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現役合格物語 【早稲田塾】

磯部朋子 (いそべともこ)

  • 第29期生
  • 横浜校

──[入塾の〈きっかけ〉]受験するなら塾は必須! 高1冬に入塾

 中学からフェリスに入りました。この学校は高い進学実績を誇っていますが、実際は特別な受験指導はなく、広く教養を身につけることが学習目標のため、文理選択さえありません。生徒の間では大学受験対策として塾に通うのが当然という認識があり、早くも高1で予備校に通う友達が増えてきたため、私も塾を探し始めました。
 同じフェリスの生徒が集中している大規模な予備校は除外して考えました。まだ受験まで時間があるため、周りに流されて遊んでしまうと思ったのです。そこから比較検討して、早稲田塾に見学に来たのですが、きれいな環境で自習室が使いやすそうだったことと、何よりスタッフの親身な対応がとても印象的でした。私は放っておかれるとまったくやらない方なので、ここならしっかり面倒を見てくれて勉強が進められるだろうと思い、高1の冬に入塾を決めました。

──[早稲田塾での〈生活〉]高3の10月末、パンと目の前が開けた!

 学校でバドミントン部と聖歌隊をかけ持ちしていて、塾の授業を多くはとれなかったので、最初は英文法と道場に絞って受講しました。高2から徐々に科目を増やし、高3では東大の二次に必要な科目をすべてとり、授業をペースメーカーに受験対策を行いました。
 受験が近づくにつれて周りの学力が上がってくることもあり、頑張っているのに夏が終わっても思うように成績がふるわず不安だったのですが、10月末頃にどの科目も急に伸びたんです。おそらく蓄積が一定ラインに達したのでしょう、“パン!”と音を立てるように、いきなり目の前が開けました。それからはマイペースで進むことができました。
 過去問対策は、英語を高3になる少し前から解き始め、EECの講師に添削をしてもらい再チャレンジ。これを1年間続けて、入試直前に数年分を本番さながらの雰囲気で解きました。国語は本番直前授業で集中して対策し、数学は5~6年分、世界史と地理は3年分ぐらいと、さほど多くは解きませんでしたが、それまでに固めた基礎のおかげで、困るようなことはなかった。むしろ準備ができた手応えがありました。

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]現代文全科目の成績をひき上げた

 現代文が苦手でした。読むうちに自分の先入観が入ってきて、本来の内容を見失ってしまうのです。本文はもとより、問題の読み違いも多くて困っていたのですが、現代文の授業でこれが徐々に改善されていきました。わからないところを質問すると、正答ではなく考えるヒントを与えてくれたことで、自分で答えを導き出せるようになっていったのです。
 受験の問題は日本語がベースなので、きちんと日本語を理解する能力を持たないと解けません。極端に言えば、現代文ができないと全科目の得点に響くということ。私は、高3の9月に現代文が読めると思えるようになりました。このことが、10月末に他の科目を一挙に伸ばす大きな要因になったと思います。

──[オリジナルの〈勉強法〉]英国は授業重視、世界史は問題全体を記憶

 高3で4教科5科目を受講し、科目によっては複数の講座があったため、膨大な授業数になってしまいました。これでは授業を消化することさえおぼつかないと思い、後期からは数学をとるのをやめたのです。英語や国語は、問題集の解説を読むよりも、授業で直接指導してもらう方がわかりやすく効率的です。でも数学は問題演習をどれだけ積んだかが成績に表れる科目だと思い、解説を理解するだけの基礎力はあったので、自分には自主的な学習が適していると判断しました。授業を消化するスケジュールを組み、空いた時間に数学を充てて進めていきました。
 また世界史の授業で山川出版社の一問一答問題集を利用していましたが、取り組むときにキーワードだけではなく、問題文全体を覚えるようにしていました。東大の論述問題の解答にはキーワードを導く内容全体が必要になるからです。また、受験は細かい知識を多く知ることではなく、基礎を取りこぼしなく理解して、活用できるかにかかっているため、まずは完璧に記憶するまで10回でも20回でも繰り返し勉強しました。おかげで本番では、知っていることは書けたからそれ以外は関係ない、と言い切れるだけの自信がつき、実際に得点開示を受けたら、とても良い成績でした。

──[大学・学部を選んだ〈理由〉]国連を目指すには英語能力より専門知識

 世界の貧困や環境の問題に以前から興味を持っていて、これを解決するために自分ができることを考えた際に、国連の職員という道を見つけました。最初は国際関係に強いICUを目指していたのですが、英語で行われる授業が多く、日本語で専門分野の研究を行うより内容が甘くなるのではないかと思ったのです。確かに学生時代から英語を駆使する環境には魅力を感じますが、会話能力より中身を充実させたいと考え、志望を東大に変えました。
 経済学部に進む文科II類を選んだのは、経済はどの分野にも関連性があると思ったから。例えば環境問題なら、環境そのものを保護する方向もありますが、経済的な発展で共存を図るというアプローチもあります。これから大学で開発経済を学び、国連での取り組みに生かせればと思っています。

──[後輩に〈ひと言〉]難関国立大志望なら、高2までに英数国を完成!

 高3で受験対策を進めるためには、早くから基礎をコツコツ固めた方がいいと思います。私は早い時期に塾に入りましたが、高2までにクリアした科目は多くなく、結局高3でまとめて行うことになり、とても苦労しました。特に東大では社会が2科目と負担が大きく、英数国をしっかり固めておかないと、なかなか満足できる対策ができません。英数国で高得点を狙い社会に力を入れない人もいますが、特に英語や国語は番狂わせがないとは言えず、社会で確実に得点することが東大合格への近道だと思います。

私の「現役合格アイテム」

世界史の一問一答集、数学の問題集、クラシックのCD

 一問一答集である山川出版社の「世界史10分間テスト」は、東大論述の核となりました。授業で使っていて、これを全部覚えようと10回も20回も繰り返しました。これで基礎は完璧だったと思います。
 「大学への数学」という問題集は、名前から見ると難しそうなイメージですが、教科書スタイルで基礎的な解説が充実しています。公式を導く証明も多く、これが二次の記述に役立ち、数学的なカンを養うこともできました。
 ヘンデルの「メサイア」のCDは私のリラックスアイテム。学校の礼拝などで歌ったりと馴染みがあって、これを聞くと大好きな学校を思い出し、落ち着けました。

世界史の一問一答集、数学の問題集、クラシックのCD

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