「人を育てる塾」で個性を伸ばし、推薦入試で東大法学部合格!

第41期生

岡本 琳南(おかもと りんな)

通塾情報

出身校 横浜校
出身高校 横浜市立南高校
部活 弦楽部
タイプ AO・推薦入試対策が目的
夢・目標 法整備で全ての人が自己実現できる社会を作る

進学情報

受験方式 AO・推薦入試
大学 東京大学
学部 法学部

――【早稲田塾入学の〈きっかけ〉】体験で学びたいテーマが明確に!

東京大学の推薦入試を受験しようと考えていたときに、早稲田塾に通っている高校の先輩から「すごくいい塾だよ」と勧められ、「AO・推薦入試特別指導」を体験。そこで志望理由書を書く機会があり、題意を考えたり、身近な経験から国レベルの話にもっていったりなど、講師にびっしりフィードバックをいただけました。また、講師と話す中で、「法の未整備」が私のテーマではないかと自分の興味を言語化できたことに感動。「こんな風に指導してもらえるなら続けて授業を受けたい」と両親に話し、高校2年の1月に早稲田塾に入学しました。

――【推薦入試を受験しようと思った〈理由〉】受験を通して、なりたい自分に近づきたい!

そもそも推薦入試を受験しようと思ったのは、「推薦入試は挑戦した過程を評価してもらえる入試」だと感じたから。受験勉強だけに3年間を費やすのではなく、やりたいことに挑戦する高校生活にしたいと考えました。また、面接などで直接人間性を見ていただくことができ、まさに自分の目指す姿と合致したアドミッションポリシーに近づける入試だとも思いました。
でも、一番大きかったのは、教授に自分の考えを伝えたい、と思ったことですね。高校2年生の夏にフィリピン留学に行った際に、「この経験と、これを通じて抱いた想いを誰かに伝えたい」という気持ちがすごく強くなったことが、推薦入試受験の最後の決め手になりました。

――【私の〈ハイスクールライフ〉】フィリピン留学で抱いた問題意識が原動力に

小学生の時ユニセフハウスを訪れて、フィリピンのスモーキーマウンテンで暮らす子供達の動画や、地雷で足を失くしてしまった子供達の写真を見ました。世界には学びたくても学べない、食べたくても食べられない子供達がいるということに衝撃を受け、フィリピンの問題に関心を抱くようになりました。
そこから、高校2年生の時に文部科学省が展開する「トビタテ!留学JAPAN」を活用して実際にフィリピンに留学。貧困地区で活動をしたのですが、今にも崩れそうな、電気も通っていない家で、本当に想像できないような暮らしをしている人たちに出会いました。
中でも一番ショックを受けたのは、現地の人にインタビューした時。その人には「学校の先生になりたい」という夢があったのですが、勉強を続けられずに12歳でマニラでメイドになったそうです。それまで明るくインタビューに応じてくれていたのに、「自分は夢を叶えられなかったから息子には夢を叶えて欲しい」と涙を流しながら語る姿を目の当たりにして、夢を叶えたくても叶えられない人もいるということに衝撃を受けました。
この留学で自分の中に確固とした裏付けができたことが、勉強の原動力になりました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】塾生同士高め合えた「AO・推薦入試特別指導」

「AO・推薦入試特別指導」で行なった受講生同士のメンタリング(お互いの書類を見てフィードバックし合う)は早稲田塾ならではの学びでした。 最初は「他の人のために時間を使うのは受験する上でどうなのかな」と思ったのですが、フィードバックの力を付けることが、書類を書く上でも重要だと気づきました。しかも他の人の書類を読んで、「こういう発想があるのか」「こういう特徴見逃していたな」などと気づくことも多く、対等な関係性で議論する中で、お互いに高め合える環境でした。講師の先生も、押し付けるのではなく塾生の意見を尊重しながら指導してくれました。だから、自分をさらけ出せるし、悩みを打ち明けられるし、ありのままの姿を受け止めてもらえる。根本にあるものを大切に、その人に合った指導をしてくださっていると感じました。

――【早稲田塾で〈学んだこと〉】 早稲田塾は「人を育てる塾」

早稲田塾には、「人を育てる塾」というキャッチフレーズを是非使って欲しいです!(笑)
早稲田塾は、条件なく一人ひとりを受け入れ、さらにその個性を伸ばしてくれる塾です。他者と関わる力や、滲み出るその人の人間性に磨きをかけて、大学生や社会人になるにつれて開花していく個性の「芽」を見つける…。それって、その人をよくわからないとできないことですよね。私も、早稲田塾で自分の気づかなかった自分のいいところ、認めてもらえるところをみつけてもらえました。…校舎長からは最初から「笑顔が素敵!」とずっと言ってもらってたんですけど(笑)、それが自信になって、面接でも笑ってやろうと思えました。その言葉一つだけでも、自信をつけていただけたなと思います。

―【推薦入試を受験して〈得たもの〉】推薦入試は「自分らしく生きていくためのステップ」だった

推薦入試では、まず自分を知り、その上で将来について考えていきます。まさに「自分らしく生きていくためのステップ」でした。生きていると、「自分らしさってなんだろう」とか、「わたしにしかできないことってなんだろう」という自分の存在意義に対する疑問にどうしても行き着くと思います。それを見出せないと苦しいと思うのですが、志望理由書には、自分にしか描けない世界を表現でき、それを見た教授から「あなたならこの大学で最大限学ぶことができるよ」とお墨付きをいただける。最高に自分に自信を持って学べる入試だと思います。

――【私の〈受験ストーリー〉】小論文対策を通して東大模試の現代文で偏差値80台!

推薦入試の選考にセンター試験が含まれるのはもちろんですが、一般入試での受験も視野に入れていたので、センター試験や2次試験に向けた勉強は行っていました。両立は大変でしたが、AO・推薦入試の対策はいい気分転換になりました。ただひたすらガリガリ勉強をするよりも、「なんで勉強するのか」という理由があったほうが頑張れると思います。
また、小論文対策で文章の読み方や題意の捉え方、書き方などを学んだことが、一般入試に生きました。初めて東大式の問題に触れた東大模試で、現代文だけ偏差値80台!それを見て、「論文をやっていたおかげだ!」と思って、論文の講師にもすぐ報告しました。また、東大は社会科目が2つあり、それも論述なので、題意を読み取り限られた字数で表現するのが大事。小論文と共通する部分が多く、国立は特に記述が多いので、AO・推薦入試に向けてつけた力は一般にも役立つと感じました。

――【将来の〈夢〉】法整備で、全ての人が自己実現ができる社会を作る

将来は、法整備によって人権を擁護する社会整備に関わり、一人でも多くの人が夢を叶えられる社会を実現していきたいです。合格が決まった今は、推薦合格者の集いで出会った東大の先輩に誘っていただき、自分の興味あることについて活動しています。集いで知り合った、推薦入試で合格した先輩たちは、みなさんそれぞれ素晴らしく、多くがゼミ長を務めていらっしゃる。同期の推薦入試受験者も本当に多様な挑戦をしている人たちが集まっていて、そこでも刺激的なコミュニティを作れてよかったなと思います。
本当に、一人では掴みとれない合格でした。お世話になったことをまた違う人につなげていくことで恩返しできたらいいなと思っています。「人として素敵な人になりたい」というのが私の目標。これからも頑張りたいと思います。

私の「横浜市立南高校自慢」

本当に素敵な学校です。まず関わっている人が素晴らしい。例えば先生方もみな温かくていつも親身になって指導してくださいます。推薦入試の面接・ディスカッション練習の場も設けてくださったし、一般入試の過去問題を解いた時も添削していただきました。私は附属中学から入学していたのですが、合格発表の時は、中学校の先生からもおめでとうと声をかけていただきました。顧問の先生も、東大の推薦受けるかどうか泣きながら相談した際に「やってみなさい」と背中を押してくれた思い出があります。 友達にもいろんなことに興味がある人が多く、多様性を感じました。スーパーグローバルハイスクール(SGH)なのでグローバルな学びも用意されていて、様々なことに挑戦できる環境でした。

私の「東京大学 法学部 現役合格アイテム」

タオルとお守り

母がドイツ土産で買ってくれたタオルは、試験当日も持って行って、面接直前などに握りしめることで母が近くにいるような気持ちに。お守りは父からのものと母の友人からのもので、ずっとつけて過ごしていました。

フォトギャラリー