立命館大学「各学部による独自方式」エントリーシートの概要2-内容別-
前回に引き続きエントリーシートの分析を行う。全学部を見渡して基本的なパターンは
志望先記入欄……学科のみならずその下にあるカテゴリー(専攻など)を明記する
A欄……記入しなくていいか学科やその下にあるカテゴリーや課題レポートのテーマなどを記入する
B欄……専攻など学科の下にあるカテゴリーの志望理由
C欄……入学後に学びたいテーマなど。要項にある文言だと「入学後に学びたい分野やテーマについて」
D欄……卒業後の進路。要項にある文言だと「卒業後の進路(就職や大学院進学など)についての希望」
だ。
なお本稿では上記の「基本的なパターン」とは別の募集として
法学部「法学セミナー方式」
スポーツ健康科学部「課題論文方式」
生命科学部「科学技術チャレンジ方式」
を取り扱う。
では「基本的なパターン」をもう少し厳密に見ていこう
①志望先記入欄について
国際関係学部は「国際関係学専攻選抜方式」と「グローバル・スタディーズ専攻選抜方式」の2種類を設けているので、ここでどちらかをハッキリさせなければならない。政策科学部「政策科学セミナー方式」では、国際インスティテュート国際公共プログラムの希望者はそうと明記しないとまずい。文学部「課題論文方式」のうち「学際プログラム」志望者はさらにその下にある「領域」を忘れずに。経営学部「レポート・プレゼンテーション方式」は、経営学科か国際経営学科かを必ず書く。逆に情報理工学部「総合評価方式」は学科を示さなくていい。
②A欄について
記入が不要なのは産業社会学部「産業社会小論文方式」、政策科学部「政策科学セミナー方式」、経済学部「課題図書レポート方式」、情報理工学部「総合評価方式」。
「課題レポート」などのテーマを明記するのは映像学部「表現力プレゼンテーション方式」。ただしそもそも1学科の募集である。それに対し経営学部「レポート・プレゼンテーション方式」はその選択で、事実上2つのうちのどちらの学科かがわかる。
同一の学部の別の学科に違う方式があるため、「方式」の記入が必要と思われるのは国際関係学部「国際関係学専攻選抜方式」と「グローバル・スタディーズ専攻選抜方式」。
課題レポートなどのテーマで文学部「課題論文方式」と文学部「フィールドワーク・演習方式」は分かれる
③B欄について
基本的に学科募集の場合は学科名まで。その下に専攻などが分かれていたら、そこまでを書くというのが原則である。映像学部「表現力プレゼンテーション方式」と政策科学部「政策科学セミナー方式」は、「学部の志望理由」となっているが、募集するのが1つの学科だけなので事実上「学部の志望理由」イコール「学科の志望理由」である。政策科学部「政策科学セミナー方式」は「志望先記入欄について」で述べたように、国際インスティテュート国際公共プログラム志望者はそれを下に書かなければならず、さらに外国語検定などの資格を証明する必要がある。したがってそこも志望理由に組み込まれていくのが自然であろう。
学科が存在しながら「学部の志望理由」としているのは、情報理工学部「総合評価方式」のみである。数学と理科の履修条件があるだけで「めざましい」も評定も問わない。もっともC欄やD欄を考え合わせると、希望するであろう学科をまったく無視した「志望理由」というのも、また書きにくい。大学が掲げるアドミッションポリシーを読むと情報システム、情報コミュニケーション、メディア情報、知能情報の4学科ともに、ベースとして欠かせない「情報科学技術を活用・展開」する「問題発見と解決」能力や「プログラムやシステムを構築」する基本能力などを重視するとあるので、その点をきちんとアピールしたいところだ。
経済学部「課題図書レポート方式」と、経営学部「レポート・プレゼンテーション方式」は「学科の志望理由」である。大半の学部で学科の下にカテゴリーがある場合は、その範囲まで志望理由を求めるのに対して、この2つはいずれもコースを複数抱えながら、それを聞こうとはしない。この点は上記の情報理工学部「総合評価方式」と同じように考えていいだろう。募集人数が少ないのも関係がありそうだ。









