苦手分野を克服し、進路発見
地道に積み重ねた結果、上智に現役合格

第45期生

藤田由依(ふじたゆい)さん

通塾情報

出身校 四谷校
出身高校 雙葉高校
部活 卓球部
夢・目標 一人ひとりの学習者に寄り添う学習支援者

進学情報

受験方式 カトリック高等学校対象特別入試
大学 上智大学
学部 総合人間科学部

――【入学の〈きっかけ〉】 個別相談会で総合型選抜へのチャレンジを決意

早稲田塾に入学したのは高2の夏。母がインターネットで早稲田塾の説明会を見つけてくれたので、参加したのがきっかけです。私が通っていた高校では大学受験はほぼ一般選抜が主流だったので、総合型選抜についてはよく知りませんでした。総合型選抜とはどのような入試方式なのか?人前で話すのが苦手な私でも挑戦できるのか?さまざまな不安が頭をよぎり、個別相談会で塾のスタッフに相談ました。すると、とても親身に話を聞いてくださり、私がこれまで頑張ってきた評定平均や部活動の実績も活かせる受験方式なんだ、と納得できました。 結果として早稲田塾に入学し、総合型選抜で志望校合格を掴みました。この入試を通して、自分自身と向き合うだけでなく、将来像までしっかり見据えることができたので本当に良かった。将来が漠然としたままなら、私はこの先、もしスランプに陥ったら「何のために勉強しているんだろう」という悩みに直面していたと思います。

――【早稲田塾での〈生活〉】 将来の目標が見えた自分史の作成

早稲田塾のカリキュラムで、自分を見つめ返す一環として行うのが自分史の作成です。これまでの記憶をたどりながら、印象的な体験、興味のあること、ささいな気づきまでを言語化していきます。これにより、今まで気づかなかった自分自身の強みや日常生活で疑問に感じていたことなどが明確になります。 自分史作成でわかったのは、私には「教育を通して困っている人を助けたい」という想いがあるということです。私は英語が苦手なのですが、高校の英語の先生が一生懸命伴走してくださり苦手意識を払拭できたという経験がありました。そして、私もその先生を見習いたいと思うように。また力を入れて取り組んできた部活動の卓球部では、後輩を指導するうえで、人に寄り添う大切さを学びました。 その事実に改めて気づき、将来は英語教育に携わっていきたいという目標の発見につながりました。

――【刺激的だった〈未来発見プログラム〉】 苦手だった発信力を養い、探究テーマを発見

未来発見プログラムは「日テレ式『伝える力』」講座を受講しました。現役アナウンサーの方を講師に迎え、発言するうえでの声の出し方や表情など、意識すべきポイントを学びます。教えていただいた後に塾生同士で人に伝える練習をする機会があり、吸収したことをすぐアウトプットできる構成も良かった。私は人前で話すことが苦手でしたが、その抵抗感がなくなり、むしろやりがいさえ感じるようになりました。 苦手を克服した私だからこそ、良い教育が提供できるのではないか?これまで「英語教育」といっても、途上国とか障がい者を支援するとか、あまりにも幅広くて絞り切れずにいました。それが、この講座をきっかけとして、英語教育に携わるという漠然とした目標に“発信力”をプラス。今の教育をより良くするために想いをどう発信していけば良いのかを軸に、探究を深めていこうと決意しました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】 地道に鍛えたプレゼン力、論文力

特に役に立ったと思うのは、答えのない問題に取り組む講座です。5分間という限られた時間内で、どれだけオリジナリティのある回答を作り出せるか。自分の閃きに向き合い、また、塾生の前で発表するのでプレゼン力も鍛えられます。未来発見プログラム同様、人前で話すことへの抵抗感を払拭できました。 論文系は「慶應義塾小論文」をとりました。「小論文ってどう書くの?」という状態からのスタートでしたが、講師がとても丁寧に“小論文と作文の違い”から解説し、制限時間内での起承転結の落とし込み方、重要な書き方のポイントを教わりました。また、現代社会の課題や受験生が押さえておいたほうが良い時事問題なども教えてもらえる。自分自身の関心事が広がった講座だったと思います。

――【後輩に〈ひと言〉】手を抜かず、休まず、計画的に進めていくのが大切

私は総合型選抜だけでなく、一般選抜も視野に入れて受験対策してきました。勉強の割合は半々でしたが、評定平均は総合型選抜においても重要な指標。ですから、定期テスト前は総合型選抜の準備をいったん休み、学校の勉強に集中。日頃の小テストひとつも疎かにしたことはありません。高校生活は、特に実績づくりのような課外活動を重視していたわけでなく、勉強と部活に全力投球。この2つを、まずはしっかり自分の力でやり遂げる気持ちで取り組んできました。総合型選抜と一般選抜の両立は大変でしたが、要はメリハリが大事なのかな、と。どちらもコツコツした準備が積み重なって合格につながりますから、手を抜かず、休まず、計画的に進めていくのが大切なのだと思います。

――【大学・学部を選んだ〈理由〉】 教育精神に感銘を受け、人に寄り添う学習支援者を目指す

上智大学の教育精神は「他者のために、他者とともに」。私は幼稚園から現在までカトリック教育を受けてきたので、この上智大学の教育精神に強く感銘を受けました。上智大学の教育学科は人間の尊厳を深くつきつめていくことを重要視しています。私は、教育というものは人の成長に携わる学問だと考えています。上智大学の環境なら、人に寄り添う教育学を学べるのではないかと考え、志望しました。大学でしっかり学び、将来は教育学習面で困難を抱えている一人ひとりに寄り添える学習支援者になるのが夢です。

私の「雙葉高校 自慢」

校則が比較的少ないと思います。その分、生徒がやりたいことに全力で向き合えます。友達同士で刺激を受け合い、とても居心地の良い空間でした。

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