鈴木佑佳 (すずきゆうか)
- 第29期生
──[入塾の〈きっかけ〉]わからないことに、いつでも答えてくれる
中学から星美に入り、高校に進んで少ししてから、ある塾に通い始めました。私は小学生のころからずっと塾に通っていたので、塾に行くのが当たり前だと思っていました。特別に受験勉強を意識したわけではなく、学校の勉強のフォローと幅を広げるために、“普通に”必要だと思っていたのです。
しかし、この塾にはカリキュラムの途中で入ったこともあり、すでに基礎的な内容の授業が終わった後でした。そこで講師に質問をしたのですが、解説のレベルが高すぎて理解できない……。この悩みを早稲田塾に通う友達に打ち明けると、「早稲田塾なら受付にもインストラクターがいて、わからないことがあったらすぐに教えてくれる」と言われ、ならばここでやり直してみよう! と高1の夏休みに入塾しました。
そのときは、英語を中心に受講したのですが、中でも「基礎からやり直せる英語」が役に立ちました。英語が特に苦手というわけではありませんでしたが、入試で重要な科目なので、今から基礎からしっかり固めておこう、と思って。初歩的なレベルに対応してくれる講座が、きちんと用意されているのはありがたかったです。
──[早稲田塾での〈生活〉]真の志望を見つけ、理系に変更!
私は国立文系で、と思っていたため、英語と日本史など文系科目を中心に受講していました。そして、父も祖父も公務員という環境で育ったことで、漠然と公務員になることを考えていました。
しかし、自分にとって本当にやりたいことがまったくわからず、実のところ公務員が将来の姿だとは思い描けなかった。周りの塾の友達は、将来こうなりたいからこの勉強をする、そのためにこの大学を目指す、と自分の志望を明確に持っている人ばかり。それがない自分に不安を覚え、高2の夏から考え込み、スタッフに相談する日々が続きました。
話を重ねていくうちに、自分は環境問題に関して特別な興味があるんだ、とわかりました。でも環境系の大学を調べてみると、ほとんどが理系……。私は学校では一番上の進学クラスにいたものの、数学と理科が壊滅的に苦手で、ほとんど赤点ばかりというありさま。環境系の学部に行くなら理系に変更しなければなりません。理系科目の状態を考えるとこの上なく厳しい選択なのはわかっていても、せっかく見つかった夢を実現するために頑張りたいという思いが強まり、高3で理転することを決意しました。

──[私の〈受験ストーリー〉]苦手な数学と物理が、理解できた喜び
苦手な物理と数学を受験レベルに引き上げるということは、私にとって大きな壁でした。どちらも基礎からわからない状態だったので、まずはセンター試験用の問題集を無理やり進めて全体像をつかもうとトライしたけれど、やはりなかなかうまくいかなくて。そんな中、高3になる直前に塾で受けた物理の授業がとてもわかりやすく、「あれっ?」と思うぐらい理解できました。学校の授業ではまったくわからなかったのに、早稲田塾の授業ならできるようになるかもしれない! と思えてうれしくなりました。
しかし、数学は数Ⅰの因数分解さえつまずき、マーク模試で0点をとるほどで、これを最低数ⅡBまでカバーするなんてできるのだろうかと途方に暮れました。そこで、心配したスタッフが演トレ指導を勧めてくれた。演トレ指導を受けて、その日に習ってわからなかったことを質問したら、本当に基本的な最初の部分から丁寧に教えてくれました。それから演トレ指導を上限いっぱいまで受講し、少しずつ理解を進めていきました。
── [私を支えてくれた〈スタッフ〉]現役合格が私の最大の恩返し
高3の夏期講習、勝夏では、授業が始まる前の早朝から、スタッフが「朝稽古」という英単語のトレーニングをする場を設けてくれました。私は校舎が開く前から並んで、単語帳を見て準備し、毎朝参加しました。それから授業を1限から4限まで通して受け、終わると演トレルームに行って夜10時の閉館まで、数学と物理を見てもらいました。その後、秋から入試が終わるまでずっと、こういった勉強一色の生活。それをいつもスタッフが、強力にバックアップしてくれたのです。
理転して苦手な数学と物理をほとんど一からわかるようにしていく。手薄な英語が伸び悩む。どれも大変で苦しく、途中でやめたらどんなに楽だろうかという思いが頭をよぎったことも一度ではありません。でも、これほど面倒を見てくれた皆さんに、ちゃんと結果を見てもらいたいという思いがあったことが、あきらめないで最後まで進めた大きな理由の一つです。

──[将来の〈夢〉]新しいバイオ燃料の開発と実用化
最近は、バイオエタノールなど代替エネルギーについての議論が活発です。化石燃料の代わりに小麦を燃料にする方法がありますが、そうすると飼料に回す小麦の量が減ってしまい、小麦を食べる動物の食肉が高騰するなど、すべてが関連して物価が上がってしまいます。
この悪循環を食い止め、代わりの燃料を生み出そうと、世界中の研究者が考えている。私はこれから研究者になって、生活サイクルにあまり影響しないものをバイオ燃料として成立させ、実用化する研究をしていきたいと思っています。
──[後輩に〈ひと言〉]いま本気で努力したら、未来が変わる
理系を志してからというもの、出口の見えない暗闇の中に長くいたように思います。でも、本気でやれば、どうにかなる。“今”から頑張れば、できないことなんて何もない、と身をもって知りました。事実、大学に行くなんて無理だとよく思っていた私が、今ではキャンパスでやりたかった勉強を毎日しているのです。
受験勉強は大変でしたが、その中でコツコツと地道に努力することの大切さや、精一杯協力してくれた周りの人に感謝する気持ち、また、仲間と一緒に頑張れたことなど、貴重な体験をたくさんしました。そのことを思い出すと、とても幸せに思えてきます。必死で勉強したことで、教科の知識だけではなく、これからの人生に大切なことがたくさん学べました。大学受験に向かって本気で努力したら、自分が変わった。頑張ってよかったと、心から思っています。
私の「星美学園高校自慢」
運動会がスゴイです。激しすぎてむしろ恐いぐらいです。中でも「騎馬戦」「棒引き」「綱引き」、この3つが見もの。高3は何が何でも優勝したいから毎朝練習、しかもこれが高2の終わりからずーっと続く。どの種目も皆、闘志丸出しでまったく容赦なし……星美って女子校なんですけど(笑)。
私の「東京農業大学 地域環境科学部 現役合格アイテム」
物理のプリント、数ⅡB問題集
ファイルは、私が初めて理解できてうれしかった、物理の授業のプリントです。まったく自信のない私でもとてもわかりやすく、さまざまなパターンが載っていて、「これに慣れておけば少々変わった問題が出てもきっと大丈夫!」と講師が言うのも納得する教材でした。物理はこれに助けられました。
数IIBの問題集は、演トレ指導でとてもわかりやすく教えてくれたインストラクターが勧めてくれたもの。演トレ指導の時間が終わると、この問題集の指導もしてくれたんです。最初は難しかったのですが、良問揃いだったので解いていくうちに力が溜まってきて、因数分解もできなかった私が、いつしか「ちょっと簡単かも」なんて思えるように。これは何よりうれしかったです。
















