林 稜子 (はやしりょうこ)
- 第31期生
──[将来の<夢>] インドネシアと日本の架け橋に
2歳から10歳まで、インドネシアのジャカルタに住んでいました。両親が忙しかったので、現地のメイドさんが私の面倒を見てくれており、彼女の家に遊びに行く機会があった。そこで、大きなショックを受けたんです。私は、きちんとした外国人用マンションに住んでいましたが、彼女の住む街は、家とは言い難い建物が並び、同世代の子供達はボロボロの服を着て裸足。両親のいない子も多く、物乞いをして暮らしている。この格差はいったいなんだ。アジア金融危機の真っ只中で、各地で暴動が頻発していた頃です。そのときの体験が、ずっと心の奥底にあり、今でも私の行動原理になっています。
日本は、インドネシアへのODA歳出NO.1の国でありながら、互いの国民があまりにわかりあっていない。インドネシアが新しい社会的な仕組みを構築し、より良い国になって欲しい。私は将来、外交官になって貢献したい、と考えています。
──[私の<ハイスクールライフ>] 校内&校外で、活動に没頭した日々
外向きの性格のせいか、学校では生徒会議長を務め、校内活動の先導役でした。そして学校の外では、ボランティア活動で、海外から来ている子供達に国語(日本語)や算数を教えていました。
高2の夏は、経団連会長・御手洗冨士夫さんが塾長を務める「日本の次世代リーダー養成塾」に参加。160名の高校生が集合し、各界の第一線の方々の講義を聞き、ディスカッションを重ねるというものです。マハティール元マレーシア首相、タクシン元タイ首相、福岡県知事、日本画家・千住博さんらの講義を聞き、学ぶことができました。
そのほか、全国の高校生が運営する「ニューライフアドベンチャー(NLA)」では、東京都実行委員長を務めました。また私が発起人として立ち上げた「東京ユナイテッドチルドレン」の活動や、関東の教育研究会主催「高校生中国語発表会」に参加し、朗読部門で3位を受賞するなど、めまぐるしい日々を送りました。

──[早稲田塾で<学んだこと>] 今後の人生に大切な「自立の精神」
高2の2月に入塾。私はすぐに頼りたがる性格なので、面倒見の良い早稲田塾がピッタリだと思って。実際、講師もスタッフも、とても親切でした。
けれど高2の2月から始動した「AO・推薦入試特別講座」<慶應義塾編>の講師は、私の相談を聞いてもうなずくだけ。「あとは自分で考えなさい」という対応で、え~~~。何に向かうにせよ、自分で問題点を発見し、自分で考え、解決策を見つけていくしかない。その訓練を積むうちに、徐々に自分で考える習慣がついてきました。
慶應義塾だけでなく、大学で一番求められるのは、この自立精神です。講師の対応は私のためを思ってのことだったと、合格してから気づきました。これからの人生にとっても、とても大事なことを早稲田塾で学びました。
──[タメになった<授業・カリキュラム>] 5日間の「二次対策」で総仕上げ
一次の合格が出て二次の面接まで、猶予はたった5日間。面接・プレゼン・ディスカッションの対策をするのですが、そこに参加している塾生は仲間であり、ライバル。刺激しあいながら、知識を深めていきます。プレゼンでは互いに突っ込みあい、自分に対する指摘でなくても、しっかり聞いて吸収する。事細かにメモを取りながら、相手の意見やプレゼンを聞く。そうすれば、自分のプレゼンの際に活かせます。我ながら“メモを取りながら理解し整理する技術”が身についた、かな。講師に「この5日間で成長した」と誉めていただいたときは、本当に嬉しかったです。

──[後輩への<ひと言>] 「合格発表」をシミュレーション!
AOは一般受験よりラクだと考える人が多いのですが、逆です。一般受験より起伏のある道だからこそ、得るものは、とても大きい。AOを通じて、自分が今までたどってきた道がどういうものか、現在自分はどこを歩いているのか、そしてこれからどういう生き方をしていくべきなのか……を見極める、すばらしい時間を持つことができます。
合格発表の日を、常日頃からシミュレーションしてみてください。寒い朝、大学の門をくぐって福沢諭吉先生の胸像の前を通り、掲示板の前に立つ。ドキドキしながら発表を見て、自分の番号を探し、「あったー!」。隣で母が「え、どこどこ?」と聞き……という風に、本番の情景を頭の中で何度も思い描く。これは講師の先生にも勧められたけれど、私はその前からやっていました。
私の「桐朋女子高校自慢」
行事に熱い学校です。桐朋生自体が熱い人々の集まり。将来の夢に一直線に向かっていく子が、とても多い。行事となると、皆、必死。クールに眺めている子なんて、いません。体育祭になれば勝ち負けにこだわり、そのための努力は惜しまない。なりふりかまわずに応援する。
文化祭は、今年はインフルエンザのために中止になったのですが、その判断が下されたときは、生徒全員で号泣。夏から必死に準備をしてきて、最後こそ悔いを残さないよう燃焼しようとしていた3年生が一番つらかった。高3生が受験期にこんなに熱くなる学校って、珍しいかも。
私の「慶應義塾大学 法学部 現役合格アイテム」
AO対策ノート、慶應のクリアファイル、ノートブックPC
塾で配られる「GENGO NOTE」を、AO対策ノートにしていました。講座中に講師やトレーナーが言う言葉から、プレゼンへの指摘、頭に浮かんだアイディア、なんでもメモ。面接本番の直前にめくって、最終チェックにも使いました。
慶應のクリアファイルはオープンキャンパスで買ったのですが、もったいなくて使えなかった。もっぱら観賞用(笑)。ノートブックPCは、毎日塾に持ち込んで志望理由書を書いては添削していただきました。書き直し回数、実に50回以上。よくやったなぁ。
















