NZの留学経験を活かし、SFCで自然エネルギーを研究

第37期生

廣川登也(ひろかわとうや)

通塾情報

出身校 自由が丘校
出身高校 セイクレッドハート高校
部活 ラグビー
タイプ 地方生、海外生
夢・目標 自然エネルギーにかかわる仕事に就くこと

進学情報

受験方式 AO・推薦入試
大学 慶應義塾大学
学部 環境情報学部

──[入学の〈きっかけ〉]ニュージーランド留学から帰り、慶應を目指すため入学

日本の中学校を卒業後、ニュージーランドの高校で3年間を過ごしていました。大好きだったラグビーや、自然とのふれあい、そしてさまざまな国からきた友だちとの交流をたっぷり楽しみました。12月に卒業してから帰国し、そこから大学受験への準備を本格的に始めることに。もともと自然や環境保護に興味があったので、慶應義塾大学の環境情報学部に9月入学で入りたいと考えました。そんなとき母のすすめで知ったのが、慶應義塾大学でのAO入試に強く、短期間での準備もできる早稲田塾。迷わず入学を決めました。

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]「AO・推薦入試特別講座」で対策はバッチリ

僕が受講したのは「AO・推薦入試特別講座」慶應義塾大学SFC特化クラスと「英単語道場」、「論文作法(さっぽう)」。「英単語道場」では制限時間内にどんどん単語を覚えるスタイルで弱点だった単語力を強化できたし、「論文作法」ではわかりやすい文章を書くという意識が身につきました。でも特に印象に残っているのはやはり「AO・推薦入試特別講座」。無理やり知識を詰め込むのではなく、「自分が本当に将来やりたいことは何なのか?」ということを講師とトコトン話し合いながら、自分自身のことを知ることができる講座でした。 
この講座を通してよくわかったのは、「自分が好きなこと、やりたいことを追求していけば、自ずと将来への道は拓ける」ということ。この講座を通して、「自然エネルギーに関する仕事に就く」という具体的な夢が固まった。試験前日の夜に必死で参考資料を読み込んで勉強をし直したおかげで、本番の面接も成功。無事合格できました。 

──[私の〈ハイスクールライフ〉]ラグビーも友だちづくりも、全力で楽しんだ

もともと僕がニュージーランドへ留学しようと思った理由は、子どもの頃から好きだったラグビーに思い切り打ち込んでみたかったから。ニュージーランドは日本とは比較にならないほどラグビーが盛んで、指導方針も自由です。おかげでラグビー選手として、多くのことを学べました。 
そしてもう一つよかったのは、現地でたくさんの友だちに巡りあえたこと。ニュージーランドには移民が多く、寮にはさまざまな国から学生が集まっています。ニュージーランド人はもちろん、ポリネシア系民族、先住民族であるマオリ、中国、韓国、タイ、マレーシア、香港、台湾、チリなど、実にさまざまなバックボーンを持った友だちができました。フィジーからの留学生に誘われ、フィジーに遊びに行ったこともありますし、帰国してからも彼らと連絡は取り続けています。 

──[私を支えてくれた〈スタッフ〉]大学生の担任助手からのアドバイスも励みに

僕はもともと計画的に行動するのが苦手なタイプなので(笑)、一週間ごとに勉強したことをチェックし、次回の予定を立てるカウンセリングはありがたかった。現役大学生の担任助手がカウンセリングしてくれるのですが、年齢の近い大学生から直接受験に関するアドバイスを受けられるところもよかった。入試用の資料作成などについてもいろいろ相談に乗ってくれました。早稲田塾に入って一番学べたと思うことは、「やるべきことを明確にする大切さ」と「自分がやりたいことをつきつめる大事さ」。本当にいい環境で受験対策ができたと思います。

──[将来の〈夢〉]自然エネルギーにかかわる仕事がしたい

僕が大学で研究したいと考えているのは、自然エネルギーのポテンシャルを探すこと。日本をはじめ世界中でエネルギー問題が叫ばれているにもかかわらず、まだまだ十分に自然エネルギーの開発が進んでいません。たとえば海の波や潮の満ち引きなど、実用化されていないけれどエネルギー化の可能性を秘めた自然現象はたくさんある。僕が留学していたニュージーランドは自然環境をとても大切にしている国で、使われているエネルギーの約8割は自然エネルギー。一方、日本はわずか10%以下。残念ながら日本に帰国して真っ先に感じたのは、「空の色がニュージーランドと全然違うし、豊かな自然がない」ということでした。まだ具体的な職業までは決めていないけれど、ニュージーランドでの経験も活かしてエネルギー問題、環境問題の解決に役立つ仕事ができたらいいな、と思います。

私の「セイクレッドハート高校自慢」

ニュージーランドならではの緑豊かな環境で、きれいな芝生のあるスペースが印象的でした。そしてクラスメートも先生も寮長もみんなすごくいい人たちばかりで、外国人だからといって苦労することはほとんどありませんでした。

私の「慶應義塾大学 環境情報学部 現役合格アイテム」

学校のユニフォーム、友達からもらったネックレス、iPod

学校のユニフォームは高校時代の思い出が詰まったもので、帰国前にクラスメートたちからメッセージを書いてもらいました。ネックレスはサモアの友だちからの餞別。iPodは英語力を鍛えるため、いつも英語ニュースを聴いていました。

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