渡邊権人 (わたなべけんと)
- 第28期生
──[入塾の〈きっかけ〉]僕の勉強する場所は、この塾だ!
関東学院六浦には中学から入り、成績は上位をキープしていました。でも高校に進むとき、大学受験のために意識を変えなければと、塾に入ることを考えました。まずは送られてきたパンフレットを見て早稲田塾を知り、ガイダンスへ。英単語道場など一風変わったカリキュラム、AO入試・推薦入試の対策法、塾全体のサポート体制など、大学入試に対する強い信念を感じ、早稲田塾のパワーに圧倒されました。
これに刺激を受け、本気で受験に向かって自分も動かなければ! と。他のさまざまな塾や予備校も訪ねてみましたが、自分が勉強をしていく場所は早稲田塾だという結論に達し、高1になる直前の春休みから入塾しました。
──[早稲田塾での〈生活〉]高1から気合と熱意満々で
最初から気合いが入っていたため、パケット制を活かしてたくさんの授業を受講。しかし必修の英単語道場に、はじめはまったくついていけず、テストは0点ばかり……。でも絶対に休まず出席しよう! と心に決め、根気よく続けていきました。そのうちに段々と感触をつかんで得点できるようになり、高2の終わりにはかなり自信が持てるレベルに到達。「継続は力」という道場のモットーを実感しました。
高1では英語・数学・国語、高2ではそれに物理と化学を増やし、難関国立大レベルを目指して勉強を進めていきました。授業はほとんどすべて出席し、かなりの熱意を持続しながら過ごした実感があります。

──[刺激的だった〈スーパープログラム〉]東工大でロボットを研究。国際学会にも参加!
高3になって東工大・広瀬研究室の「スーパーロボティクスプログラム」に参加し、講義から研究発表、さらに実際にロボットを作るまで、最新のロボット工学について総合的に学びました。資料も英語で、高校生だからと言ってまったく容赦ない、まさに東工大の研究そのもの。この高い専門性に大きな魅力を感じ、どんどん吸収していった。その間、さまざまな学会に出席してそのレポートをプレゼンし、2位の銀賞を獲得しました。
実際にロボットを作ったときは、3名ごとのチームに分かれて、車で走りながらボールを回収する仕組みのロボットを、ほとんど一から設計。これを使ってジグザグ走行をしたりボールを拾う競技を行うのですが、目的を達成するにはただ速いだけではなく、メカ全体のバランスなど総合力が必要になります。皆で検討しながら設計・製作し、競技では総合優勝! そしてこのプログラムの代表として、米ワシントンで行われたSSRRという世界のロボット工学についての国際会議に出席でき、僕が英語でスピーチしました。海外の研究者は高校生の出現に驚いていたようです(笑)。
このプログラムは高3の5月から8月と、受験対策も忙しい時期だったので大変でしたが、参加したメリットは、はかりしれないものがある。本当に貴い経験をさせてもらえたと思います。
──[大学・学部を選んだ〈理由〉]スーパープログラムでシステムに開眼
もともと、子どものころから壊れた機械を分解して仕組みを調べたり、改造をしたりということが好きでした。文科省主催のサイエンスキャンプに参加したこともあり、積極的に動いていましたが、ロボティクスは中でも最大の存在です。参加したことで、自分が“ものづくり”に携わりたいということが明確になった。そして、実際にロボットを作って競技したことから、機械には総合的なバランスである“システム”がとても重要だと気づくことができました。
その視点をふまえて大学を探し、慶應大学のシステムデザイン工学科に注目。電車でもコンピュータでも、全てのものが一体化してバランスをとることで、はじめて完全に作動する。こうした全体性というシステムを構築するために、理工系をオールマイティに学べる学科です。ここにAOでチャレンジしてみようと思い、対策を始めました。

──[私の〈受験ストーリー〉]AOで慶應に合格しても最後まで勉強を続ける
東工大のプログラムをメインとして、理工系の活動に自主的かつ積極的に取り組んできたことをアピールして、慶應のAO入試にチャレンジ。しかし、ものづくりが好きだとか、プログラムに参加したことなどは、そのままでは志望理由にはなりません。志望理由書対策講座で書類を何度も書き直して、自分自身を掘り下げていくことで、将来の希望がどんどん具体化していき、何を目指しているのかが明確になっていきました。
実は、面接本番では非常に苦労しました。とても鋭い質問や指摘が投げかけられ、ほとんど何もアピールできないような状態で……。終了2分前に「言い残したことはありませんか?」と聞かれ、ここがチャンスだとばかり、自分の考えていた次世代の機械について一気に喋ったのです。面接担当者があっけにとられるほどまくしたてました。これが功を奏したのか、この年のたった4人の慶應理工AO合格者のうちの一名になることができました。
それでも、僕の受験生活は終わりません。当初の目標であった東工大を受験するために、改めて対策を進めました。残念ながら不合格でしたが、最後まで挑戦し続けたことでけじめがつき、晴れ晴れと慶應に進むことができました。
──[後輩に〈ひと言〉]“あきらめない!”がAO突破の秘訣
とにかくひと言、“あきらめない! ”。特にAOは一般入試とは違う面で精神的に苦しいことがあります。志望理由書は何回も書き直し、これでもかというくらい掘り下げて、自分自身と向きあわなければなりません。提出書類は膨大な量にのぼり、これをすべて仕上げるのは骨の折れる作業です。一般入試も同時に考えていれば、その対策の時間が減ることも辛いかも……。でも、そこであきらめないことが第一の関門。僕のように、面接の最後の2分で力を振り絞ることもできます。どんなことがあっても最後まであきらめない、これを貫いた人だけがAO入試で合格できるのだと思います。
私の「関東学院六浦高校自慢」
中高一貫なので、部活も中学と高校が合同なんです。中1から高3までという、6学年の生徒が一緒の部活に存在するって、あまりないですよね。大学で6年生がいるのとは全然違って、かたや大人、かたや子供。部長の僕が中1の生徒を教えたりと、年齢層が幅広いのが面白かったです。
私の「慶應義塾大学 理工学部 現役合格アイテム」
スーパーロボティクスプログラムの受講認定書
東工大の広瀬教授からこのプログラムの一回目の講義で渡されたもの。実は、スーパーロボティクスプログラムには修了証書がないのです。参加者は今後も研究を続け、世の中を引っ張っていく存在として成長し続けなければならないという、終わりのないプログラムだから。将来国際舞台で活躍されることを大いに期待します、と書いてあり、僕もそうなりたいと思っています。
















