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現役合格物語 【早稲田塾】

板谷千鶴 (いたやちづる)

  • 第30期生
受験方式
AO
出身校
表参道校
大学
慶應義塾大学
学部
法学部
高校
青山学院高等部
日本の地方を元気にする仕事に携わること

──[入塾の〈きっかけ〉]外部進学の道を探りたかった

青山学院高等部では、生徒の大半、8割程度が内部進学で上の大学に進みます。地元の中学から高等部に入った私も、当初は内部進学のつもりでいました。部活で聖歌隊に入り、そのほかに学内でバンド活動もしながら、勉強もがんばっていました。毎日本当に楽しかったのですが、高2も半ばを過ぎたころ、「勉強をもう少しがんばりたい」という気持ちが湧いてきた。後悔しないように精いっぱいやって、内部進学以外の道も考えてみたい、と思いはじめたのです。
でも一方では「一般入試だと間に合わないかな?」という不安も。学校の成績がいいとしても、受験向けの勉強ではなかったので。
そこで、AO入試を視野に入れて進路を考えることにしました。たまたま学校に早稲田塾に通っている友人がおり、AO入試対策で実績があると聞いたので、「どうすればいいか相談してみよう」くらいの気持ちで表参道校を訪ねてみたのが、高2の冬でした。

──[早稲田塾での〈生活〉]高3の春からは学校と塾の両立

塾でいろいろ説明を受け、AO入試をめざす自分に合っていると感じたので、スンナリ入塾。年末年始の冬期授業「勝冬」から受講をはじめました。そして2月から、AO対策の授業がスタート。
高2の3月で聖歌隊もバンドもいったん活動を休止して、塾通いの毎日に。慶應英語と慶應小論文、EEC、英単語道場、世界史、そして隔週のAO・推薦入試対策講座をとり、週5日のペースで通塾。とった授業が多いのは、一般入試も視野に入れていたからです。
塾の授業はストイックでレベルが高く、課題も多かった。学校ではなるべく授業時間内に把握するようにしていたのですが、塾はそれでは追いつかない。慶應英語では毎週350語の単語テストがあったので、単語帳をいつも持っていて、歩いているときも見ていたほど。AO入試では学校の成績も考慮されるので、そちらもおろそかにしないよう、両立を心がけてがんばりました。
塾生になり、時間を効率的に使うことを覚えたと思います。また、慶應小論文の授業では、メモをとることの大切さを学びました。メモ専用のノートを作る、わかっていても頭に叩き込むために書くなど、どの授業でも応用できました。

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]「おぉ、竹中平蔵教授だ!」

塾でスーパープログラム募集の告知を見て、最初は「おぉ、竹中平蔵教授だ!」と、そこに食いつく感じ(笑)。それから、AO入試はいろんな経験をもっている人が有利と聞いたのを思い出して、「竹中先生に直接お話をうかがえる機会なんてないし、AO入試でも役立つんじゃないか」と考えて、スーパーエコノミクスの選抜テストを受けたところ、ラッキーにも合格!
プログラムは全6回。先生方の講義とグループワーク、グループプレゼン、個人プレゼンというのが主な構成でした。実は、経済って難しそうで苦手かなと思っていたのですが、先生の講義を聞いて印象が変わり、現代世界を把握するうえでは欠かせないものだと理解できました。また、政府の中心にいてお仕事をされていた方なので、経済の分野にとどまらないお話が聞けて、とても勉強になりました。
40名が参加したこのスーパーエコノミクスプログラムでは、毎回提出するレポートやプレゼンの内容などが総合的に評価されて、代表が香港への特別研修に参加できることに。私も7名のうちのひとりに入ることができ、7月下旬の5日間、香港とその周辺都市を巡ってきました。
単なる観光ではありません。経済特区のシンセンでは日本の下着メーカーの検品工場、工業部品工場、プレス工場などを見学し、労働者の宿舎や食堂なども見せていただきました。働く環境が日本と違うことは承知していましたが、実際に目の当たりにすると、より深いところで感じるものがありました。
スーパープログラムに参加できたことは、とても大きな体験。竹中先生のお話をうかがったこと、日本では見られない生産現場の一端を知ったことで、社会に対する意識が変わりました。

──[私の〈受験ストーリー〉]早稲田塾のAO対策で合格できた!

ほかの大学のAO入試も考えたのですが、慶應の教授である竹中先生の影響もあって、最終的に慶應の法学部政治学科、FIT入試を第1の目標に定めました。
今振り返っても、自分1人では対策しきれなかったと思います。たとえばFIT入試では、一次の書類審査で自己推薦書を提出するんですが、これがまったくの白紙なので、何を書けばいいのかわからない。文字がいいのか、絵がいいのか……。そこに講師の指導が入る。明確に方向性をつかめるので、時間をムダにしないで済むし、自信にもつながりました。またトレーナーの先輩方が、体験に基づくアドバイスを気さくにしてくださったのも、本当に助かりました。
二次は講義および論述試験、討論、自己プレゼンです。FIT入試は2006年導入なので、過去問はあまりないのですが、早稲田塾の対策プログラムがしっかりしていたので、不安はありませんでした。一次合格後の1週間で、講義および論述試験の練習ができたし、小論文の授業でメモする力がついた自信がありました。もちろん、討論や自己プレゼンは何度も繰り返し練習。自分はこれだけやったという自信があったからこそ、落ち着いて本番に臨めたという実感があります。
一次合格から二次まではとてもハードでしたが、そのかいあって9月末には第1志望の合格通知が届きました。うれしかった!

──[早稲田塾で〈学んだこと〉]努力と効率化――私を支えた二つの言葉

先生方の言葉で、心に残っているものが二つあります。一つは、「選択の善し悪しは、選択後の努力によって決定される」。もう一つは、「君たちは忙しいけど、忙しいときほど物事を効率化するチャンス」。それぞれ違う先生がおっしゃったのですが、私の中ではつながっています。
学校の勉強、塾の授業、スーパープログラム、AO入試対策講座と、高3の前半はスケジュールがいっぱい。でも、まず最初の言葉で「あぁ、努力しなきゃ」と思い、全部がんばる気になれました。しかし時間は足りない、忙しくて大変だ……。弱音をはきたいときは、2番目の「忙しいときほど効率化のチャンス」を思い出す。これで、踏ん張れた。
受験生って、悲劇の主人公になりたがるんです。「私は大変なの、もう無理!」って(笑)。でも、私は二つの言葉で、あえていろんなことにチャレンジし、さらに高い場所をめざす、という姿勢になれた。それはこれからの人生においても通用すると思います。

私の「高校自慢」

受験組が少ないせいか、部活や音楽、ダンスなど、好きなことに打ち込んでいる人が多く、自分の才能を発揮してみんな輝いてます。でも決してバラバラではなく、バレーボール大会や文化祭などのイベントでは、「やるからには上位をめざそう」と力を尽くす。適度な「自由」があって、大好きな学校です。

私の「現役合格アイテム」

友だちの応援グッズ

内部進学が多い青山学院高等部は、クラブや課外活動が3年でもけっこう盛ん。でも、受験組の私は、聖歌隊もバンドも2年の終わりで一時休止しました。そうしたら、仲間や後輩が「受験がんばれ! 終わったら帰ってきてね」というメッセージを、カード、人形、Tシャツに書いてくれたんです。「帰ってきて」にジーンときました。

友だちの応援グッズ

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