循環型経済で食品ロスを削減! SFCでソーシャルビジネスを学ぶ

第42期生

清水 虹希さん(しみず にき)

通塾情報

出身校 新宿校
出身高校 都立駒場高校
部活 テニス部
タイプ 留学経験を活かす
夢・目標 ソーシャルビジネスに関わる

進学情報

受験方式 総合型選抜(AO入試)
大学 慶應義塾大学
学部 総合政策学部

――【入学の〈きっかけ〉】SFCに入りたい!早稲田塾でなら合格に向けて頑張れる

高1の1月から1年間、オーストラリアに留学しました。留学中に大学について調べていたときにSFCを知り、「なんて素敵な学部なんだろう、絶対にここで学びたい!」と思うように。帰国後、SFCのAO入試に挑戦するために塾を探し、早稲田塾と出会いました。早稲田塾の第一印象は「カリキュラムが整っているな」ということ。それに、面談をした校舎長が話しやすい方で何でも相談できそう。ここなら頑張れそうだと感じ高2の12月から入学しました。

――【私の〈受験ストーリー〉】フードロス削減のためにできることを模索する日々

中学生のとき、職業体験でケーキ屋さんに行きました。そこで見た光景がとても衝撃的で…。ちょっとだけ傷が入ったクッキーや崩れたケーキが、「売り物にならないから」とゴミ箱に捨てられていたのです。そのことがずっと頭の片隅にありました。そして高校の授業で「食品ロス」が取り上げられたとき、改めてこの問題に向き合うことになったのです。それまで社会問題に目を向けるタイプではなかった私でしたが、食品ロスについて調べていくのは苦じゃない。どんどん知りたいと思うようになった。オーストラリア留学中はフードバンクでボランティア活動をしたり、関わっている人にインタビューをしたりして、研究を深めました。

帰国後も様々な活動について調べていく中で、生ゴミ削減の活動をしているプロジェクト団体を知り、参加しました。生ゴミを肥料化する活動はいくつかあるのですが、ほとんどがその肥料を無償で配布している。これでは経済的なサイクルが回らないし、ボランティア頼りでは活動が広がらない。解決案を模索する日々が続きました。

――【タメになった〈授業・カリキュラム〉】AO講座で言葉にならない思いを引き出してもらえた

私の考えや思いを研究テーマとして志望理由書に落とし込んでいくのは、とても時間がかかりました!最初のうちは「食品ロスを減らしたい」というパッションはあるものの、どうアプローチすればいいのかわからない。もう“ひと押し”が足りない…。それを助けてくれたのが「AO・推薦入試特別指導」でした。自分の視点だけになっていた志望理由書に客観的な意見をもらい、また自分の限られた語彙ではうまく表現できないことを講師が引き出してくれた。私が思っていることをワーッとぶつけると、「それはこういうことだね」と言語化してくれる。「そう!これを言いたかったんだ」とハッと気付かされることがたびたびありました。

そうした中から出てきたのが「サーキュラー・エコノミー(循環型経済)」という切り口です。従来の生産→消費→廃棄という直線型ではなく、廃棄物を資源として再び生産する、サークル型の経済のこと。生ゴミを資源として肥料を生産し、循環させる。私がやりたいのは、まさにこれだ!そこからは一気に書類が進みました。出願の3週間前、ギリギリでした(笑)。

入学してすぐ受講を始めた「慶應義塾小論文」は、最初は苦手意識が強く、出席したくない時も…。書くことが苦手だったので、「何時間かかるんだろう」という恐怖心が強かった。でも講師の話は楽しいから大好き。ずっと話を聞いていたいくらい(笑)。講師の話でリフレッシュしながら様々なパターンの小論文に取り組んでいくと、あるときから“構成”が見えてきたのです。このパターンの設問にはどう論を展開していけばいいのか、書く前に頭に浮かぶ。そこからは書くのが楽しくなりました。また時々「優秀者論文」に選ばれると、嬉しくてモチベーションが上がりました!

――【後輩に〈ひと言〉】早稲田塾の環境を活かすのは自分次第

興味のあるテーマに対して、常に問い続けることが大切だと思います。なぜその問題が起きたのか、誰がやってるのか。一つの疑問を解決すると、また次の疑問が浮かぶ。それを知るために行動を続けることで、理解が深まっていきます。すべてのスタートは「問う」こと。そこから始まります。

早稲田塾には、AO入試に役立つカリキュラムが色々ありますが、それを活かすのは自分次第。環境は用意されているので、それを使って何に飛び込み、どうレベルアップしていくのか…。行動するのは、自分自身です!

――【将来の〈夢〉】社会課題を解決する「ソーシャルビジネス」に携わりたい

私が関わっている生ゴミを肥料化するプロジェクトが東京都の事業として採択され、現在法人化を進めているところです。この活動を含め、将来は社会課題の解決を目指す「ソーシャルビジネス」に関わりたい。そのためにSFCで多角的な視点から問題に取り組み、解決する方法を学んでいこうと思います。

私の「都立駒場高校自慢」

文武両道を掲げていて、生徒は部活も勉強も熱心に取り組んでいます。また、温水プールや人工芝グラウンド、陸上トラック、トレーニングルームなど施設が充実していることは自慢できます!

私の「慶應義塾大学 総合政策学部 現役合格アイテム」

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留学に行く前に購入し、毎日肌身はなさず持ち歩いています。無くてはならない存在です。

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