菅野真以 (かんのまい)
- 第31期生
──[私の<ハイスクールライフ>] ボランティア組織を立ち上げ、国内外で活動
高1の10月にボランティア組織「厚木ユナイテッドチルドレン」を立ち上げました。社会貢献に興味を持つ高校生が集まり、発展途上国への支援を地域に促すことが活動の中心です。その一環として、地元で開催された「あつぎ鮎まつり」で、“群読”を行いました。“群読”とは、大勢でドラマ仕立ての朗読をすること。そのときの内容は、先進国と途上国の市民のセリフをパートに分け、その生活を対照的に描いたものです。貧困状況を説明し、支援の必要性を訴えました。
国内活動にとどまらず、「神奈川県青少年海外派遣団」の一員として、ベトナムにも行きました。ストリートチルドレンの保護施設や、ベトナム戦争でアメリカが撒いた枯葉剤による奇形児の専用病院を訪問。悲惨な状況の中、子どもたちが明るい笑顔で生きている。感動すると同時に、貧困の根の深さをヒシヒシと感じました。
その経験を日本弁論連盟主催「全国青年弁論大会」で話し、奨励賞を受賞することができた。将来はベトナムが少しでも豊かになるよう、自発的な開発を促進するNPOを立ち上げ、貢献したいと考えています。
──[刺激的だった<スーパープログラム>] 特別研修メンバーに選抜され、ドイツへ
高1の10月から12月にかけて、大学との共同研究プログラム「スーパーフューチャープログラム」に参加しました。ご担当は早稲田大学第12代総長の西原春夫先生で、“温故知新”をテーマに、日本史・世界史の枠組みを超えて近現代史の根源に迫り、世界が将来どこへ向かうのかを読み解いていく講座です。
私が属したグループ研究のテーマは「歴史の原動力」。歴史が動いたとき、どのように道具が変わってきたかを追求しました。例えば、船が、筏からオールがつき、それが現代の戦艦になっていく過程で、歴史はどう変わってきたか、といったように。
個人では「30年後の日本・世界はどうあるべきか」というテーマで、日本の教育の将来像を描きました。それが評価され、高1生では唯一、ドイツ特別研修のメンバーに選抜されました。時期は同年のクリスマスのころ。歴史の転換点となった宗教改革者ルターゆかりの地や、ベルリンの壁崩壊の現場、ブーヘンヴァルト強制収容所などを巡る旅でした。中でもユダヤ人強制収容所には、衝撃を受けました。いまも黒ずんだ血糊が残り、保健室の身長計測定器の首に当たる部位に穴が開いており、そこから銃を入れて射殺したという説明には、憤りに言葉を失いました。同時に、負の歴史を開示し次世代に残そうとする、ドイツという国の姿勢に感心しました。

──[早稲田塾で<学んだこと>] 気に入った英文を暗唱するのが習慣に
高2の9月、「TIME CUP」に出場しました。歴史を作ってきた人物の言葉やスピーチを暗唱し、舞台でどこまで聴衆の心を動かすことができるか、英語による伝達力と表現力を競う大会です。私は、地球温暖化の危機を一貫して訴えてきたアル・ゴア元米国副大統領が、ノーベル平和賞を受賞した際のスピーチを選びました。環境問題を追求していく彼の姿を追ったドキュメンタリー映画『不都合な真実』を見て、ゴア氏の探究心に学び、大会に向けて発音と表現力の練習を積み重ねました。このことで発音も上達し、聴衆に熱く訴える表現力を身につけることができたと思います。それ以後、頭の中で考えたことを英語で表現することを、常にイメージするように。気に入った英語の長文があると、暗唱し自分の知識にしていく習慣もつきました。
──[タメになった<授業・カリキュラム>] 「AO・推薦入試特別講座」は“人財育成講座”
高1の夏に入塾しました。早稲田塾のパンフレットを見ていたら、何かが一味違う。施設はきれいだし、予備校らしくないのが気に入りました。高2の2月から「AO・推薦入試特別講座」を受講。この講座は、まるで“人財育成講座”です。ある意味、無軌道に活動してきた自分の高校生活を整理して、自分が学んできたことを明確にする。それが社会や世界と、地続きであることを確認できました。そこからどんどん情報収集して視野を広げ、志望学部を考えていく。講座には、普通に学校生活だけ送っていたら出会えないような、意識の高い塾生が大勢いました。彼ら彼女らに比べて、自分の小ささに落ち込んだこともありましたが、ディスカッションを通じて自分の考えやあり方を認め直す機会も。仲間たちと切磋琢磨できるありがたみを、日々実感していました。

──[後輩への<ひと言>] 受験にはディズニーランドに行く気持ちで
早稲田塾に入ったなら、この塾を120%使うことです。ここには、あらゆる面でサポートしてくれる環境が整っています。講師、スタッフ、インターンの先輩、塾生、皆がチーム戦で臨んでいる。
受験は、楽しんだもの勝ち。受験会場にはディズニーランドに行くような気持ちで。そして、何より忘れてはいけないのは笑顔。笑顔って、その人の性格や自信が出ると思うんです。やるだけやったぞ! という笑顔を作れるように頑張ってください。その笑顔で教授を味方につけるくらいの気持ちで!
私の「高校自慢」
いい意味で“オタク”が多い学校。“何か”に夢中になって追求している生徒ばかりです。コンピュータのプログラミングができたり、課外活動をどんどん広げて地域を動かしたり、いろんな人がいます。進学校といわれていますが、自由で文武両道。生徒の自主運営が成り立っている伝統校です。
私の「現役合格アイテム」
鏡、慶應シャーペン、自己研究ノート
鏡で常に自分の表情を研究しました。プレゼンでも受験会場でもどこでも、いかに自分を魅力的に見せられるかが問われます。本番で面接を待つ間、「今、私は映画の主演女優だ、ロケ中なんだ」って妄想していました(笑)。
シャーペンはオープンキャンパスのときに購入。これで勉強し、試験にも使いました。AO対策用に、自分の魅力をどうすれば出せるのか、研究するのに使ったノート。ミスユニバースJAPANのファイナリスト公開オーディションに、自己紹介とプレゼンがあるのですが、それを見ながら、見習うべき点やダメな点の批評を書き込み、参考にしました。そんな情報がぎっしりです。






