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イベントレポートタイトル

2007年11月11日 開催

特別公開授業

「そのとき教育は!? 」~生と死に直面した小学生たち~

東京学芸大学 教育学部
山名 淳准教授
秋葉原校にて

「そのとき教育は!? 」~生と死に直面した小学生たち~

山名 淳准教授(やまな・じゅん)

広島大学大学院博士課程後期単位取得退学。専門は教育哲学、教育史、国際教育。主な著書に『夢幻のドイツ田園都市—教育共同体ヘレラウの挑戦』など。

社会の大きな問題をいかに子どもたちに伝えるか

「これから上映するドキュメンタリーを、皆さんは今より10歳年をとった小学校の新米教師のつもりで見て下さい。登場する主人公の先生の立場で考えてほしいのです」。そう言って始まった山名教授の授業。

ドキュメンタリーは、ある小学校の新米教師がはじめて持ったクラスで、4年生32人の児童たちの心を一つにするために豚のペットを飼い、“いのち”について考えた教育実践の記録。児童たちは豚を“Pちゃん”と名付けて世話するうちに、クラスの一員との気持ちを強くしていくが、先生は育てた豚を最終的に食べることで、いのちの大切さを教えたいとの思いがあった。

この提案が生徒、保護者、他の教職員を巻き込んでの大論争に発展する。生と死や、出産、病、老い、性といった大きな問いに対して教育は何ができるのか。山名教授は「生や死は子どもたちに伝えなければいけない大切な問題。しかし教育は社会のさまざまな問題を咀嚼して示しますが、“いのち”などの大きな問題を伝えようとすると、限界が出てくるメカニズムを持っている」と解説。そのうえで、「当たり前だと思っていたことを剥ぎ取っていき、今までの解答に対して別の可能性を見せていくもの」と教育学の魅力を語った。

講義後、特別に設けられたディスカッションには、教員志望者を中心に大勢の塾生が参加。教育学に対する熱い質問が遅くまで続いた。

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