
哲学×映画を極めて 将来は映画監督になりたい
富士見のどか(ふじみのどか)
通塾情報
出身校 | 大崎品川校 |
---|---|
出身高校 | 三田国際学園高等学校 |
部活 | 吹奏楽 |
タイプ | 学力・成績向上が目的 |
夢・目標 | 映画監督 |
進学情報
受験方式 | AO・推薦入試 |
---|---|
大学 | お茶の水女子大学 |
学部 | 文教育学部 |

──[入学の<きっかけ>]友達から薦められ、現役合格の可能性を広げるために
早稲田塾に入ったのは高3の8月。それまで国公立大学を一般入試で受けるつもりで、ずっと他の塾に通っていました。でも、思うように成績が伸びずモチベーションも下がる一方……。志望校もお茶の水女子大学と決めていたし、どうしても現役で受かりたい。そんなとき、早稲田塾に通っている友達から「可能性を広げるためにもAO受験を考えてみたら?」とアドバイスが。本当に、ワラにもすがる気持ちで入学しました。
──[大学・学部を選んだ<理由>]「哲学×映画」、好きなことを結び付けて学べる環境が魅力
私が哲学に興味を持ったきっかけは、小6のとき。卒業の記念に担任の先生からいただいた小説が、ファンタジーなのに“生きるとはどんなことか”“時間とは何だろう”といった哲学的な要素がいたるところに散りばめられていて、そんなことを考えたこともなかった私にはとても新鮮な一冊でした。
その後、高校で映画をよく観るようになって映画が大好きに。ゆくゆくは映画を作りたいという想いもありますが、まずは限られた尺の中で様々な世界観を展開する“映画”の成り立ちそのものを、哲学的な観点から学んでみたいんです。
そんな、複合的な欲求を満たしてくれそうだったのがお茶の水女子大学でした。ここにはグローバル文化学環というプログラムがあって、国境や文化を超えた人たちとの交流を通して必要な知識を得ることに主眼を置いています。映画は世界共通の娯楽だし、社会や文化を深く知ることができる環境なら、きっと私が学びたいこともできるはずだと思いました。
──[後輩に<ひと言>]興味があったら何にでも挑戦、それがAO受験に活きる
入塾してからAO入試の一次試験まで、なんと1週間ちょっと。かなりの短期間でポートフォリオを作成したことになります。書いては毎日講師にチェックしてもらい、それを家に持ち帰って夜中3時頃まで作業して、翌朝またチェックの繰り返し。とてもハードでしたが、とにかく“お茶の水女子大学に現役合格”という明確な目標があったので、苦にはなりませんでしたね。また、ポートフォリオを作成する上で大切な、自分の強みの洗い出しが比較的スムーズにいったのも勝因の一つ。私が通っていた高校は、「これがやりたい」と手を挙げた生徒には様々なチャンスをくれるところで、私は高1から毎年病院ボランティアに参加していました。院内の図書館で本の貸し出しをしたり、職員と行動を共にして実際に職場体験したことも。その他、部活や委員会も積極的に活動していたから、それらすべてを自分のアピールポイントとして盛り込みました。正直、ボランティアにしても部活にしても、参加していない生徒のほうが圧倒的に多かったんですよ。自由気ままな3年間もいいですが、私は自らできることを見つけて幅広くチャレンジしてみたかった。ちょっとだけ視野を広く持つ、その経験がAO合格につながったのかなと思います。
──[タメになった<授業・カリキュラム>]「表現力開発講座」で揺るぎない自信を手に入れた!
何とかAOの一次試験には合格した ものの、次なる難関は面接で、私は面接が大の苦手。とにかく緊張して何も言葉が出てこなくなってしまうので、また二次試験の3日前という土壇場になって「表現力開発講座」を受講しました。 これが本当に役立ったんです!みんなの前でスピーチをすることで度胸がつき、講師に緊張しない話し方や、私の話すときのクセを教えてもらうなど、参考になることばかり。また、面接でスラスラと答えるにはもっと知識が必要だと指摘され、私が自分のアピールポイントとして押していた哲学や映画、美術に関する本を紹介してもらい、それもすべて読破。いつもは絶対に褒めない講師から本番前日に「あなたは絶対この大学に行くべきだと思うよ」と励まされ、その一言もすごく自信につながりました。限られた時間で丁寧に指導していただき、合格に導いてくれた早稲田塾に感謝しています。
──[将来の<夢>]どんなに難しくても必ず映画監督に
将来の夢は映画監督になること。今、河瀬直美監督など日本でも少しずつ世界で活躍されている女性監督が出てきましたが、男女比の割合でいえば圧倒的に女性は少ないのが現実です。実は、AOの一次試験が終わった後、ある女性の映画監督に会いに行ったのです。忙しい最中、人脈づくりのコツや学生のうちに学んでおいたほうがいいことなど、これから私が映画に携わっていく上で重要なことを教えていただき、もう感激しました。この夢を実現することが難しいのはよくわかっているけど、諦めたくない。土壇場で頑張れた受験の経験を糧に、自分にできることを精一杯チャレンジしていこうと思います。