AO講座で見つけた自分の進路! 量子コンピューターを研究する

第39期生

中井創一(なかいそういち)

通塾情報

出身校 青葉台校
出身高校 神奈川県立大和高校
部活 バスケットボール
タイプ 学力・成績向上が目的
夢・目標 量子コンピューターの研究者

進学情報

受験方式 一般入試
大学 東京農工大学
学部 工学部

──[早稲田塾での〈生活〉]AO講座で見つけた、自分の進路

高1の冬に、早稲田塾に入りました。ちょうど周りの友人も塾に行き始めた時期で、早稲田塾を選んだのは、東進講座も早稲田塾のグループ授業も両方受けられておトクかな、と思ったので。入るまで、早稲田塾がAO入試を得意としていることを知らなくて、そもそも自分自身が、AO入試とは何かを全く理解していませんでした。スタッフに勧められるままに高2から「AO・推薦入試特別講座」を受講。そこで、自分の進路を発見しました。
当時の僕は、特にやりたいことがなかった。AO講座の進路発見プログラムで何となくコンピューター関係を調べているうちに、出会ったのが「量子コンピューター」でした。従来のコンピューターは「0と1」のような2つの値しか扱えないのに対し、量子コンピューターはそれより多くの値を扱えるので、計算能力が高い。たとえば薬剤の組み合わせなど、普通のコンピューターでは時間のかかる計算も、量子コンピューターなら短い時間で計算できる。これは面白そうだし、研究したらカッコイイ!と興味を惹かれました。量子コンピューターの研究ができる大学はあまり多くなく、私立だと1~2校、国立だと10校程度。その中から大阪大学を第一志望に決め、本格的に受験勉強をスタートさせました。

──[刺激的だった〈スーパープログラム〉]意見をまとめることの難しさを実感

高3の8月には、「スーパーナノメカニクスプログラム」に参加。数人でグループを作り、4日間でアプリを開発するというプログラムで、僕の班は照度センサーを利用してカーテンを開閉するアプリを作りました。僕はグループのリーダーでしたが、みんな知らない人ばかりだし、意見は合わないし、まとめるのが大変。一つのものを共同で作る時に、メンバーの意識を統一するのはいかに大変か、ということを実感しました。最終的なアプリの出来は良かったように思うのですが、最後の自分のプレゼンがあまり良くなかったためか、賞は獲れませんでした。僕は緊張しやすいタイプなのですが、校舎長からは「用意したセリフを覚えて、それを言うだけのプレゼンは良くない」と指摘されました。自分の言葉で、熱意で話すようにした方が良いというアドバイスは、その後の面接対策にも通じるものがありました。

──[私の〈受験ストーリー〉]AO講座を経験したからこそ、納得する進路を選べた

センター試験で思うように点数がとれず、第一志望だった大阪大学には出願しませんでした。推薦入試も、センターの結果と書類が一次試験だったので、「これはダメだろう」と思っていたら、まさかの一次通過。それを知ったのが二次試験のわずか三日前で、その三日間にも私大の受験があって、ものすごくバタバタ。一次通過を知った日からすぐに塾に行き、私大の受験の後も塾に行き、ギリギリまで対策してもらいました。残念ながらわずか三日間の対策では合格には至りませんでしたが、できることはやりきった!
受験生活を振り返って、僕にとって早稲田塾はチャンスと場を与えてくれる場所だったと思います。勉強しやすい自習室や、東進講座、未来発見プログラム。あとは自分が、そのチャンスや場をどう活かすかが大切。もし他の予備校に入っていたら、普通に一般入試を受けて、もしかしたらそれで大阪大学に合格したのかもしれない。でも僕は、AO講座で自分の夢を見つけて、第一志望は不合格だったけれど、それでも研究ができる東京農工大学に進学できたことを、とても嬉しいと思っています。AO講座を受けたからこそ、合格の先にある大学生活や社会人生活について考えることができた。推薦入試の結果は出なかったけれど、AO講座を経験した方が絶対に大学に入ってからの伸びが違うと思う。僕は自分の結果に満足しているし、早稲田塾で良かったと思っています。

──[将来の〈夢〉]量子コンピューターの可能性を広げる!

量子コンピューターはまだ新しい研究分野で、よくわからないことも、大変なことも多い。でも大変であればあるほど、成功の喜びは大きいと思うし、大学にはそれを分かち合える仲間がいるので、とても楽しみです。大学に入ったら、量子コンピューターの可能性を活かせる研究に挑戦します。

私の「神奈川県立大和高校自慢」

部活では「創作舞踊部」が有名で、全国大会で入賞する実績があります。体育祭では、その創作舞踊部が中心となって、チームごとにダンスで競う種目が名物。僕も3年間連続で出場しました。

私の「東京農工大学 工学部 現役合格アイテム」

シャーペンと英単語帳

いつ、どこで買ったかも覚えていませんが、受験勉強はずっとこのシャーペンを使っていました。移動の電車の中では、英単語帳をずっと見ていました。

フォトギャラリー