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AO・推薦入試対策 志望理由書編 【早稲田塾】

関西大学の提出資料

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①提出書類確認表
全学部共通。あえて書くべきバリエーションがあれば、2行ごとの「資料の題名および内容」欄。ただし法学部と経済学部、総合情報学部は不要。

②-1 活動報告1(文学部以外)
法学部と経済学部は不要。文学部のみ形式が別なので分けて論じる。

3行の「出願資格の内容(出願資格としてPRするこれまでの活動実績や能力・資格等の状況)を具体的に記入」欄がある。文字通り具体的に記録するので精一杯であろう。具体的にとは、5W1Hで状況を読み手に分かるようにするといった程度だ。

システム理工学部、環境都市工学部、化学生命工学部以外には、6行の「上記には示すことができないその他の活動実績があれば記入してください」欄がある。こうした場合、「あれば」と促されて「ない」とし、書かないという選択はふつうしない。せっかくのアピール欄であるから「めざましい」にあてはまらなくても、自分なりに充実した経過や結果を得た活動などを紹介して、「あなた」の多様性を読み手(採点者)へアピールするのを勧める。

②-2 活動報告2 文学部総合人文学科
外国文学・語学系は留学体験や語学の「めざましい」系を、そうでない場合はこれまでの当該学科への傾倒ぶりや動機について、深く語る必要がありそうだ。聞かれるのは3点。いずれも10行程度で、すべてA4判に収まる。

・現在までの経験、活動実績、資格取得からあなたが得たことを記入してください ・今後、取り組みたい活動やテーマについて記入してください ・大学卒業後、あなたのめざす将来の進路等について記入してください。

一つ目は文字通りの活動記録だからいいとして、二つ目と三つ目は、2000字の志望理由書と内容がまったくかぶらないようにするのはほぼ不可能という難点がある。何しろ志望理由書の題意は

文学部でどのような勉強をしたいのかを具体的に述べるとともに、「活動報告」に記載した活動実績や能力・資格、あるいは経験など(一つ目)を 文学部での勉学・活動にどのように活かしていけるか、自己アピールしてください。志望専修での勉学とのつながりを、できるだけ具体的に述べてください。(二つ目と三つ目)

とならざるを得ない。まず志望理由書を書き上げて、そのダイジェスト+αの何かを活動報告の欄で再現するという手法が最も効果的であろう。同じような内容を別の書類で聞く意図は何か。一方で活動記録のいきさつを、一方で志望理由を、と切り口が違う書類なので内容が一部重複しても、それはそれで構わないということなのか。いくらか謎を帯びている。

③志望理由書
法学部は不要。経済学部は前回に述べたように400字。後は2000字である。文学部に関しては上記②-2で触れたので他学部を分析しよう。

・学部を志望した理由および入学後は何を、どのように学びたいかを指定の字数でまとめてください

経済、商、政策創造、外国語、人間健康、社会安全、システム理工、環境都市工学、化学生命工学の各学部に共通する。経済を除いて、基本的に資格や能力、活動の「めざましい」がないと出願できないスタイルなので、「学部を志望した理由」や「何をどのように」のなかに「めざましい」の内容を埋め込まない理由がない。となると活動報告との棲み分けが問題になりそうだが、前述の通り、文学部を除いてその心配はほとんどない。書いてみればわかる。

意外と大変なのは「何を、どのように学びたいか」である。関西大学は、大学の研究内容やAO推薦入試の啓発活動に熱心な側にある学校なので、それらにできるだけ触れたり参加する過程で深めていくのが望ましい。

・志望専攻でどのような勉強をしたいのか、その理由を述べるとともに、これまでの活動実績や取得した資格・技能を社会学部での勉強・研究にどのように活かしていけるのか自己アピールしてください。

社会学部の題意。「活動実績や取得した資格・技能を」「どのように活かしていけるのか」を聞くあたりは「めざましい」系の典型だ。同学部は「見るべき実績や資格・技能があると証明できるか第三者の推薦書が得られる」「活動分野」を必要とする。それらの大半は「大学受験に有利だから」という理由で行ったわけではない。したがって本来そうしたスタンスだった「活動分野」を「どのように活か」すか、と改まって聞かれると基本的に当惑する。そこを乗り越えられるかが説得力のある文章になるかどうかの分岐点である。

・学部を志望した理由および入学後に学びたい内容、ビジョンを示し、これまでに得た技能・活動実績を本学部での学習や学生生活にどのように活かせるかを自己アピールしてください。

総合情報学部の題意。同学部は「活動実績評価型」「情報リテラシー評価型」の二種類を行うので「内容、ビジョン」がそれに合っているかという点や、「活動実績評価型」ならば「これまでに得た技能・活動実績」の自己評価がどうであるか、「情報リテラシー評価型」ならば「どのように活かせるか」に力点を置くと比較的書きやすいようである。

著者紹介

【坂東太郎】

毎日新聞記者などを経て現在、早稲田塾論文科講師。 現在、日本ニュース時事能力検定協会監事を務める。 著書に『マスコミの秘密』『時事問題の裏技』『ニュースの歴史学』など。

※「志望理由書対策入門」の内容は、早稲田塾生専用サイト「マイページ」にて15回分早く連載されています

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