
早稲田塾で夢発見。裁判を短期化するADRを普及させたい
須田陽向子(すだひなこ)
通塾情報
出身校 | 町田校 |
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出身高校 | 玉川学園高等部 |
タイプ | 学力・成績向上が目的 |
夢・目標 | ADRの普及、馬の殺処分を減らすこと |
進学情報
受験方式 | AO・推薦入試 |
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大学 | 慶應義塾大学 |
学部 | 法学部 |

──[早稲田塾で〈学んだこと〉]経験をうまく吸収して、自分の糧にする術を身につけた
早稲田塾を訪れたのは高2の1月、学校の先輩にすすめられたのがきっかけです。 当時、具体的な夢も目標も持っていなかったのですが、町田校のスタッフから「まだ大丈夫、これからいろいろな人の意見を吸収して決めていけばいいんだよ」と言っていただき、とても励まされた気がしてすぐ入学を決めました。当時の私は、長年続けてきたクラシックバレエで思うような結果が残せず、自分自身の存在価値を見失うまで落ち込んでいました。努力しても報われないことがあるのではないか、と思い悩んでいた私を変えてくれたのが「スタンフォード大学特別研修」。 講義やグループでのディスカッションを通して、目標を達成する過程には様々なアプローチがあること、そして世界的に活躍している人は自分だけではなく他人の幸せをも目標にしているのだということに気付いたのです。これまでマイナスな結果ばかりを見てナーバスになっていたのですが、その経験をうまく吸収して今後の糧にする術を、この研修で教えていただきました。
──[タメになった〈授業・カリキュラム〉]夢を手に入れる手段を学べた「AO講座」と「世界塾」
高3になってからは「AO・推薦入試特別講座」を受講。講師や大学生トレーナーとたくさんお話しする機会をいただき、ゴールにたどり着くまでの道標を呈示してもらいました。自分では一つしか無いと思っていたゴールまでの道が、実はこんな道もあるのだと将来が拓けた感じがして、夢や志望校を明確にすることができたのは自分にとって大きな喜びでした。 ただその後、成績が志望校のレベルに達することができず悶々とした日々を送ることに。
その時、スタッフにアドバイスされたのが「竹中平蔵 世界塾」の受講です。これは、竹中平蔵教授に、グローバルリーダーとしてのマインドセットや、ロジカルに考える力を直接指導していただけるプログラム。私の考えに対して客観的な意見をいただき、固定概念が取り去られて多角的な視野を持てるようになったのは自分にとって大きな学び。夢を手に入れるのはレベルが問題ではなく、努力が大切なのだと気付かされました。
──[オリジナルの〈勉強法〉]好きな乗馬を続けながら勉強の能率もアップ!
クラシックバレエで挫折を味わったとき、実は身内の不幸も重なって精神的ダメージは相当なものでした。そんな時、母が家の近くにある乗馬クラブに行ってみたらどうかと提案してくれたんです。初めて馬に乗った感覚は、今でも忘れられないですね。馬と自分が一体になって、自然と同化したような気分(笑)。それ以来のめり込んで、受験期も乗馬をずっと続けていました。学校から帰宅後、すぐ乗馬クラブに行って1時間程度練習し、帰ってきてから宿題や予習・復習をするというパターン。でも、好きなことをしているとエネルギーがチャージされるので、その後の勉強がまったく苦になりませんでした。「自分の好きなことは続けていいんだよ」そうアドバイスしてくれたのも、早稲田塾のスタッフ。多くの経験を積ませていただいたことに、心から感謝しています。
──[大学・学部を選んだ〈理由〉]歴史のある馬術部と充実した設備に憧れて
慶應義塾大学を目指すきっかけになったのも、実は馬が大きく関係しています。慶應の馬術部は、大正時代に創立された歴史あるものです。それだけでもワクワクしますが、さらに魅力的なのは乗馬の経験が浅い人でも馬術大会に参加させてもらえる総力戦のスタイルがあるということ。他大学の馬術部は経験に左右されるところが多いので、私もぜひチャンスを掴みたい。さらにオープンキャンパスに参加し、設備が充実している広大なキャンパスや志の高い空気感を目の当たりにし、「私も慶應で学びたい!」と強く思いました。様々な方と意見を交わしながら4年間で自分の夢を育てていきたいです。
──[将来の〈夢〉]裁判の短期化と、理不尽な馬の殺処分問題に取り組む
将来の夢は二つあります。一つは裁判を迅速に行って当事者の負担を軽減するADR(裁判外紛争解決手続き)を普及させることです。裁判が長引くのは、被害者はもちろん加害者にとっても精神的・金銭的な負担が大きい。だから裁判の短期化を図り、同じような思いをする人が少なくなるよう努力したいと思っています。
もう一つは、理不尽な馬の殺処分を減らすこと。引退した競走馬の多くが寿命を全うせず殺処分されていて、今とても問題視されています。馬は、私が自分を見失いかけていたとき救ってくれた大事な存在。財政状況の改善など多角的な面からサポートして、ぜひ恩返しできればと考えています。早稲田塾が明確にしてくれた私の夢を、必ず実現させたいです。
私の「玉川学園高等部自慢」
学園のモットーが「一角多い夢」。夢の漢字に点を一つ足すという意味で、つまりそれだけ多くの夢を持って生きなさいという教え。様々な生き方を応援してくれた場所でした。
私の「慶應義塾大学 法学部 現役合格アイテム」
O入試対策用ファイル

授業内容をまとめるのではなく、自分がどのように生きてきたかをまとめることによって目標を明確にしてきました。部活や委員会、奉仕活動など学校で行ったこと。早稲田塾で経験させていただいた研修や思い出深いプログラム。クラシックバレエでの軌跡や乗馬クラブでの実績。受験勉強で行き詰った時は、このファイルを見て自信を取り戻していました。