【SRP】 第3講 プレゼンテーション&レクチャ- in English!!
【SRP】 スーパー ロボティクス プログラム 第3講
開催日:2008年6月15日(日)
場所:東京工業大学 大岡山キャンパス 石川台5号館
こんにちは。そして、はじめまして。
早稲田塾DCCインターンの渡邊 権人と申します。
SRP第1講のブログを担当した南と同じく、僕もSRP1期生です。
最終講でのロボット競技会で優勝し、ワシントンD.C.で開催されたレスキューロボットの国際会議「S.S.R.R.」に参加させていただいた1人です。
そんな実際の体験も踏まえてSRP3期生をサポートしていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、東京工業大学と早稲田塾が行っている塾大連携プログラム、「スーパー ロボティクス プログラム(SRP)」第3講の様子をレポートします。
本日は、前回の第2講『ROBOMEC 2008』での調査・取材結果の発表日!
ROBOMECで興味を持った研究について調査・取材した結果を、SRPメンバーが模造紙などを用いて発表していきます。
↑SRP受講生たちは普段、高校生活ではやらないような本格的なプレゼンに、いつもより少し緊張した面持ちで模造紙を持って集合。
↑発表順を決めた後、SRP受講生一人一人がプレゼンの模造紙を貼っていきます。
一週間という短い準備期間にかかわらず、図や写真を用いて分かり易く書いてあるポスターの良い出来に驚き。
プレゼンが楽しみです。
↑いざ、プレゼン開始!
今回のプレゼンはポスターセッションという形式で発表していきます。
ポスターセッションとはROBOMECなど、学会で用いられる発表方法の1つで、模造紙などに調査や研究の概要をまとめて掲示するもの。
お客さんが来たらさらに細かく説明したり、映像を見せたり、質問に応じたりするのです。
今回は順番を決め、1人5分間という短い時間で研究の意義や、研究・開発方法、解決すべき現在の問題点などをプレゼンします。
5分間という短い時間の中で、いかに重要な情報を分かり易く簡潔にプレゼンするかが、SRPメンバーの腕の見せ所。
模造紙に書いた図や写真を用いながら、分かりやすくプレゼンしていきます。
プレゼンしている人以外は広瀬教授、青木先生はもちろん、スタッフ、僕たちインターン、そして発表するSRPメンバー自身達も含めて、全員が審査員。ポスターの出来やプレゼンの上手さ、研究の興味深さなど、複数の観点から評価します。
この、同じ立場の人間がお互いに評価し合うということを『ピア・レビュー』と言います。
大学の研究などによく用いられる重要な評価方法で、高校生の時に『ピア・リビュー』を体感した経験は一生モノ!!
↑こちらの発表は、遠隔救急医療を実現するための装置の研究。
事故などで心肺停止になってから一刻も早い対応ができるように、遠隔で医者が患者の状態を診察し的確な診断を行うためのもの。将来的には診断だけでなく、治療も遠隔でできる研究も行っています。
AED(自動対外式除細動器)のように、どこにでも設置されるようになるかも?
↑どんな研究について調べたのかSRPメンバーそれぞれ興味津々。
↑SRPメンバーは、調査・取材した内容を詳細まで理解してきた上で、自らが研究してきたかのように、堂々と発表していきます。
単純に説明するだけでは、よいプレゼンにはなりません。
ジェスチャーを用いたり、分かりやすい表現を使ったりして、相手に理解してもらえるプレゼンが大切です。
↑5分間のプレゼンが終わったら、すぐに質疑応答の時間へ。
『その装置は実際、どういったところで使われるの?』
『その研究は、前に行っていた研究とどういう風に違うの?』
『モータの取り付け方はどういう風になってるの?』
……など次々と積極的に質問している光景は、まさに学会そのもの。
質問に合わせて、必要な部分は更に詳しく説明していきます。
そして、プレゼン終了!
気になる審査の結果は?
↑優秀賞を受賞したのは2人。
まずこちらは、子供たちとコミュニケーションするのに適した感触のよいロボットのプレゼンです。
↑そして、遠隔救急医療を取材したプレゼン。
お二人とも、おめでとうございます!
↑そして、見事に最優秀を受賞したのは、人とロボットが協力して掃除をすることで環境に対する意識を高めるロボットの研究発表を行ったプレゼンに決まりました。
おめでとうございます!!
↑ポスターセッションが終わり、広瀬教授から講評をいただきました。
ロボット工学などの専門的な学習をしていない高校生にとって、学会に参加して調査・取材し、プレゼンするということは大変だったと思います。実際に今回取材やプレゼンの難しさなどそれぞれ色々なことを学び、これらの貴重な経験は高校、大学だけでなく、社会に出ても役立つでしょう。
一週間という短い準備期間でしたが、みなさんすばらしい立派なポスターセッションでした。
ポスターセッションが終わった後は、英語でのレクチャー。
広瀬研究室でロボット開発をしているイタリア人研究員、ミケーレ(Michele Guamieri)さんによる、災害地における被災者救助ロボットについての講義です。
↑プレゼンテーションソフトを用いたスライドの説明が英語であるのは当然。
講義の説明も、すべて英語で行います。
高度な講義内容は、大学院の授業を受けているようにしか見えません。
↑災害時に実用的なロボットには、どのような移動機構が適しているのか比較しています。
脚や車輪、クローラ(キャタピラ)など、それぞれメリットとデメリットがあります。
狭いガレキの隙間からでも入れて、災害時の被災者救助を行うにはどれが適しているのか……ロボットのデザイン(設計)を決める重要なポイントです。
↑英語だけでは伝わりにくい、ロボットの重心の移動に関しての説明などはジェスチャーも含めてわかりやすく説明。
『friction;摩擦』、『gravity;重力』など高校で使うことの少ない工学的な単語がたくさん。
多少分からない単語があっても、内容や写真、ジェスチャーから意味を理解していきます。
受験勉強だけの英語力でなく、使える英語力が試されます。
↑被災者救助ロボット『HeliosⅧ』のアームの機構についての説明。
アームを自在に操ることで、ガレキを掴んでどかしたりします。
改良されたグリッパー(手)で従来掴めなかった小さなものも取れるように。
↑SRPメンバーの真剣な眼差しにミケーレ先生のプレゼンにも熱が入ります。
↑図、絵なども描きながら次回提出のレポートに向けてメモしていきます。
↑講義の後の質疑応答。SRPメンバーは講義の中で分からなかった所や更に知りたいことを英語で質問しています。
質問する時のSRPメンバーの英語の流暢さに驚き。
専門的な内容を自分たちの言葉にして英語で質問していきます。
質疑応答の後、特別に青木さんがSRPメンバーだけに見せてくれるものがあるということで……。
↑特別に見せてくれたのは最新のロボット!!
まだ、学会で発表していない未公開とのことで撮影厳禁……。
なので、開発中の機体を前に、説明を聞いているSRPメンバーの写真を一枚。
約1時間に及ぶ英語の講義で少し疲れを見せていたSRPメンバーも、最新のロボットを見て疲れはどこかへ……。
未公開のロボットを見ることができるなんて日本の代表として参加しているSRPメンバーならではの特権ですね。
↑最後に一人ずつ、青木さんから第1講の広瀬教授の講義レポートの講評。
一線で活躍する研究者・エンジニアの鋭い指摘やアドバイス。次回提出のレポートに活かしていきましょう。
↑講義から得た膨大な情報を、図などを用いてA4一枚に分かりやすくまとめています。
今回は英語でのレクチャーのレポート……ですが、先生方からさらに新しい課題が。
それは、レクチャーで登場したロボットに関して自らのアイディアを考え、よりよいロボットを創造してもらうというものです。
最終講でのロボット製作に向け、発想力、創造力のトレーニング。
SRPメンバーの発想力に期待します!
↑緊張感あふれるプレゼン、および英語でのレクチャーというミッションを無事に達成し、SRPメンバー、みんなまずは一安心。
お疲れ様でした!!
次回の第3講は広瀬教授の講義とロボットを動かすのに欠かせないモータドライバの仕組みなどについて、実際にはんだゴテを使い、手を動かして学んでいきます。
グループでの実習、次回も楽しみですね。
