初志貫徹で横浜市大に合格!
地域の多文化共生に貢献したい

第43期生

加藤 愛果(かとう まなか)さん

通塾情報

出身校 横浜校
出身高校 神奈川県立横浜国際高校
部活 吹奏楽部、ボランティア部
夢・目標 地域日本語教育コーディネーター

進学情報

受験方式 総合型選抜
大学 横浜市立大学
学部 国際教養学部

――[早稲田塾入学の〈きっかけ〉] 総合型選抜にチャレンジしてみたい

早稲田塾に入学したのは高1の12月です。総合型選抜という受験方式があると知り、早稲田塾の説明会と体験授業に参加しました。他塾とはちがう特徴的な講座が刺激的で、自分が成長できそうなものばかり。ぜひチャレンジしてみたいと思いました。

第一志望校は、横浜市立大学国際教養学部と決めていました。国際系を目指そうと思ったのは、単純に英語が好きだったから。中学で英語をしっかり学びはじめると、普段は使わない言語で意思表示できるのがすごくおもしろい。それを何に活かせるかはわからなかったけれど、続けていれば自分が進みたい方向も見える気がしました。

――[タメになった〈授業・カリキュラム〉] 英語力を伸ばせた道場とTOEFL講座

英語力を伸ばすために「英語特訓道場」は欠かせないと思います。決められた時間の中で単語を覚えていくので集中力がつくし、次のテストに向けてさらに覚えていくと記憶力も高まります。それを繰り返すことで英語の読解力が身につき、自然に学校のテストの点もあがりました。

途中から「TOEFL対策講座」に切り替え、資格取得に向けてスパート。記述問題を中心に演習をおこない、パラグラフ構成をすばやく把握して正確に解答するテクニックなどを教えていただきました。結果的にIELTS6.0が取れたので、受講して大正解でした。

――[大学・学部を選んだ〈理由〉]地域密着で多文化共生をしっかり学びたい

高校ではボランティア部に所属していました。校内での活動が主でしたが、気になった校外のボランティアにも積極的に参加。新型コロナウイルスの影響で留学を断念した分、身近なところで国際経験を積みたいと考え、外国人の子ども向けに学習支援ボランティアにも参加しました。具体的には、小学生に対して学校の宿題を手伝ったり、日本語を学べるカードゲームで一緒に遊んだり。外国人児童は、言葉の壁から疎外感を感じ、授業についていけない子も少なくないといいます。そこから“地域内における多文化共生”という研究テーマにたどり着きました。

もともと志望校にしていた横浜市立大学は、周辺地域の企業・自治体との連携が強く、様々な活動を行っています。外国人との共生は国際都市・横浜ならではの課題。地方自治の役割やコミュニティ形成の仕組みなど、しっかり学べることも大きな魅力でした。この大学で、多様な文化を持つ人たちが、お互いに暮らしやすい環境づくりについて深く学びたいと考えました。

――[私を支えてくれた〈スタッフ〉]メンタリングを繰り返し、書類をブラッシュアップ

横浜市立大学の総合型選抜では、自分の評価できる活動を書類にまとめて提出、その後に書類内容についての10分間のプレゼンテーションがあります。書類作成は多文化共生をテーマに進めていましたが、軸は労働者にするのか地域住民にするのか、また、これまで自分が携わってきたボランティア活動を絡めたほうが良いなど、具体的なアプローチ方法を講師や担任助手からたくさんアドバイスをいただきました。

一番悩ましかったのは、書類の体裁です。A4サイズと文字数が決まっているだけで、あとは自由に作成できるものでした。文書作成ソフトウェアの選択や写真配置などによって大きく見ばえが変わるため、できるだけ活動書類をインパクトのあるものに仕上げたい。スタッフや塾生に何度も見てもらい、指摘を反映しながら少しずつブラッシュアップ。最終的には納得のいく書類を完成させることができ、関わっていただいた皆に感謝しています。

――[将来の〈夢〉] 地域日本語教育コーディネーターを目指して

高1から通い出した早稲田塾。総合型選抜にチャレンジするなら、早めに動いたほうが良いと今は実感しています。たとえば、入学時から続けてきた「総合型・学校推薦型選抜特別指導」では、限られた時間内で正解のない問題に取り組みます。これでかなり瞬発力や発想の転換が身につき、結果的に横浜市立大学の10分間プレゼンテーションで役立ちました。早稲田塾で鍛えておいて大正解です。

将来は、地域日本語教育コーディネーターを目指したい。これは、行政機関や自治体と連携し、各地域の学習者のニーズをもとに日本語教育プログラムを作成していくような職業です。コーディネートするだけでなく、幅広い取り組みができると思うので、自分がどう社会貢献していきたいのか大学4年間で考えていきます。

私の「神奈川県立横浜国際高校 自慢」

多様性を受け入れる風土が根付いている高校です。地域における多文化共生に興味関心を持つようになったのは、学校のおかげかもしれません。

私の「横浜市立大学 国際教養学部 現役合格アイテム」

資料ファイル、突破短冊

受講した講座の要点は、すべて1冊のファイルにまとめていました。特に提出書類を何度も書き直していたので、その軌跡もひと目でわかるように。すべて1冊でわかるので見返すときに便利です。突破短冊は2次試験の前にいただきました。ずっと見えるところに置いておき、元気づけられました。

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