川越一磨 (かわごえかずま)
- 第31期生
──[私の<ハイスクールライフ>] プロレス団体を立ち上げ、奔走した日々
プロレスへの愛は誰にも負けません。高校時代ずっと学校の文化祭企画代表を務め、高1の文化祭でプロレスをやろうと企画したんです。残念ながら学校側から安全面などを理由に却下されてしまいました……。それなら学校外で、と「史上初」の高校生によるプロレス興行をやってみようと考えた。
高2の8月、学校の有志でプロレス団体「ゼロ」を設立、僕は団体代表とレスラーを兼任。企画・運営・主催とすべてを取り仕切りました。リングはプロが使う会場「新木場ファーストリング」を使用し、「誰が見てもわかるプロレス」をコンセプトに、小規模ながらもビジネスとしてお客さんを楽しませ、大盛況のうちに幕を閉じました。
この経験が、慶應義塾大学のAO入試に大いに役立ちました。
──[私の<受験ストーリー>] 特別講座での志望理由書作成は、怒涛の勢い
高2の2月から「AO・推薦入試特別講座」の慶應SFC&法FIT編を受講しました。この講座で徹底的に叩き込まれたのは、文章力。志望理由書2000字という限られた字数で、どこまで志望理由と情熱、将来の展望を書き込めるかの勝負になってきます。
僕はプロレス興行の経験を前面に押し出し、そこで得た「利益より客の満足」という実感を基盤にして、将来、食ビジネスを展開したい、という論旨で書いた。この講座での文章推敲の進め方はすごかった。主任講師が僕の書いたものを読み、バンバン注文をつけてくる。早稲田塾出身の、慶應生のインターンの先輩が、つきっきりでその注文をメモ。僕は持ち込んだノートパソコンで、その場で書き直し、インターンが講師の注意と照らし合わせながら逐一添削し、また書き直しを迫ってくる……。8月だけで合計35回は書き直したかな。

──[タメになった<授業・カリキュラム>] 面接対策は、鋭い質問の嵐また嵐~
一次合格が出てから二次の面接まで2週間弱。その間に徹底した面接対策が行われました。5人の講師が代わるがわる、様々な角度から質問の矢を飛ばしてくる。講師以外に面接トレーナーがついて、やり取りの記録をとっている。たとえば……「本当に君が志望理由書で書いたようなことが出来るのか?」「こういうデータがあるが、不可能なんじゃないか?」「うちの学部でやらなくてもいいんじゃないか?」等など、根本から覆すような質問の嵐。後でトレーナーからフィードバックを受け、答え方を詳細に分析し、よりよい応答を考える作業を繰り返す。思わず涙ぐむ塾生もいて、ここまでやらないと本番は勝てないんだな、と気が引き締まりました。
本番は練習どおりで、まったく緊張なし。早稲田塾の方が、ずっとキツかった~(笑)。
──[後輩への<ひと言>] 自ら動き、何かを成し遂げろ!
高校生のうちに、誰もやったことのないようなことを自分が率先して成し遂げる経験を持つことができたら、素晴らしいと思います。「史上初」なんてことがあったら、なおいい。
その第一歩として、自分からいろいろ活動してみて、友達や学校や社会に、まずはできる範囲から働きかけてみることをお勧めします。

私の「暁星高校自慢」
サッカー部が全国的に強い。学校の体育でも、サッカーばっかりやっています。小中高と一貫教育なのですが、小学時は「体育」という授業のほかに「サッカー」という授業があるほど! サッカー日本代表の前田遼一さんは先輩です。うちから東大にいって俳優で大成されている香川照之さん、性転換してファッションモデルとして活躍している椿姫彩菜さんなども。多種多彩な人間をたくさん輩出しているのが自慢です。
私の「慶應義塾大学 総合政策学部 現役合格アイテム」
書き直した志望理由書の分厚い束
ここにすべてが詰まっています。プロレス愛、大学愛も、将来への情熱、受験時の苦しみも。書き込みだらけの原稿だけど、僕にとっては最高の宝物です。
















