日本と世界に目を向けて 地域創生に携わりたい

第39期生

楢崎美紅(ならさきみく)

通塾情報

出身校 新宿校
出身高校 立教女学院高校
部活 バスケットボール
タイプ 留学経験を活かす
夢・目標 発展途上国の格差解消や地域創生に関わる

進学情報

受験方式 AO・推薦入試
大学 早稲田大学
学部 政治経済学部

──[私の〈ハイスクールライフ〉]アメリカの田舎町に1年間留学

高2の夏から1年間、高校を休学してアメリカのワシントン州に留学しました。高校には交換留学プログラムもあったのですが、その募集があったときは部活が忙しく、「大学に入ってからでもいいかな」と考えて応募しなかった。でも、実際に留学に行ってきた友人の話を聞き、「中高6年間を同じ環境で過ごし、大学もそのまま上に進むのでは、世界が広がらない。留学するなら高校生のうちに行きたい!」と思うように。
期限がギリギリだったので、あまり細かい条件を選べなかったのですが、事前の話よりもはるかに田舎町だったので、ビックリ。100人くらいの生徒がいる学校だと聞いていたのですが、実際には幼稚園から高校まで全部合わせて100人で、同じ学年の生徒は11人。外国人が訪れることもほとんどなく、アジア人に会うのは初めてという人たちばかりでした。ホストファミリーは、私が中国人だと思っていたらしいです(笑)。当初は環境に馴染めるか不安でしたが、ホストファミリーが持つ牧場で牛や馬の世話をしたりして過ごすうちに徐々に馴染んで、「田舎暮らしもいいな」と思えるようになりました。

──[入学の〈きっかけ〉]ウェルカムな雰囲気に惹かれた

帰国して高2の夏をもう一度過ごすうちに、大学受験について考えるようになりました。付属の立教大学に進む道ももちろんありましたが、せっかく留学して広い世界に触れたのだから、今までとは違う環境で学びたいと思い、外部受験を決意。様々な予備校を見学したのですが、早稲田塾は校舎がアットホームな雰囲気で、スタッフも私をウェルカムしてくれる感じがして、気に入った。小学校時代の友人が早稲田塾に通っていて「良い塾だよ」と言ってくれたのもあり、高2の12月に入学しました。

──[刺激的だった〈未来発見プログラム〉]フィールドワークの面白さを知った「オーデュボンプログラム」

実は見学時に未来発見プログラムの説明を受けたとき、ちょうど目にした「オーデュボンプログラム」の締切が、まさにその日だったんです。それで室長に「今入学を決めたら、私はこれに参加できますか?」と聞いて、そのまま申込みました(笑)。八丈島をモデルに地域創生について学ぶプログラムで、事前講義を6回ほど受けた後、八丈島にフィールドワークに行きます。実際に足を運ぶと、机上で学んで考えていた以上に、現地の人のパワーを感じた。その場に行かなければわからない、フィールドワークの面白さを知りました。

──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]チーム戦で勉強もメンタルも強くなった

授業は、小論文を中心に受講しました。最初は「大学への小論文」で、次に「慶應小論文」。早稲田大学を第一志望にしてからは、「国公立・早稲田小論文」。また夏までは、早稲田大学国際教養学部と政経学部の特化クラスを両方受講。夏期授業では総合クラスも受講しました。
政経特化クラスの授業は、授業に出る度に新しいことを知れる。私たちの生活に直結した知識ばかりなので、自分が成長している感じがして、それがとても楽しかったですね。
また夏に受けた総合クラスには、理系や医学系など私の知らない分野のことをやっている子たちがいて、「ああ、こういう考え方もあるんだ」と知識の交換ができたのが、刺激になりました。

早稲田塾の良いところは、何と言っても「チーム戦」なところ。ただの進学塾じゃない。お互いに意見を出し合って、みんな一緒に合格しよう!と思える。特化クラスでは、同じ目標を持っている仲間に、勉強面でもメンタル面でも支えられました。留学前の同級生が担任助手をやっていて、「慶應小論文」の授業で再会したのも心強く思いましたね。

──[大学・学部を選んだ〈理由〉]ギリギリまで迷った末に選んだ、父の母校

ずっと志望校をどこにするのか迷っていて、AOも複数エントリーしました。その中で早稲田大学を第一志望にした理由は、父が早稲田大学卒で色々な話を聞いていたこと、帰国してすぐに行ったオープンキャンパスで校舎の雰囲気が気に入ったことが大きかったかな。都会の中にあるのに、まるで森の中にいるみたいに自然があり、古いレンガ造りの建物が素敵だった!

──[将来の〈夢〉]地域の経済的格差を無くすためにできることは何か?

大学では留学プログラムが充実しているので、学部4年間で一度は留学したいですね。今度は英語圏じゃなくて、ヨーロッパ圏がいいかな。今、スペイン語と中国語に興味があります。世界に広く目を向けて、今どんな問題があるのかを考えていきたい。
将来は、地方創生や地域間格差の解消につながることがやりたい。実際にどのような職業に就くのかは、これから大学で学んだ上で考えようと思います。

私の「立教女学院高校自慢」

校舎が、まるで映画『ハリー・ポッター』に出てくるようなヨーロッパ調の古い建物で、雰囲気がいいんです。築100年以上経っていて、同じく卒業生である母も通った校舎。体育祭などのイベントは中高合同で行うので、みんな一致団結して盛り上がります!部活ではダンス部が強くて、全国大会には毎年出場。マーガレット祭(文化祭)は、ダンス部目当てのお客様で賑わいます。

私の「早稲田大学 政治経済学部 現役合格アイテム」

ノート、お守り、手紙

ノートは、調べたり考えたりしたことを書きなぐってあります(笑)。お守りは、早稲田大学の隣にある神社のもので、論文試験の前日に何をしていいのかわからなくなって、家から自転車を飛ばしてお参りしたときのもの。手紙は、友人が1年先に卒業するときにもらいました。

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