早稲田塾で進路発見
受験に舞台演劇の経験を活かせた
残間 深喜(ざんまみゆき)さん
通塾情報
出身校 | 町田校 |
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出身高校 | 千代田区立九段中等教育学校 |
部活 | ー |
夢・目標 | メンバーのウェルビーイングに貢献する舞台演劇の演出家/プロデューサー |
進学情報
受験方式 | 総合型選抜 |
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大学 | 立命館大学 |
学部 | 総合心理学部 |
――[入学の〈きっかけ〉]非認知能力を評価する選抜方法に魅力を感じた
私は5歳から現在まで舞台演劇を続けており、総合型選抜なら演劇活動で培った非認知能力を評価してもらえるのではと考えました。そして母から早稲田塾を紹介され、高1の秋、早稲田塾に入学しました。 舞台演劇を探究テーマとして確立できたのは早稲田塾のおかげです。早稲田塾には将来の目標を発見できる授業が多く、「これが私のアイデンティティだ」と改めて自己を見つめ直すことができました。私は早稲田塾を“受験のための塾”というより、 “自己発見のための塾”として通っていたように思います。
――[タメになった〈授業・カリキュラム〉]講座を通して将来の夢を発見、英語力もアップ
「総合型・学校推薦型選抜特別指導」を受講して、将来の目標が変わりました。それまでは舞台に自分が「出演する」ことしか考えていませんでしたが、メンタリングで話していた内容は、気づいたら「作り手(演出)」のことばかり。私が本当に関心を寄せているのは、実は出演者を支える側だったのだと気づきました。 また、早稲田塾では英語力を飛躍的に伸ばせました。1つめのきっかけは英語プレゼンテーション大会「TIME CUP」への出場。発表するテーマを決めて書類を作成する過程で、英語力をブラッシュアップすることができました。また、人前で身振りなどを交え発表することで、プレゼン能力や表現力も鍛えられたと思います。 さらにもう1つのきっかけは「IELTS対策講座」を受講したこと。IELTSは海外研修する人向けの試験とも言われており、効果的な対策法を知らないとなかなか自分の実力が発揮できません。もともと私は、スピーキング以外の技能に不安がありました。しかし対策講座でしっかりノウハウを教えていただき、IELTS5.5を突破! 英語資格の取得は、受験においてさまざまな形で有利に働いたと思います。
――[刺激的だった〈未来発見プログラム〉] 人の行動心理に興味を持つきっかけに
印象に残っているのは「ハーバード流~ビジネスケースメソッドプログラム」です。このプログラムでは、“人の知識から世の中を知る”方法を、多角的なアプローチで学びました。まず各テーマについて講師からレクチャーを受け、それを踏まえてグループディスカッションします。ディスカッションでは折り合いをつけながらアイデアを吟味し、活発な意見交換ができました。特に良かったテーマは「行動経済学」です。人が何のために仕事をするか、そのためのモチベーション(=内発的動機)の話を聞き、私が人の心理に着目するきっかけに。その後の大学選びにも大きく作用しました。未来発見プログラムは、高校生のうちから大学教授やその道の第一線で活躍されている方の講義が聞ける、とても貴重な講座でした。
――[大学・学部を選んだ〈理由〉]産業組織心理学を専門的に学べる環境
私は心理学の中でも、特に産業組織心理学に興味がありました。産業組織心理学は、仕事や組織の中でどう人の心が動くのかを学ぶ学問です。立命館大学には、それを専門的に学ぶコースがあり、その道に詳しい専任教授がいらっしゃいます。その教授はリーダーシップ論も専門に研究されており、将来プロデューサーや演出家になりたい私にとって、ぜひ学びたい領域です。大学では人の人生や仕事に関する“心の動き”に注目して勉強していきたいです。
――[後輩に〈ひと言〉] 悩むことを恐れずに探究活動を進めてほしい!
早稲田塾に入って良かったのは、それまで出会ったことがなかったような人たちと接点ができたことです。現役合格できた先輩方が、受験期間をどのように過ごしてきたか。「こんなことで悩んでいた」といった本音を聞くことができ、とても勇気づけられました。 私が探究テーマを深める過程で悩んでいた時も、こうした人たちの会話を通して、自分にとって舞台演劇は幸せや心の健康(=ウェルビーイング)の源であると実感。「出演側」「演出側」「ウェルビーイング」すべてが一貫して舞台演劇である、と心から理解できました。さらにそこから、「舞台演劇のプロデューサー・演出家となってカンパニーメンバーのウェルビーイングを叶える」という将来の夢を見つけることができました。 自分が将来、何者になりたいのか。本当にやりたいことを発見するのは難しい作業です。でも、それを早稲田塾が手助けしてくれます。紆余曲折するのは当たり前。悩むことを恐れず、授業を通して探究活動を進めてほしいです。