やってはいけない3<レッドカード>
③読めない
まず文字通り読めない人。字が下手という意味ではない。ちなみにそれでお悩みの方へ。たとえそうでも、心を込めて時間をかけて清書すれば心配ない。逆に字のきれいな人はその能力を存分に生かしましょう。人は一般に美しい存在を好むので。
元へ戻って。文字通り「読めない」とは、書き殴りのような下書きの如き書きぶりである。それでよいと思っている人がいたら論外。一番可能性があるのは、①で紹介した「時間配分のミス」をしてしまった結果であろう。本来は、提出期限の1週間前ぐらいからは、書き上げた文章の最終チェックに当てるべきである。が、逆にその頃になって書き始めたり、内容が不十分なために大きく内容を変更したりすれば、「消印有効」のその日の午後から清書を始めるような事態(意外と多い!)となる。
当然あせっているから汚い文字の走り書きとなったり、自書が義務づけられていれば(大半がそう)ワープロの変換機能に頼れないから、誤字脱字のオンパレードに陥ったり、下書きの表記が正しくとも転記ミスをしたり、などの「読めない」路線へ突っ走る。確認しようにも時間がなければどうしようもない。そんなこんなのドタバタをした結果、「消印有効」の午前0時を回ってしまって「間に合わない」という最低な状況へ追い込まれては、本当の本当にジ・エンドだ。「大きな内容変更」はそれまでの書き直しに自信がないから実行してしまう。
「最後の大声は聞くな」は鉄則。
直前に読んでくれた方のアドバイスが正しく思えて、直前に大幅な直しを「大声」にそって行ってしまう。でも後から冷静に考えれば、その「大声」は実はたいした内容でなかったと後悔するのもしばしばだ。時間配分のスケジュール管理を徹底しよう。
④わからない
「支離滅裂だ」、という意味である。よく見られるのは、ある一文とその前後の関連がまったく読み取れない文章だ。こうした文は、おそらく書いている本人(出願者)自身が理解していない。
「書いた本人が理解できない文章は読み手も理解できない」もまた文章の鉄則。
そこを踏み外せば「わからない」が待っている。こうした事態に陥る典型的なケースは、大学・学部・学科の「求める学生像」や、学部・学科がめざしているとパンフレットなどで紹介してあるフレーズを、十分に解釈しないまま放り込む際に生じる。
例えば明治学院大学国際学部国際学科の「教育の目的」にはこうしたフレーズがある
- 複雑化する現代社会
- グローバルな視野
例えば、最近身の回りに起きた出来事や、自分の問題意識とからめて書くとして、「海外旅行した時に私がまずいと思った食事を現地の方はおいしくいただいていた。ここでグローバルな視野が重要だと痛感した。複雑化する現代社会では、食事一つとっても混乱は避けられない」などと書いてしまう。ものすごく間違ってはいないけれども、論理の飛躍や深い考察が見られない。単に字面を追うのではなく時間をかけて大学研究をして、「教育の目的」を実感のレベルまで引き寄せること。それと同時に、自身の体験をダイレクトにつなげるのではなく、この例ならば食文化についての初歩的な知識ぐらいは調べておく必要があろう。









