【SMLW】 「スーパー生命創薬科学ワークショップ」 3日目 実験&議論の1日
【SMLW】 スーパー生命創薬科学ワークショップ 第3日目
開催日:2008年8月29日(金)
場所:東京理科大学 野田キャンパス
さぁ、プログラム3日目の始まりです!
本日のブログは、早稲田塾第27期生、現在東京理科大学薬学部3年の長谷川詩織が担当します。
昨日の夜疲れきって宿舎に戻った参加者たち。
今日の様子はぐっすり寝て元気いっぱいの子、どうやら夜な夜なお話をして盛り上がっていた子などいるようです。
そんな中、参加者全員、朝7時に集合して散歩がてら薬草園に行きました。
↑薬草園の風景です。
東京理科大学の薬草園は最近場所が移り、温室などがより充実。
漢方専門の先生の説明を聞きながら、薬草園を探索しました。
アスパラガスやハッカなどおなじみの食材なども。
たくさんいる蚊に刺されそうになりながらも、興味津々に話を聞いていました。
その後、おなじみの食堂「みなも」にいき朝ご飯。
お腹いっぱい食べて目が完全に覚めた頃、参加者たちはやる気満々で青木研究室へと向かいました。
今日も予定がたくさん詰まっています。がんばろう!
まずは昨日のうちに合成したアスピリンとアセトアミノフェンが、本当にアスピリン、アセトアミノフェンなのか、つまり反応がちゃんと進行して目的物質になっているかを確認する作業を行います。
自分たちの合成した化合物の構造と分子量を調べ、アスピリン、またはアセトアミノフェンと比べるという方法で確認をします。
この作業ですが、実はとても高額な機械を使って測定をするんです!
構造を決定するために使うのは、「NMR」という4000万円もするという機械。
また分子量の測定には、なんと1億円を越えるという、世界にまだ2台しかないとても、とーっても貴重な機械、「FT-MASS」を使います。
参加者のみんなもこの値段を聞いてびっくり、興奮ぎみです。
質問もいつも以上にたくさん飛び交いました。
NMRとFT-MASSの結果は、グラフのようなもので出るのですが、この解析が実はとっても難しいのです。
東京理科大学では2年生のときに、この解析方法を学びます。
SMLWのメンバーは、高校生でそれを先取りするわけですね。
研究生の説明を聞きながら、理解しようとがんばります。
その後、昼食をはさみ、今度は深井研究室に移動して、昨日仕込んでおいた細胞毒性の実験の結果を見ます。
細胞はアスピリン、アセトアミノフェンの影響をどのくらい受けるのでしょうか?
まずは自分たちが作った実験容器の中がコンタミネーションしていないかの確認です。
もしコンタミネーションしていたら、ここで実験失敗となってしまうため、参加者のみんなはドキドキ。
緊張の瞬間です。
顕微鏡でひとつひとつセルの中を観察して細菌等がいないかを確認しました。
結果……すべての班にコンタミネーションはなし!
みんな大喜びでした。
その後は、結果を見る前の最後の作業。
そして「FACS」という、こちらも5000万という高額の機械を使って、細胞が薬品の影響でどのくらい死んでいるのかを測定します。
瞬時に何万という細胞が死んでいるのか生きているのかを測定していくこの機械。
その速さ、正確さにみんな圧倒されていました。
さて、ここですべての実験終了……。
しかし、ここからが新たなスタートなのです。
ここまでがんばった成果をきちんとした形でまとめて発表しなくては、ここまでの努力はなんの評価もされません。
研究とは、そういうものなのですね。
ここから班員みんなで協力し、明日の13時までにパワーポイントと発表原稿を完成させなければなりません。
ただいまの時間は16時30分。
時間に余裕はありません。
まず、今回行った実験のデータを整理するところからスタート。
実験でよくわからなかったことや疑問に思ったことを解決していかなければなりません。
自分達で話し合いながら、ときには研究生の方々に一生懸命質問。
みんながんばれ!
頭の中がいっぱいになってパンク寸前、というところで一度、夜ご飯を食べに食堂へ。
しかし食事中も、「パワーポイントの構成はどうする?」など、班の仲間同士で作戦会議が行われていました。
ご飯を食べ終わると、すぐさま今度はパワーポイント作成へ。
3日目終了時刻ギリギリまで、班員はもちろん研究生の皆さんも、一緒にいいものを作ろう! と全員で一緒に頑張っていました。
明日はいよいよ、実験成果発表の日!
みんな頑張れ!

