2008年3月16日 開催
特別公開授業
くらしと経済~企業と知的資本~
早稲田大学 ビジネススクール 経営専門職大学院
花堂 靖仁教授
秋葉原校にて

- 花堂 靖仁教授(はなどう・やすひと)
早稲田大学第一商学部卒業。國學院大学教授、フロリダ大学経営学部会計学科特別研究員を経て、2003年より早稲田大学特任教授(WBSおよびアジア太平洋研究科)。著書に『コーポレート・レピュテーション』『投資家は今夜も甘い夢を見る』など。
好きなことを極めれば社会全体が見えてくる
花堂教授は、経営のスペシャリストでありながら、伊勢神宮に深い造詣をもっている。講義は伊勢神宮の式年遷宮の話題からスタートした。
20年に1度、宮内の全てのものを作り替える式年遷宮。教授はこれにならい、「企業も、昔ながらのものを守り通しているだけでは精神的にも物質的にも豊かになれない。だから、イノベーションが大切なのだ」と話す。
「企業とは、ステークホルダー(利害関係者)とともに物を作っていく組織のこと。今後は人的資本や知的財産など、目に見えない経営資源が事業経営の競争優位性を生み出すために欠かせない財源となり、能力や意識、意欲が高い人を獲得しようとするだろう」。
「では、企業にとっての魅力的な人材になるためには?」という受講生からの質問に、教授は「自分は何が好きかを知り、自分が楽しくてしょうがないと思うことを徹底してやる。そうすると、それがあなたの強みになり、得意とするものから社会全体が見えてくるようになります」と、答えた。
企業と人のあり方を考えさせられた2時間。受講生から意識の高い質問が飛び交い、〈NPO経済知力フォーラム〉くらしと経済シリーズの最終回にふさわしいものとなった。


