います。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】「提出書類作成講座」で軸が作れた

「総合型・学校推薦型選抜特別指導」の「提出書類作成講座」がとても役に立ちました。入学した当初は、何から手をつけていいのかまったくわからない状態。この授業で、志望理由書の書き方を基本から教えてもらえたことが、後々役立ちました。どこの大学の書類でも、ここで学んだことを軸に考えれば、しっかりと書くことができました。

また私の探究方法は基本的に、ひたすら論文を読むことでした。英語の論文が多いので、翻訳して、わからない単語などはノートにまとめる。とにかく入試の直前まで論文を読みました。この論文の読み方も、早稲田塾の授業で学びました。

そして、何と言っても「本番直前授業(本直)」の二次対策ですね。1週間くらい、毎日ずっと面接練習。自分の志望理由書を簡潔にまとめて話したり、予測できないような質問に答えたり、ちょっと圧迫気味の質問を受けたり(笑)。実際の面接は練習よりも優しい雰囲気でした。本番でもしっかりと自分の意見を伝えられたのは、この練習があったからだと思います。

――【早稲田塾での〈生活〉】塾生同士励ましあって、いい時間が過ごせた

早稲田塾はまるで第二の学校のようでした。とても親しみやすい雰囲気で、スタッフや担任助手はみんな優しい。悩みを相談すると、他人事ととらえず、まるで自分のことのように一緒に考えてくれる。担任助手のアドバイスは的確なので、自分が何をやらなくてはいけないのかが明確になりました。

塾生同士は、ライバルではなく一緒に高めあえる仲間。夏休みは書類作成に忙しくていろいろ抱え込んで辛くなるときがありましたが、そんなとき休憩時間に塾の友達と過ごすとリラックスできるし、「もう一回頑張ろう!」という気持ちにさせてくれる。すごくいい時間を過ごせたと思います。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】1回生から実践的な学びが幅広くできることが魅力的

大学は、一つのことを専門的に追求するのではなく、文理融合型で幅広い学びができるところがいいと考えていました。そこで、慶應義塾大学環境情報学部を第一志望に。ここはバイオサイエンスの研究がとても進んでいる学部で、微生物のマッピングや微生物センサーの研究をしている教授がいらっしゃるので、ぜひここで学びたいと思いました。

私の夢である「ポイ捨てをすると地球環境が良くなる社会を作る」を実現するために、大学では微生物の分解速度を早める研究をします。SFCの魅力は、1回生から実践的な学びができるところ。SFCの環境を使って、しっかりと研究を進めていきたいです。また、それに加えて経営の勉強もしたい。いつか起業して、微生物を使って世界の役に立つ会社を作りたいです。

私の「県立光陵高校 自慢」

一般的な高校では高2で文理に分かれますが、光陵高校ではそれがなく、理系でも古典や世界史を学びます。幅広い学びができるところが特徴です。 また「応援団」という行事があります。高1は全員、高2以上は有志が参加し、「型」と「マスゲーム」を行います。みんなで一つのものを作り上げるのでやりがいがあるし、絆も深まっていい経験になると思います。"

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