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津田塾大学
学芸学部

津田塾大学 学芸学部

Give yourself the best chance to get into your dream college.

津田塾大学 学芸学部では、英語英文学科、国際関係学科、多文化・国際協力学科、情報科学科で総合型選抜を実施している。
各学科にふさわしい能力や適性と、学習に対する意欲や目的意識を、出願書類・筆記試験・プレゼンテーション・面接などから総合的に判断して合否を決定する。

※掲載内容は変更されている場合があります。必ず大学のホームページ、入試案内冊子などをご確認ください。

2023年7月7日更新

学芸学部 総合型選抜

最新入試情報から合格のポイントまで
総合型・学校推薦型選抜の全てがわかる!

入試の特色

<学芸学部 英語英文学科 総合型選抜>

慶應義塾、北里、同志社などと並び創設者の影響力を極めて強く受ける。津田塾の場合は「津田梅子」だ。特にこの方式は祖業の「女子英学塾」を汲むだけに色合いが一層濃い。

アドミッションポリシーにおいても明らかで「建学の理念」たる「自由で自立した個人としての女性、すなわち自分自身で考え、行動する力を備えた女性」に共感し「深い知性と豊かな人間性を兼ね備え」る「オールラウンドな女性」の育成を目指すとある。「自立」「リーダーシップ」「バイタリティ」あたりがポイント。まさに津田梅子が体現した姿である。

多くの女子大が生活科学や良妻賢母育成にルーツをもつなかで、津田塾は決定的に異なる。附属校も持たず孤高の趣すら漂う。歴代学長もすべて女性。こうした校風を理解し、共感した者にとって最良の学府である。

同方式は出願資格こそ「どんとこい型」であるも、志望理由書の題意に「英語に関する優れた実績・活動歴を含めて」とあり英語検定の級・スコア提出もマスト。さらに2次試験が「英語4技能の総合試験」という流れから推察すると、相当に英語に自信があり、かつ活動実績も必要とわかる。

募集人員は「若干名」でおおよそ数人といったところ。倍率は約2倍と高くはない。ただしそれはやさしさを意味しない。上記で示したように英語力が元来備わっていないと受けるだけムダなので最初から敬遠する向きも多かろう。共学の大規模校を指向する傾向が女性にもみられる現在の風潮も関係しているかもしれない。「楽しい」より「学ぶ」に重点を置く必要がある。

<学芸学部 国際関係学科 総合型選抜>

慶應義塾、北里、同志社などと並び創設者の影響力を極めて強く受ける。津田塾の場合は「津田梅子」だ。彼女はおそらく近大初の女性国際人であり学科が継承しているのは明らか。

アドミッションポリシーにおいても明らかで「建学の理念」たる「自由で自立した個人としての女性、すなわち自分自身で考え、行動する力を備えた女性」に共感し「深い知性と豊かな人間性を兼ね備え」る「オールラウンドな女性」の育成を目指すとある。「自立」「リーダーシップ」「バイタリティ」あたりがポイント。まさに津田梅子が体現した姿である。

多くの女子大が生活科学や良妻賢母育成にルーツをもつなかで、津田塾は決定的に異なる。附属校も持たず孤高の趣すら漂う。歴代学長もすべて女性。こうした校風を理解し、共感した者にとって最良の学府である。

同方式は出願資格こそ「どんとこい型」であるもアドミッションポリシーには祖業の「女子英学塾」の「伝統と実績ある、レベルの高い英語教育を受講するため」に「英語」の習熟を求めていて英語検定の級・スコア提出が必須であるから少なくとも苦手とする者に向かないのは確実だ。もっとも学科の性質上、英語でない外国語に堪能であればチャンスはある。

募集人員は15人で実質的な倍率は約1.1倍と低い。ただしそれはやさしさを意味しない。共学の大規模校を指向する傾向が女性にもみられる現在の風潮も含めて大学が求める学生像に一致していないと志願しないと予測されるからだ。

地域研究を指向する者にはおおよその専門家はそろっている。ただアジア・オセアニア圏や日本の対外関係などに若干重きを置いていて、どちらかというとリベラルである。このあたりが志願者の指向と「合う」「合わない」が出てきそうなポイントである。

試験の形式からアドミッションポリシーが掲げる「新聞や本を日常的に読み深く思考する習慣をもつ」がないと非常に厳しい。「国際」のイメージに惹かれて何となく……という選択は避けた方がよさそうだ。

<学芸学部 多文化・国際協力学科 総合型選抜>

慶應義塾、北里、同志社などと並び創設者の影響力を極めて強く受ける。津田塾の場合は「津田梅子」だ。彼女はおそらく近大初の女性国際人であり学科が継承しているのは明らか。

アドミッションポリシーにおいても明らかで「建学の理念」たる「自由で自立した個人としての女性、すなわち自分自身で考え、行動する力を備えた女性」に共感し「深い知性と豊かな人間性を兼ね備え」る「オールラウンドな女性」の育成を目指すとある。「自立」「リーダーシップ」「バイタリティ」あたりがポイント。まさに津田梅子が体現した姿である。

多くの女子大が生活科学や良妻賢母育成にルーツをもつなかで、津田塾は決定的に異なる。附属校も持たず孤高の趣すら漂う。歴代学長もすべて女性。こうした校風を理解し、共感した者にとって最良の学府である。

多文化・国際協力学科は2024年度入試から総合型選抜を実施。同方式は出願資格こそ「どんとこい型」であるも「読書力を問う課題」が求められ、英語検定の級・スコア提出もマスト。

さらに二次試験のプレゼンテーションは、志望理由書と事前課題で論じた研究テーマについての発表と、面接では事前課題である読書力を問う課題、プレゼンテーションをもとに本学での学修に関する希望、問題意識、将来への抱負について問われる。

大学入学後にどんな研究をしたいのか、またなぜその研究テーマを津田塾大学で学びたいのか具体的にプレゼンできるよう十分な事前準備が必要。

<学芸学部 情報科学科 総合型選抜>

慶應義塾、北里、同志社などと並び創設者の影響力を極めて強く受ける。津田塾の場合は「津田梅子」だ。彼女はおそらく近大初の女性国際人であり学科が継承しているのは明らか。

アドミッションポリシーにおいても明らかで「建学の理念」たる「自由で自立した個人としての女性、すなわち自分自身で考え、行動する力を備えた女性」に共感し「深い知性と豊かな人間性を兼ね備え」る「オールラウンドな女性」の育成を目指すとある。「自立」「リーダーシップ」「バイタリティ」あたりがポイント。まさに津田梅子が体現した姿である。

多くの女子大が生活科学や良妻賢母育成にルーツをもつなかで、津田塾は決定的に異なる。附属校も持たず孤高の趣すら漂う。歴代学長もすべて女性。こうした校風を理解し、共感した者にとって最良の学府である。

同方式は数学の履修条件以外は出願資格こそ「どんとこい型」でありながら受験者数、合格者数とも極めて低調である。「親切だけど手間ひまがかかりすぎる」と敬遠するような方式であるのが最大の要因と推測される。何しろ情報または数学・統計の分野から「自分のテーマ」を見つけて「研究」して「作品」として提出しなければならない。級やスコアを問わないとはいえ英語検定の結果も必須だ。高3になって志望校を決める段取りだとガチガチの第1志望でない限り取り組もうとなかなか踏み切れない。

「情報」と「数学」が同一学科で、かつ学芸学部に置かれているというのも浸透しない一因と想像できる。「情報」に数学的リテラシーが必須なのはわかるとしてもそのものではないし、かといって数学のうち確率・統計部門だけ深めたいという思考もイメージできない。であれば数学科に行きたいという志望者も多かろう。

アイディア 合格のツボ

<学芸学部 英語英文学科 総合型選抜>

試験の形式から察するに英語重視であるのは疑いない。学科の性質上そうであるのは当然とはいえ、ここが最大の「ツボ」である。

文案を練る必要がある書類は「志望理由書」。学科の志望動機を「英語に関する優れた実績・活動歴を含めて」1200字以内で書く。いうまでもなく「実績・活動歴」がないと書きようがない。問題は「優れた」の程度だ。学風から推察して自己評価で大丈夫であろう。ただしその場合は5W1Hを明確にして誰が読んでも「実績・活動歴」がわかり、かつ「優れた」に相当すると認識される文章でなくてはいけない。

輝かしい実績があったとしても、あくまで学科の志望動機に結びつける一部に過ぎないという点を見落としてはならない。「特色」に記したように津田塾は極めて個性的で他の何にも似ていない大学であるから、他大の似通った学科に出した書類を多少加工して出すなどといった細工は通用しない。

級やスコアのレベルは聞かないにせよ「英語の能力を証明する書類」は提出しなければならない。TOEFLや英検など。これら書類のすべてで1次選考がなされるため、級やスコアは高いに越したことはない。

1次通過者のみ2次試験(最終)に望める。待っているのが「英語4技能の総合試験」だ。なかなかの難物で小論文・講義理解力+スピーチを合わせ持つような形態である。

まず「あるトピック」を掲げた文を読む。次に「あるトピック」に関する英語講義(30分)がなされて要旨を英語で書く。計70分。リーディングとヒアリングが一緒になったような方式だ。

さらに「あるトピック」について英語でのスピーチが課される。準備に3分、発表1分。プレゼンテーションの一種であるも事前にテーマが明かされていないし、問われるのが「自分の考え」で与えられた資料を要約すればいいというわけでもない。さらに面接(質疑応答)が加わる。幸い大学側が参考にすべき動画のURLを紹介してくれているので足がかりとして十分に訓練しておこう。

<学芸学部 国際関係学科 総合型選抜>

アドミッションポリシーが掲げる「新聞や本を日常的に読み深く思考する習慣をもつ」が相当な部分を占める。そうした者を採るという姿勢が鮮明だ。

文案を練る必要がある書類は2つ。1つは「志望理由書」。題意は「学科志望動機について1200字以内で書いてください」でこちらはポピュラーである。「グローバル・国際関係コース」「地域・文化コース」「国際日本コース」のどれかによって、また地域研究の場合はどこかによって書く内容は当然異なってくる。

もう1つが「課題」で題意は「あなた自身の言葉で『世界』の問題について論じてください。その際、論じるテーマに関連する3つの著作をあげ、その内容に触れること」で2000字以内。ここが大変だ。まず「『世界』の問題」の設定をせねばならない。気候変動や核兵器問題のように文字通り全世界を覆うテーマでなくてもいい。ただなぜそれがそうなのかを「あなた自身の言葉で」つまり「3つの著作」の要約でない内容に仕上げる必要がある。おおよそ3冊となれば概説、設定したテーマで対立する賛否双方といったあたりを選ぶであろう。ただ「『世界』の問題」にまでフォーカスされる国際関係はどれを取っても「延々と続くドラマ」のようなもので日々の時事問題への関心がないと手に負えない。

書類で1次選考されて通過者のみ2次試験へ臨める。待ち構えるのが「面接」だ。志望理由や将来の希望は何とかなるとして、身構えてしまうのが「現代世界に関する問題を通して、国際関係学を学ぶうえで必要な基礎知識・思考力・表現力を問います」というところ。必ずしも「課題」で述べた中身の延長線上とは限らない。重視すべきは女性の自立に関わる諸問題と日本の対外政策である。後者は時事的な諮問が大いに考えられる。おおよそ過去5年、それが辛ければ過去2年の重大テーマあたりは押さえておかないと答えられまい。必ずしも志願者本人がリベラルである必要はないがリベラリティに触れる事象が俎上に載る蓋然性が高い。

<学芸学部 情報科学科 総合型選抜>

「作品」を仕上げる意欲があり、大学が設けるサポート態勢をフルに利用し、かつ学科の掲げる目的に心から共感し、早めに出願意思を固められている者という条件が「ツボ」である。他に考えられない。あるとしたら日本情報オリンピックの選手であったというぐらいだ。

サポートは手厚い。8月上旬から提出期限の10月中旬まで設けられている質問期間でテーマ、研究、作品の相談を大学教員と話し合えるし提出方法も最適な手段を指示してもらえる。出願期間中でさえ可能だ。 とはいえこの期間中に作品を完成させるのは大変なのも事実。以前から自主的に取り組んでいたテーマを継続できるならばともかく、ゼロからとなれば厳しい。

サポートが始まる8月上旬に受験態勢がどうであるかも大いに関係する。高1・2年の段階で総合型選抜への挑戦を決めていて、その範囲に同方式を含んでいればまだチャレンジする意欲もわこう。ただ多くの高校生は一般選抜まで含めたタイムスケジュールを高3の8月以前に確定できるケースは実に少ない。「だいたいこのような感じ」で同方式を選ぶと極端に大きな負担を少なくとも主観的には抱くであろう。

言い換えるとメリットである質問期間における大学教員との協働が非常に魅力的と感じる者にとっては最良の方式である。選抜する側がされる側へ常に助言してくれる制度など滅多にお目にかかれないからだ。

なお文案を練る必要のある書類は「志望理由書」と「テーマの概要」。後者は150字でまとめればいい。前者は学科を志望する理由を「あなたの現在の活動や関心、大学生活への期待、卒業後の抱負などにふれながら、なるべく具体的に」書く。1000字以内。題意を1つ1つクリアしていけば大丈夫そうである。

2次試験(最終)の面接も「研究したテーマや提出した作品に関して」である。ここも相当な負荷がかかる。何より「15 分間のプレゼンテーション」が重い。事前に準備できるにせよ15分は長い。他大の推薦入試と比しても際立つ。十分な練習に相応な時間を費やすであろう。引き続いて30 分の質疑応答がある。助言してくれた教員以外からの諮問もあろうから「質問期間でいただいたアドバイスに従っただけです」的な回答の連発は避けたい。

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入試概要

<英語英文学科、国際関係学科、情報科学科、多文化・国際協力学科>

1出願期間

  9月上旬
  ※<情報科学科>事前に研究テーマの作品を提出

21次選考内容

  書類選考

31次選考合格発表

  10月上旬

4.2次選考内容

  <英語英文学科> 英語4技能の総合試験(オンライン)
  <国際関係学科> 面接
  <多文化・国際協力学科>     プレゼンテーション、面接
  <情報科学科>     事前に提出した研究テーマに関してプレゼンテーション、その後質疑応答

5.2次選考時期

  10月下旬

6.2次選考合格発表

  11月上旬

7.主な提出書類

  志望理由書、調査書、英語資格を証明する書類

学芸学部 学校推薦型選抜(公募制)

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入試の特色

<学芸学部 英語英文学科 学校推薦型選抜(公募制)>

慶應義塾、北里、同志社などと並び創設者の影響力を極めて強く受ける。津田塾の場合は「津田梅子」だ。特にこの方式は祖業の「女子英学塾」を汲むだけに色合いが一層濃い。

アドミッションポリシーにおいても明らかで「建学の理念」たる「自由で自立した個人としての女性、すなわち自分自身で考え、行動する力を備えた女性」に共感し「深い知性と豊かな人間性を兼ね備え」る「オールラウンドな女性」の育成を目指すとある。「自立」「リーダーシップ」「バイタリティ」あたりがポイント。まさに津田梅子が体現した姿である。

多くの女子大が生活科学や良妻賢母育成にルーツをもつなかで、津田塾は決定的に異なる。附属校も持たず孤高の趣すら漂う。歴代学長もすべて女性。こうした校風を理解し、共感した者にとって最良の学府である。

同方式は学校長(原則)の推薦を必要とするため合格したら必ず進学しなければいけない。出願資格こそ「どんとこい型」であるも志望理由書が「自己活動歴」を求め、英語検定の級・スコア提出もマスト。さらに2次試験の面接が英語による質疑応答を含むという点を勘案すると相当に英語に自信があり、かつ活動実績も必要とわかる。なお「自己活動歴」とは「生徒会・クラブ活動・地域活動・ボランティア活動等」「学芸、スピーチ等の大会・コンテスト」「特に力を入れて取り組んだ学業等」「その他の分野でユニークな実績をあげた」などを指す。

募集人員は10人で実質的な倍率は約2倍と高くはない。ただしそれはやさしさを意味しない。上記で示したように英語力が元来備わっていないと受けるだけムダなので最初から敬遠する向きも多かろう。共学の大規模校を指向する傾向が女性にもみられる現在の風潮も関係しているかもしれない。また女性の自立を掲げる時点で校風はリベラルである。参考にされたい。

<学芸学部 多文化・国際協力学科 学校推薦型選抜(公募制)>

慶應義塾、北里、同志社などと並び創設者の影響力を極めて強く受ける。津田塾の場合は「津田梅子」だ。特にこの方式は祖業の「女子英学塾」を汲むだけに色合いが一層濃い。

アドミッションポリシーにおいても明らかで「建学の理念」たる「自由で自立した個人としての女性、すなわち自分自身で考え、行動する力を備えた女性」に共感し「深い知性と豊かな人間性を兼ね備え」る「オールラウンドな女性」の育成を目指すとある。「自立」「リーダーシップ」「バイタリティ」あたりがポイント。まさに津田梅子が体現した姿である。

多くの女子大が生活科学や良妻賢母育成にルーツをもつなかで、津田塾は決定的に異なる。附属校も持たず孤高の趣すら漂う。歴代学長もすべて女性。こうした校風を理解し、共感した者にとって最良の学府である。

同方式は学校長(原則)の推薦を必要とするため、合格したら必ず進学しなければいけない。出願資格こそ「どんとこい型」であるも数学の履修条件があり、課題として出される数学の問題が2次(最終)でも問われるので、学科の特性上いうまでもないが数学の能力は当然試される。

募集人員は5人で実質倍率は1倍を上回る程度と高くはない。ただしそれはやさしさを意味しない。比較的高度な数学の能力が元来備わっていないと受けるだけムダなので最初から敬遠する向きも多かろう。共学の大規模校を指向する傾向が女性にもみられる現在の風潮も関係しているかもしれない。また女性の自立を掲げる時点で校風はリベラルである。参考にされたい。

数学科との違いは志望する際に十分吟味する必要がある。プログラミングなど実用をより重視するのが情報科学科。数学科より数学を手段にする傾向が高い。

アイディア 合格のツボ

<学芸学部 英語英文学科 学校推薦型選抜(公募制)>

いうまでもなく英語力。加えて志望理由書で問われる「自己活動歴」をどう紹介・表現するかであろう。

文案を練る形の志望理由書の題意である「学科志望動機について、自己活動歴も含めて」をどうするか(1200 字以内)が関門となる。「特色」で挙げたように活動は課外・学外さらに学業(正課)でもよく「その他」も認めている。他方で客観的な実績の証明まで求めていない。つまり自己評価でも可能というわけだ。むろん自己評価するまでもなく「生徒会長」「○○コンテスト優勝」といった客観評価ができる者はそれでいい。あくまでそこが難しい方向けの助言である。

さていかなる評価であっても、題意はそれ自体を聞きたいのではない。そうした活動を含めて学科の志望動機は何かが書かれるべきなのだ。活動自体が学科と極めて親和性が高ければ容易である。英語検定での顕著な成績保持者など。問題は学科の学びに直接結びつかないケース。おそらく大半がこちらであろう。その場合はアドミッションポリシーと結びつけてアピールしたい。「自立」「リーダーシップ」「バイタリティ」はむろんのこと学科独自の「とりわけ『世界史B』と『日本史B』の学習は重要です」「論理的に構築し、それを的確に表現する力」「異なる価値観を理解し受容する柔軟な態度」「自らリサーチし、発表や議論に積極的に取り組む姿勢」あたりに反応してもいい。

1次選考の通過者のみが2次試験に臨める。英語を含む面接はコロナ禍に対応した措置であるから従来の会場試験における「小論文」を参照してみよう。例えば19年は2つの英文が出されて1問が要約、もう1問が日本語訳に加えて筆者の考えを英語60語程度で述べる読解とちょっとした英作文、さらに内容を踏まえた自身の意見を英語で書く問題、最後に800字の本格的な日本語小論文であった。

英文の長さやレベルはそれほど難しくはない。最後の日本語小論文は「条件付与型」である。課題文に加えて、ある条件を追加し、その下での見解を問う。以前の問題も含めてここは時事的なテーマになりがちであるから「暮らし」「社会・環境」分野のニュースを普段から意識しておくのをお勧めしたい。

<学芸学部 情報科学科 学校推薦型選抜(公募制)>

数学全体の能力が最大の「ツボ」である。

数学全体の能力は事前課題でまず試される。2題あって関数が中心。学科の性質上当然であろう。積分も出題されるが関数 f (x) の区間におけるものだし、他に三角関数がらみも出題される。後は図形と方程式あたりだ。数学を深め、極めるというより、大学での学びに深く関係しそうな能力を直裁に問うている。難度は決して高くない。関数は徹底的に学習し、他に座標にかかわる諸問題や純粋な計算能力などを磨いてほしい。

いずれも解き方通りに進めるというより思考のプロセスを見極めたいという意思が強く感じられる。解答提出までにさまざまな者と話し合って可能性の引き出しを増やしておくのを勧めたい。 また2次の面接は課題以外にも高校までの数学の基礎知識と理解を問うてくる。

文案を練る必要がある書類は自己推薦書。題意は「情報や数学のどんなところが好きか、面白いと思うか、なぜ情報科学を専攻したいか、なぜ津田塾大学で学びたいかなど、思う存分自由に書き、自己推薦してください」。津田塾の情報科学科はプログラミングを基礎から応用まで学べるのが大きな特長で、ゆえに数学的リテラシーがあれば合格は近い。ただ、高校までに既に情報学で何らかの実績や資格を持っている者は「面白い」「なぜ情報科学」といった題意にそれらを当てはめるのを大いに推奨する。

津田塾の大きな特色として英語の原書などを盛んに読ませるというのがある。カリキュラムにも英語が豊富で他大の情報系学部・学科と差異化されているのだ。半面で工学的な要素が薄い。情報系という語は範囲が広く多義的なので、こうした特色にリーチする文言を書き込む、例えば英語検定の級やスコアなどをアピールできる者は「なぜ津田塾大学で学びたいか」への返答として有益であろう。

 

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入試概要

<英語英文学科、多文化・国際協力学科>

1出願期間

  11月上旬
  ※<情報科学科>事前に研究テーマの作品を提出

21次選考内容

  書類選考

31次選考合格発表

  11月中旬

4.2次選考内容

   面接

5.2次選考時期

  11月下旬

6.2次選考合格発表

  12月上旬

7.主な提出書類

  志望理由書、調査書、推薦書、英語資格を証明する書類

<数学科・情報科学科>

1出願期間

  11月上旬
  ※出願前に「数学の問題」を請求する(問題請求期間:10月下旬)

2選考内容

  面接

3選考時期

  11月下旬

4合格発表

   12月上旬

5.主な提出書類

  志願書、調査書、推薦書、「数学」2題の解答

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